関東地方の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Kanto ~関東7都県の名城と江戸城・小田原城・後北条氏ゆかりの城郭ガイド~

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親記事:日本全国・都道府県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Japan ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

関東地方の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Kanto

関東地方の城郭の特徴と歴史的背景

関東地方は、後北条氏による関東支配から徳川家康の江戸幕府開府まで、日本の政治・文化の中心として機能してきた地域です。15世紀から16世紀にかけて、後北条氏(小田原北条氏)は小田原城を本拠地として関東一円を統治し、江戸・岩槻・松山・玉縄など多数の支城を整備しました。この北条氏の城郭ネットワークが、現在の関東の城跡分布の基盤となっています。特筆すべきは江戸城です。1457年に太田道灌が築城し、徳川家康・秀忠・家光の三代により日本最大の城郭として整備された江戸城は、現在の皇居東御苑として公開されており、広大な石垣・堀・門が当時の規模を物語っています。また、小田原城は後北条氏100年の本拠地として、豊臣秀吉による小田原攻めの舞台ともなった名城で、復興天守と城址公園が観光客を迎えています。関東の城郭は首都圏という立地から年間を通じて訪問しやすく、歴史教育の場としても人気が高いエリアです。

茨城県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Ibaraki

茨城県には、水戸徳川家ゆかりの水戸城をはじめ、戦国時代の歴史を今に伝える貴重な城跡が数多く残されています。日本100名城に選定された水戸城は、徳川御三家の一つである水戸藩の政治・文化の中心地として栄え、現在も弘道館や大手門などの歴史的建造物を通じて、その威容を感じることができます。

茨城県の城郭は、関東地方における戦国時代の攻防の舞台となった場所も多く、土塁や空堀などの遺構から当時の築城技術や防御システムを学ぶことができます。また、模擬天守が建てられた城跡では、城郭建築の魅力を視覚的に体感できるとともに、周辺地域の歴史文化を学ぶ拠点としても活用されています。

水戸城 / Mito Jou[Mito Castle]

水戸城の歴史と特徴

水戸城は、平安時代末期の1190年〜1198年頃に馬場資幹によって築かれたとされる平山城です。江戸時代には徳川御三家の一つである水戸徳川家の居城として、水戸藩25万石の政治・文化の中心地となりました。徳川光圀(水戸黄門)や徳川斉昭など、歴史に名を残す名君を輩出した城として知られています。

見どころと現存する遺構

水戸城は天守閣を持たない珍しい城でしたが、2020年に大手門と二の丸角櫓が約140年ぶりに復元され、往時の威容が蘇りました。国の特別史跡に指定されている弘道館は、藩校として全国最大規模を誇り、当時の教育制度や建築様式を今に伝える貴重な文化財です。城跡には土塁や空堀などの遺構が良好に残されており、中世から近世にかけての城郭の変遷を辿ることができます。

四季の楽しみ方

水戸城周辺は、隣接する偕楽園とともに、春には約100品種3,000本の梅が咲き誇る梅の名所として知られています。また、桜の季節には城跡一帯が桜色に染まり、歴史散策と花見を同時に楽しむことができます。

アクセスと観光情報

JR水戸駅から徒歩約10分という好立地で、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。城跡は24時間開放されており、無料で散策できるため、気軽に歴史探訪を楽しめます。

築城年
Year of Built
1190年〜1198年頃
築城主
Founder
馬場資幹
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles)、国の特別史跡(National Special Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(No castle tower)
住所
Address
茨城県水戸市三の丸
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR水戸駅(徒歩約10分)
駐車場
Parking Lot
周辺に有り

山方城 / Yamagata Jou[Yamagata Castle]

山方城の歴史と特徴

山方城は、常陸大宮市山方地区にある中世の山城跡です。築城年代は不明ですが、中世にこの地を支配した山方氏によって築かれたと伝えられています。久慈川と支流の合流点を見下ろす要衝の地に位置し、交通の要所を監視する役割を果たしていました。

見どころと現存する遺構

現在、城跡には模擬天守が建てられており、遠くからでもその姿を確認することができます。この模擬天守は地域のシンボルとして親しまれ、内部では山方地区の歴史や文化に関する展示が行われています。城跡からは周辺の山々や久慈川の流れを一望でき、往時の城主たちが見た景色を想像することができます。

地域の歴史学習拠点として

山方城跡は、地域の歴史を学ぶ教育の場としても活用されており、地元の小中学生による郷土学習の場となっています。模擬天守周辺は整備されており、散策しやすい環境が整っています。

アクセスと観光情報

JR水郡線山方宿駅から車で約5分の距離にあり、駐車場も完備されているため、車でのアクセスが便利です。城跡は24時間開放されており、無料で見学することができます。

築城年
Year of Built
不明(Unknown)
築城主
Founder
山方氏
指定
Designation
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(Imitation castle tower)
住所
Address
茨城県常陸大宮市山方313
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR水郡線山方宿駅より自動車(約5分)
駐車場
Parking Lot
有り 無料(Free)

逆井城 / Sakasai Jou[Sakasai Castle]

逆井城の歴史と特徴

逆井城は、室町時代の1452年〜1454年頃に逆井常宗によって築かれた平城です。戦国時代には関東地方における重要な戦略拠点として、小田原北条氏と常陸の佐竹氏との抗争の舞台となりました。特に、北条氏が関東支配を強化する過程で、この城は重要な役割を果たしたとされています。

見どころと現存する遺構

逆井城跡は茨城県指定史跡として保護されており、土塁、空堀、井楼櫓などが復元整備されています。特に注目すべきは、戦国時代の城郭構造を忠実に再現した復元建造物群で、主殿、二層櫓、物見櫓、井楼櫓などが往時の姿を蘇らせています。また、模擬天守も建てられており、城郭全体の姿を理解しやすくなっています。

体験型の歴史学習施設として

逆井城跡公園として整備されており、城跡散策だけでなく、甲冑の試着体験や火縄銃の実演など、戦国時代を体感できるイベントも定期的に開催されています。子どもから大人まで楽しみながら歴史を学べる施設として人気を集めています。

四季の楽しみ方

春には桜、初夏には新緑、秋には紅葉と、四季折々の自然の変化を楽しむことができます。特に桜の季節には、復元された城郭建築と桜のコントラストが美しく、多くの観光客が訪れます。

アクセスと観光情報

JR古河駅から車で約40分の距離にあり、約40台収容可能な無料駐車場が完備されています。開園時間は9:00〜16:00で、月曜日(祝日の場合は翌日)が休園日となっていますので、訪問の際はご注意ください。入園は無料です。

築城年
Year of Built
1452年〜1454年頃
築城主
Founder
逆井常宗
指定
Designation
茨城県指定史跡(Ibaraki Prefecture Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(Imitation castle tower)
住所
Address
茨城県坂東市逆井1262番地
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00〜16:00
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
月曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR古河駅より自動車(約40分)
駐車場
Parking Lot
約40台 無料(Free)

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栃木県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Tochigi

足利氏館(鑁阿寺) / Ashikaga Shi Yakata(Banna Ji)[Ashikaga Family Mansion(Banna Temple)]

歴史と文化的価値

足利氏館は、鎌倉時代初期の1196年(建久7年)に足利義兼(あしかが よしかね)によって築かれた居館跡です。現在は鑁阿寺(ばんなじ)として知られ、足利氏発祥の地として重要な歴史的意義を持っています。日本100名城(第19番)に選定されており、国の史跡および国宝に指定されるなど、極めて高い文化財としての価値が認められています。足利義兼は源頼朝の義弟にあたり、後に室町幕府を開いた足利尊氏を輩出した足利氏の礎を築いた人物です。

約40,000平方メートルの境内を四方の土塁と堀が囲む方形の館跡は、中世武家屋敷の面影を色濃く残しており、鎌倉時代の武家建築を理解する上で貴重な遺構です。現在も残る堀には鯉が泳ぎ、四季を通じて静かな風情を醸し出しています。境内に建つ本堂(大御堂・1299年建立と伝わる)は国宝に指定され、多宝塔・鐘楼・経堂(輪蔵)なども重要文化財として保護されています。

境内には桜の木々が植えられており、春には美しい花景色を楽しむことができます。歴史探訪と季節の風情を同時に味わえる、足利市を代表する観光スポットです。また、境内から徒歩圏内には日本最古の学校跡として知られる足利学校(国の史跡・史跡足利学校)があり、合わせて訪れることで足利氏が育んだ武家文化と学問文化の両面を体感できます。

築城年
Year of Built
1196年(鎌倉時代初期)
築城主
Founder
足利義兼(あしかが よしかね)
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)、国宝(National Treasure)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(居館跡)
住所
Address
栃木県足利市家富町2220
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00~16:00(本堂拝観時間)
入城料
Admission fee
本堂拝観料:400円(境内は無料)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR両毛線足利駅より徒歩約10分、東武鉄道伊勢崎線足利市駅より徒歩約10分
駐車場
Parking Lot
太平記館観光駐車場:有り 無料(Free)、その他周辺に有料駐車場あり

唐沢山城 / Karasawayama Castle

歴史と文化的価値

唐沢山城は、栃木県佐野市の唐沢山(標高242メートル)に築かれた山城です。平安時代中期の武将・藤原秀郷(俵藤太)が築城したと伝わり、後に佐野氏が約300年にわたって居城として使い続けました。堀切・石垣・土塁など戦国時代の遺構が現在も良好に残っており、城郭研究の上でも高い価値を持つ遺跡です。続日本100名城(第117番)および国の史跡に選定されています。

城跡は唐沢山神社の境内に位置し、社殿と城跡が一体となった独特の雰囲気を醸し出しています。また、境内には多くの野良猫が住み着いており「猫の城」とも呼ばれ、城好き・猫好きを問わず幅広い観光客に人気があります。山頂からは関東平野を見渡す雄大な眺望が広がり、晴れた日には遠く富士山を望めることもあります。春は桜、秋は紅葉と、四季を通じて美しい風景が楽しめる自然豊かな城址です。

築城年
Year of Built
平安時代中期(伝・藤原秀郷の時代)、戦国時代に佐野氏が整備
築城主
Founder
伝・藤原秀郷(俵藤太)、後に佐野氏
指定
Designation
続日本100名城 第117番(Japan’s Top 100 Castles Second Edition No.117)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(山城・城址)
住所
Address
栃木県佐野市富士町(唐沢山神社)
開城時間
Opening hours
自由(唐沢山神社は通年参拝可)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR両毛線佐野駅または東武佐野線佐野市駅より車・タクシーで約20分
駐車場
Parking Lot
唐沢山公園駐車場:有り 無料(Free)

烏山城 / Karasuyama Castle

歴史と文化的価値

烏山城は、栃木県那須烏山市に位置する山城です。室町時代中期に那須氏によって築かれたとされ、那珂川支流の烏山川を天然の堀として活用した堅固な城郭として知られています。那須氏は源平合戦で活躍した那須与一の子孫として知られる名門武家で、烏山城はその本拠地として重要な役割を果たしました。続日本100名城(第118番)および国の史跡に選定されています。

城址公園として整備された現在も、石垣・堀切・曲輪など戦国期の遺構が数多く残っています。春には桜の名所として多くの花見客が訪れ、歴史探訪と季節の自然鑑賞を同時に楽しめる観光スポットとなっています。JR烏山線の終着駅・烏山駅からほど近く、蓄電池電車を使ったローカル線の旅と組み合わせた城址巡りが楽しめます。

築城年
Year of Built
室町時代中期(15世紀頃)
築城主
Founder
那須氏(諸説あり)
指定
Designation
続日本100名城 第118番(Japan’s Top 100 Castles Second Edition No.118)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(山城・城址)
住所
Address
栃木県那須烏山市城山
開城時間
Opening hours
自由(城址公園は通年開放)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR烏山線烏山駅より徒歩約15分
駐車場
Parking Lot
城山公園駐車場:有り 無料(Free)

宇都宮城址(宇都宮城址公園) / Utsunomiya Castle Ruins

歴史と文化的価値

宇都宮城は、栃木県の県庁所在地・宇都宮市の中心部に位置した平城です。平安時代末期に宇都宮氏がこの地に居館を構えたのが起源と伝わり、中世を通じて宇都宮氏の本拠として栄えました。宇都宮氏は鎌倉・室町両幕府に仕えた名門武家であり、歌道にも優れた文化人としても知られています。江戸時代には日光街道の要衝として、徳川将軍家の日光社参における宿泊地としても機能した重要な城でした。

幕末の戊辰戦争(1868年)では旧幕府軍・新政府軍の激戦地となり、城は大きな損害を受けました。明治維新後に廃城・取り壊しとなりましたが、現在は本丸土塁と復元された清明台・富士見櫓が「宇都宮城址公園」として整備され、市民の憩いの場となっています。復元された清明台の内部では、宇都宮城の歴史を模型やパネルで学ぶことができます。

築城年
Year of Built
平安時代末期(起源)、江戸時代に近世城郭として整備
築城主
Founder
宇都宮氏(起源)
指定
Designation
栃木県指定史跡(Tochigi Prefectural Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(復元櫓・土塁が現存)
住所
Address
栃木県宇都宮市本丸町1-15(宇都宮城址公園)
開城時間
Opening hours
公園:常時開放、清明台内部:9:00〜19:00(季節により変動あり、月曜休み)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
公園は無休、清明台内部は月曜日休み
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR宇都宮駅より徒歩約15分、東武宇都宮駅より徒歩約5分
駐車場
Parking Lot
宇都宮城址公園周辺の有料駐車場を利用

詳細記事:栃木県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Tochigi ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

群馬県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Gunma

箕輪城 / Minowa Jou[Minowa Castle]

築城年
Year of Built
1512年
築城主
Founder
長野業尚
指定
Designation
日本100名城(Japan's Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(山城)
住所
Address
群馬県高崎市箕郷町東明屋
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(ガイダンス施設は9:00~16:00)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)(ガイダンス施設は月曜休館)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR高崎駅より群馬バス箕郷行き(約30分)「箕郷本町」下車(徒歩約20分)、または群馬バス伊香保温泉行き(約30分)「城山入口」下車(徒歩約5分)
駐車場
Parking Lot
史跡箕輪城跡駐車場:78台 無料(Free)

新田金山城 / Nitta Kanayama Jou[Nitta Kanayama Castle]

築城年
Year of Built
1469年
築城主
Founder
岩松家純
指定
Designation
日本100名城(Japan's Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(山城)
住所
Address
群馬県太田市金山町
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(金山城跡ガイダンス施設は9:00~17:00)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)(ガイダンス施設は月曜・年末年始休館)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
東武伊勢崎線太田駅より自動車(約15分)、または太田駅南口より徒歩約40分(ハイキングコース)
駐車場
Parking Lot
金山城跡駐車場(無料)、西城駐車場(無料)など複数あり

一郷山城 / Ichigouyama Jou[Ichigouyama Castle]

築城年
Year of Built
1438年頃
築城主
Founder
上杉憲実
指定
Designation
市指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(展望台として機能)
住所
Address
群馬県高崎市吉井町多比良
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(模擬天守は9:00~17:00)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)(模擬天守は月曜休館、祝日の場合は翌日)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
上信電鉄上信線吉井駅より自動車(約10分)、または徒歩約50分
駐車場
Parking Lot
一郷山城址公園駐車場:約20台 無料(Free)

詳細記事:群馬県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Gunma ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

埼玉県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Saitama

埼玉県には、戦国時代から江戸時代にかけて築かれた歴史的価値の高い城・城跡が数多く残されています。特に荒川水系と利根川水系の要衝に位置する埼玉の城郭は、関東地方の軍事・政治的要地として重要な役割を果たしてきました。

現在、埼玉県には日本100名城に選定された鉢形城と川越城をはじめ、復興天守を持つ忍城、模擬天守を持つ騎西城など、様々な形態の城郭遺構が保存されています。これらの城址は、中世から近世にかけての城郭建築の変遷を学べる貴重な歴史遺産となっています。

鉢形城 / Hachigata Jou[Hachigata Castle]

鉢形城の歴史と特徴

鉢形城は、文明8年(1476年)に長尾景春によって築城された、埼玉県を代表する中世城郭です。荒川と深沢川が合流する断崖上の要害に築かれ、天然の堀として河川を利用した難攻不落の要塞として知られています。

戦国時代には後北条氏の重要な支城として、北関東支配の拠点となりました。天正18年(1590年)の豊臣秀吉による小田原征伐の際には、前田利家・上杉景勝らの大軍による包囲戦が行われ、約1ヶ月にわたる籠城戦の末に開城しました。この戦いは関東における戦国時代終焉の象徴的な出来事として歴史に刻まれています。

現在は国の史跡に指定され、日本100名城にも選定されています。復元された門や土塁、空堀などが往時の姿を今に伝えており、広大な城域を散策しながら戦国時代の城郭構造を学ぶことができます。隣接する鉢形城歴史館では、城の歴史や出土品などが展示され、より深く城の歴史を理解することができます。

見どころとアクセス情報

春には桜、秋には紅葉の名所としても知られ、歴史散策と自然鑑賞を同時に楽しめるスポットです。JR寄居駅から徒歩約25分、または駅からレンタサイクルを利用すると便利です。約180台収容可能な無料駐車場も完備されており、車でのアクセスも良好です。

築城年
Year of Built
1476年(文明8年)
築城主
Founder
長尾景春
主な城主
Notable Lords
長尾氏、北条氏邦
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(中世城郭)
住所
Address
埼玉県大里郡寄居町鉢形2496-2
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(鉢形城歴史館は9:30〜16:30)
入城料
Admission fee
無料(Free)(鉢形城歴史館は一般200円、高校生・大学生100円)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)(鉢形城歴史館は月曜日、祝日の翌日、年末年始)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR八高線・東武東上線・秩父鉄道 寄居駅より徒歩約25分
駐車場
Parking Lot
約180台 無料(Free)

川越城 / Kawagoe Jou[Kawagoe Castle]

川越城の歴史と特徴

川越城は、長禄元年(1457年)に太田道真・道灌父子によって築城された平山城です。江戸の北方防衛の要として、また川越街道の要衝として極めて重要な役割を果たしてきました。

江戸時代には川越藩の藩庁が置かれ、徳川譜代の重臣が歴代藩主を務めました。特に松平信綱が藩主だった時代には「知恵伊豆」として知られる名君のもと、城と城下町が大いに発展しました。川越は「小江戸」と呼ばれ、江戸文化が色濃く残る城下町として現在も多くの観光客を魅惑しています。

現在、川越城本丸御殿が現存しており、これは全国でも数少ない江戸時代の御殿建築として貴重な文化財です。嘉永元年(1848年)に再建されたもので、玄関部分と大広間が残されています。広間の襖絵や欄間彫刻など、江戸時代後期の建築技術と美意識を今に伝えています。

日本100名城に選定されており、埼玉県の史跡にも指定されています。御殿内部では、藩政の様子を再現した展示や、江戸時代の武家生活を垣間見ることができます。

見どころとアクセス情報

川越城周辺には、蔵造りの町並みや時の鐘など、小江戸川越の観光スポットが点在しています。城見学と合わせて川越の歴史的町並み散策を楽しむことができます。バスでのアクセスが便利で、最寄りのバス停から徒歩約10分です。周辺には有料駐車場も複数あります。

築城年
Year of Built
1457年(長禄元年)
築城主
Founder
太田道真、太田道灌父子
主な城主
Notable Lords
太田氏、北条氏、酒井氏、松平氏
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles)、埼玉県史跡(Saitama Prefecture Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(本丸御殿現存)
住所
Address
埼玉県川越市郭町2丁目13番地1
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00〜17:00(入館は16:30まで)
入城料
Admission fee
一般100円、大学生・高校生50円、中学生以下無料
定休日
Holiday
月曜日(休日の場合は翌日)、12月29日~1月3日、休日を除く毎月第4金曜日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR川越線・東武東上線 川越駅より東武バス蔵の町経由「札の辻」下車徒歩約10分、西武新宿線 本川越駅より徒歩約20分
駐車場
Parking Lot
周辺に有料駐車場あり

忍城 / Oshi Jou[Oshi Castle]

忍城の歴史と特徴

忍城は、15世紀後半に成田氏によって築城された平城です。周囲を沼地に囲まれた要害の地に築かれたため、「浮き城」「亀城」の異名を持ちます。この地形的特徴が、後の歴史的な戦いで重要な役割を果たすことになります。

忍城が最も歴史に名を刻んだのは、天正18年(1590年)の豊臣秀吉による小田原征伐の際です。石田三成率いる2万の大軍による水攻めを受けましたが、成田長親を中心とする僅か3千の守備兵がこれを退け、関東で唯一落城しなかった城として知られています。この籠城戦は後に小説『のぼうの城』として描かれ、映画化もされて大きな話題となりました。

明治維新後、城郭は取り壊されましたが、昭和63年(1988年)に御三階櫓が復興天守として再建されました。現在の天守は歴史的な考証に基づいたものではなく、観光用に建てられた復興天守ですが、内部は行田市郷土博物館となっており、忍城の歴史や行田の文化について学ぶことができます。

見どころとアクセス情報

城址公園として整備されており、春には桜の名所として賑わいます。周辺には古代蓮の里や埼玉古墳群など、他の観光スポットも点在しています。複数の駅からバスでアクセス可能で、無料駐車場も完備されています。

築城年
Year of Built
15世紀後半(文明年間)
築城主
Founder
成田氏
主な城主
Notable Lords
成田氏、松平氏、阿部氏
指定
Designation
行田市指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
復興天守(御三階櫓を1988年に再建)
住所
Address
埼玉県行田市本丸17−23
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
城址公園は24時間、郷土博物館は9:00〜16:30(入館は16:00まで)
入城料
Admission fee
城址公園は無料(Free)、郷土博物館は一般200円、高校生・大学生100円、小中学生50円
定休日
Holiday
城址公園は無休(Open all year round)、郷土博物館は月曜日(祝日は開館)、祝日の翌日、年末年始
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
秩父鉄道 行田市駅より徒歩約15分、JR高崎線 吹上駅よりあさひバス行田折り返し場行き(約20分)「忍城」下車徒歩約1分、JR高崎線 行田駅より市内循環バス西循環コース右回り(約20分)「忍城址郷土博物館前」下車徒歩約1分
駐車場
Parking Lot
行田市郷土博物館駐車場:約56台 無料(Free)

天神山城 / Tenjinyama Jou[Tenjinyama Castle]

天神山城の歴史と特徴

天神山城は、天文年間(1540年頃)に藤田氏によって築かれた山城です。長瀞の白鳥神社がある天神山に築かれたこの城は、秩父地方における藤田氏の拠点として機能していました。戦国時代には後北条氏の勢力下に入り、北関東における軍事的要衝の一つとなりました。

昭和に入り、観光開発の一環として模擬天守が建設されましたが、現在は廃墟となっています。この模擬天守は歴史的考証に基づかない観光用の建造物でしたが、その独特の佇まいから「廃墟マニア」や「城郭ファン」の間で知られる存在となっています。

城跡周辺は白鳥神社の境内地となっており、神社参拝と合わせて城跡散策を楽しむことができます。模擬天守の廃墟は立入禁止となっているため、遠景から眺めることになりますが、その姿は戦後の観光開発の歴史を物語る遺構として興味深いものがあります。

見どころとアクセス情報

天神山からは長瀞の町並みや荒川の流れを一望でき、眺望の良いスポットとしても知られています。長瀞は岩畳やライン下りで有名な観光地であり、城跡見学と合わせて長瀞観光を楽しむことができます。白鳥神社の無料駐車場が利用できます。

築城年
Year of Built
1540年頃(天文年間)
築城主
Founder
藤田氏
主な城主
Notable Lords
藤田氏
指定
Designation
特になし
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(現在は廃墟、立入禁止)
住所
Address
埼玉県秩父郡長瀞町岩田175-6
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(模擬天守は立入禁止)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
秩父鉄道 野上駅より徒歩約15分
駐車場
Parking Lot
白鳥神社駐車場:あり 無料(Free)

騎西城 / Kisai Jou[Kisai Castle]

騎西城の歴史と特徴

騎西城は、康正元年(1455年)に小田助三郎によって築城されたと伝えられる平城です。利根川の支流に囲まれた低湿地帯に築かれ、水堀を巧みに利用した防御施設を持つ城でした。

戦国時代には北関東の要衝として重要視され、上杉氏、北条氏、徳川氏などの間で争奪戦が繰り広げられました。江戸時代に入ると騎西藩が立藩され、松平康重が初代藩主となりました。以後、大久保氏、松平氏などが藩主を務め、明治維新まで続きました。

明治時代に城郭は取り壊されましたが、昭和50年(1975年)に模擬天守が建設され、現在は騎西城址公園として整備されています。模擬天守内部は「騎西町(現加須市)郷土資料展示室」となっており、地域の歴史や文化を紹介しています。

城址公園は桜の名所として知られ、春には多くの花見客で賑わいます。また、毎年5月には騎西城まつりが開催され、武者行列などのイベントが行われています。

見どころとアクセス情報

騎西地域の歴史・文化資料が展示されている模擬天守は無料で見学できます。城址公園周辺は遊具や芝生広場も整備されており、家族連れでのピクニックにも最適です。約50台収容可能な無料駐車場が完備されています。

築城年
Year of Built
1455年(康正元年)
築城主
Founder
小田助三郎
主な城主
Notable Lords
小田氏、上杉氏、北条氏、松平氏、大久保氏
指定
Designation
加須市指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(1975年建設)
住所
Address
埼玉県加須市根古屋633−2
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
城址公園は24時間、郷土資料展示室は9:00〜16:30
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
城址公園は無休、郷土資料展示室は月曜日(祝日・振替休日は開室)、展示替期間、12月28日〜1月4日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
東武伊勢崎線 加須駅より朝日バス鴻巣免許センター行き(約10分)「福祉センター」下車徒歩約1分、JR高崎線 鴻巣駅より朝日バス加須駅行き(約30分)「福祉センター」下車徒歩約1分
駐車場
Parking Lot
約50台 無料(Free)

詳細記事:埼玉県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Saitama ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

千葉県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Chiba

日本全国には約25,000もの城・城跡・城址が残されており、それぞれが日本の歴史や文化、当時の生活様式を現代に伝える貴重な遺産となっています。これらの史跡は単なる観光地としてだけでなく、戦国時代から江戸時代にかけての政治・軍事・文化の中心地として、地域の発展に大きな役割を果たしてきました。

千葉県は関東地方の東部に位置し、江戸(現在の東京)への重要な交通路として、また房総半島という地理的特性から、多くの戦国大名が覇権を争った歴史的に重要な地域です。県内には里見氏、千葉氏、土岐氏などの有力大名が築いた城郭が数多く残されており、それぞれが独自の築城技術と歴史的背景を持っています。

佐倉城 / Sakura Jou[Sakura Castle]

佐倉城は、千葉県佐倉市にある平山城で、「日本100名城」(第19番)に選定されている千葉県を代表する名城です。戦国時代に鹿島親幹によって築城が開始され、江戸時代には佐倉藩の藩庁として、江戸の東方を守る重要な拠点となりました。

本佐倉城から移転する形で築かれたこの城は、土井利勝による大規模な拡張工事を経て、総石高11万石の大藩の居城として整備されました。歴代城主には堀田氏、松平氏など徳川家に近い譜代大名が配置され、老中を多く輩出した名門の城として知られています。

現在は佐倉城址公園として整備され、空堀や土塁などの遺構が良好な状態で保存されています。園内には国立歴史民俗博物館が併設されており、日本の歴史と文化を学ぶことができます。また、春には約50品種1,100本の桜が咲き誇る桜の名所としても有名で、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。

見どころポイント

  • 広大な城郭遺構:本丸、二の丸、三の丸の縄張りが明確に残されており、江戸時代の城郭構造を体感できます
  • 国立歴史民俗博物館:日本の歴史と文化を総合的に展示する国内最大級の博物館
  • 四季の自然:春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉と、年間を通じて美しい景観が楽しめます
  • 天守台跡:天守は建設されませんでしたが、天守台から城下を見渡す眺望は必見です
築城年
Year of Built
1532年〜1555年頃(本格的な築城は1610年〜1611年)
築城主
Founder
鹿島親幹(初期)、土井利勝(江戸期の拡張整備)
指定
Designation
日本100名城(Japan's Top 100 Castles・第19番)、佐倉市史跡(Sakura City Historic Site)、日本さくら名所100選
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(天守台のみ現存)
城郭構造
Castle Structure
連郭式平山城
住所
Address
千葉県佐倉市城内町官有無番地
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(公園は常時開放、国立歴史民俗博物館は9:30〜17:00)
入城料
Admission fee
無料(Free) ※国立歴史民俗博物館は別途入館料が必要
定休日
Holiday
無休(Open all year round) ※国立歴史民俗博物館は月曜休館
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
京成佐倉駅(徒歩約20分)、京成佐倉駅よりちばグリーンバス田町車庫行き(約5分)「国立博物館入口」・「国立歴史民俗博物館前」下車(徒歩約5分)、
JR佐倉駅(徒歩約25分)、JR佐倉駅よりちばグリーンバス田町車庫行き(約5分)「国立博物館入口」・「国立歴史民俗博物館前」下車(徒歩約5分)
駐車場
Parking Lot
約200台 無料(Free)
見学所要時間
Tour Duration
約1〜2時間(博物館見学を含む場合は3〜4時間)

大多喜城 / Otaki Jou[Otaki Castle]

大多喜城は、千葉県夷隅郡大多喜町に位置する平山城で、房総半島の中央部に築かれた戦略的要衝の城郭です。真里谷信清によって1521年に築城され、後に「槍の半蔵」として知られる徳川四天王の一人・本多忠勝が城主となり、大規模な改修を行いました。

本多忠勝は関ヶ原の戦いでの功績により、徳川家康から大多喜5万石を与えられ、この地を拠点として房総の統治にあたりました。忠勝は城下町の整備にも力を入れ、現在の大多喜町の基礎を築きました。城下には武家屋敷や商家が建ち並び、房総の小江戸として繁栄しました。

明治時代の廃城後、建物は失われましたが、昭和50年(1975年)に天守が再建されました。現在の天守は模擬天守で、内部は千葉県立総南博物館大多喜城分館として、房総の城郭や武具、本多忠勝に関する資料などが展示されています。また、城下町には江戸時代の面影を残す町並みが保存されており、散策も楽しめます。

見どころポイント

  • 模擬天守:昭和に再建された4層5階の天守で、内部は博物館として公開
  • 本多忠勝の歴史:徳川四天王の一人として名高い武将の業績を学べます
  • 城下町散策:大手門跡、薬医門、武家屋敷など、江戸時代の遺構が点在
  • いすみ鉄道:のどかな田園風景の中を走るローカル線の旅も魅力
築城年
Year of Built
1521年(本格的な改修は1590年代・本多忠勝による)
築城主
Founder
真里谷信清(初期)、本多忠勝(改修整備)
指定
Designation
千葉県史跡(Chiba Prefecture Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(1975年再建)
城郭構造
Castle Structure
連郭式平山城
住所
Address
千葉県夷隅郡大多喜町大多喜481
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00〜16:30(最終入館16:00)
入城料
Admission fee
一般200円、高・大学生100円、小・中学生、65歳以上・障害者手帳保持者無料(Free)
定休日
Holiday
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、12月26日〜1月4日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
いすみ鉄道大多喜駅(徒歩約20分)、タクシー利用で約5分
駐車場
Parking Lot
約50台 無料(Free)
見学所要時間
Tour Duration
約1時間(城下町散策を含む場合は2〜3時間)

久留里城 / Kururi Jou[Kururi Castle]

久留里城は、千葉県君津市久留里に位置する山城で、上総国の中心的な城郭として重要な役割を果たしました。1456年に武田信長(甲斐武田氏の一族で上総武田氏の祖)によって築城されたと伝えられ、「雨城(あまじろ)」の別名を持ちます。この名は、城に霧や雨が多いことに由来しています。

戦国時代には里見氏の支配下にあり、北条氏との激しい攻防戦が繰り広げられました。江戸時代に入ると、徳川家康の家臣・土屋忠直が城主となり、上総国の要として整備されました。城下には湧水が豊富で、「久留里の名水」として現在も親しまれています。

明治時代の廃城後、建造物は失われましたが、昭和54年(1979年)に二層二階の模擬天守が再建されました。標高145メートルの山頂にあり、天守からは君津市街や周辺の山々を一望できます。また、登城路には石垣や井戸跡などの遺構が残されており、往時の面影を偲ぶことができます。

見どころポイント

  • 山城の風情:標高145mの山頂に建つ天守からの眺望が素晴らしい
  • 久留里城址資料館:城の歴史や地域の文化財を展示
  • 名水百選:城下に湧く「久留里の名水」は平成の名水百選に選定
  • 登城路:石垣や曲輪などの遺構が残り、山城ならではの雰囲気を味わえます
築城年
Year of Built
1456年(享徳5年)
築城主
Founder
武田信長(上総武田氏)
指定
Designation
君津市史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(1979年再建)
城郭構造
Castle Structure
連郭式山城
別名
Other Names
雨城(あまじろ)
住所
Address
千葉県君津市久留里448
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00〜16:30(天守内部)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、12月28日~1月4日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR久留里線久留里駅より自動車(約5分)、JR久留里線久留里駅(徒歩約40分)※登城は徒歩のみ
駐車場
Parking Lot
約130台 無料(Free)※山麓の資料館駐車場から徒歩約15分で天守
見学所要時間
Tour Duration
約1時間30分(登城・下城含む)

館山城 / Tateyama Jou[Tateyama Castle]

館山城は、千葉県館山市の城山(標高約70m)に築かれた山城で、戦国時代に房総を支配した里見氏の居城として知られています。1580年(天正8年)に里見義康によって築城され、「南総里見八犬伝」で有名な里見氏の本拠地として、房総支配の中心となりました。

里見氏は鎌倉時代から続く名門で、戦国時代には房総半島の大部分を支配する有力大名でした。館山城は房総半島南端の要衝に位置し、海上交通の要所として重要な役割を果たしました。しかし、関ヶ原の戦い後、里見氏は改易となり、城は廃城となりました。

昭和57年(1982年)に、犬山城の天守を模した模擬天守が再建され、内部は「館山市立博物館本館」として里見氏の歴史や房総の文化を紹介しています。城山公園として整備された周辺は、椿や梅、桜、つつじなど四季折々の花が楽しめる名所となっており、特に春の桜シーズンには多くの観光客で賑わいます。

見どころポイント

  • 館山市立博物館:里見氏の歴史や「南総里見八犬伝」に関する展示が充実
  • 四季の花々:椿(1〜3月)、梅(2〜3月)、桜(3〜4月)、つつじ(4〜5月)が楽しめます
  • 天守からの眺望:館山湾や太平洋を一望できる絶景スポット
  • 城山公園:孔雀園や万葉植物園など、見どころが豊富
築城年
Year of Built
1580年(天正8年)
築城主
Founder
里見義康
指定
Designation
館山市史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(1982年再建・犬山城天守を模した外観)
城郭構造
Castle Structure
山城
歴代城主
Historical Lords
里見氏(義康、義頼、忠義)
住所
Address
千葉県館山市館山351-2(城山公園内)
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00〜16:45(最終入館16:30)
入城料
Admission fee
一般300円、小中学生・高校生150円
定休日
Holiday
月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)、火曜日が祝日の場合は月曜営業し祝日の翌日休館、12月29日~1月3日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR内房線館山駅よりJRバス・日東バス(約15分)「城山公園前」下車(徒歩約5分)、館山駅から徒歩の場合は約25分
駐車場
Parking Lot
約70台 無料(Free)
見学所要時間
Tour Duration
約1時間(公園散策を含む場合は2時間)

関宿城 / Sekiyado Jou[Sekiyado Castle]

関宿城は、千葉県野田市関宿に位置する平城で、利根川と江戸川の分岐点という水運の要衝に築かれた戦略的に重要な城郭です。室町時代に築城されたと伝えられ、簗田氏が代々城主を務めました。「関東の水運を制する者が天下を制す」と言われたほど、水運と軍事の両面で重要な位置にありました。

戦国時代には、北条氏と里見氏の勢力争いの最前線として、何度も攻防戦が繰り広げられました。江戸時代には徳川家康の異父弟・松平康元が城主となり、以後、譜代大名が配置される幕府の重要拠点として機能しました。江戸への物資輸送の中継地点として、また日光街道の宿場町としても繁栄しました。

明治時代に廃城となり、利根川の改修工事により本来の城跡は水没しましたが、平成7年(1995年)に関宿城博物館として天守が再建されました。現在の天守は模擬天守で、実際の城跡から約500m離れた場所に建てられています。博物館内では、河川と人々の生活、利根川の歴史、関宿城の歴史などが展示されており、水郷地帯ならではの文化を学ぶことができます。

見どころポイント

  • 千葉県立関宿城博物館:利根川の治水や水運の歴史を詳しく紹介
  • 水郷の景観:利根川と江戸川の分岐点という珍しい地形を観察できます
  • 天守からの眺望:関東平野を流れる大河の雄大な景色が楽しめます
  • 水辺の自然:野鳥観察やサイクリングにも適した環境
築城年
Year of Built
室町時代(15世紀後半と推定)
築城主
Founder
不明(Unknown)(簗田満助または簗田成助とされている)
指定
Designation
野田市史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(1995年再建・千葉県立関宿城博物館)
城郭構造
Castle Structure
平城(水城)
歴代城主
Historical Lords
簗田氏、松平(久松)氏、牧野氏など
住所
Address
千葉県野田市関宿三軒家143-4
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00~16:30(最終入館16:00)
入城料
Admission fee
一般200円、高校・大学生100円、中学生以下・65歳以上無料(Free)
定休日
Holiday
月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日(土日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
東武鉄道東武野田線(東武アーバンパークライン)川間駅より朝日バス境町行き(約20分)「関宿城博物館」下車すぐ、東武日光線東武動物公園駅より朝日バス境町行き(約30分)
駐車場
Parking Lot
約100台 無料(Free)
見学所要時間
Tour Duration
約1時間

詳細記事:千葉県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Chiba ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

東京都の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Tokyo

日本には約25,000もの城跡が存在し、そのうち東京都にも歴史的価値の高い城・城跡が数多く残されています。これらの城は、戦国時代から江戸時代にかけての武家社会の変遷を物語る貴重な文化遺産であり、当時の建築技術、軍事戦略、そして統治システムを今に伝える重要な歴史的建造物です。

東京都の城の特徴として、江戸城のような平城から八王子城のような山城まで、多様な城郭形態が見られます。特に江戸城は徳川幕府の政治的中枢として約260年にわたり日本の中心に君臨し、現在の皇居として国の象徴的存在となっています。また、八王子城は関東屈指の山城として、北条氏の築城技術の粋を集めた要塞であり、日本100名城にも選定されています。

江戸城 / Edo Jou[Edo Castle]

江戸城は、東京都千代田区に位置する日本を代表する城郭であり、現在の皇居の前身となった歴史的建造物です。1457年に太田道灌によって築城され、その後徳川家康が1590年に入城してから大規模な拡張工事が行われ、江戸幕府の政治的・経済的中枢として約260年間機能しました。

江戸城の最大の特徴は、その壮大なスケールです。総面積は約230ヘクタールにも及び、江戸時代には日本最大の城郭として君臨していました。本丸、二の丸、三の丸という三重の防御構造を持ち、外堀・内堀を含めた総延長は約16キロメートルに達します。特に石垣の技術は当時の最高水準を示しており、各地の大名が動員されて築かれた「天下普請」の代表例として建築史上も重要な価値を持っています。

かつて存在した江戸城天守は、1638年に完成した寛永度天守が最後のもので、高さ約58メートル(石垣を含む)という日本最大級の規模を誇りました。しかし、1657年の明暦の大火により焼失し、その後は再建されることなく現在に至っています。天守台のみが残され、訪問者は当時の壮大さを想像することができます。

現在、江戸城の跡地は皇居として利用されており、皇居東御苑は一般公開されています。東御苑では、天守台、富士見櫓、百人番所など江戸時代の遺構を見学できるほか、江戸城の歴史を学べる展示施設も整備されています。春には桜、秋には紅葉が美しく、都会の中のオアシスとして多くの人々に親しまれています。

江戸城は「日本100名城」の第21番に選定されており、また国の特別史跡として最高レベルの文化財指定を受けています。富士見櫓、伏見櫓、桜田巽櫓などは重要文化財に指定されており、江戸時代の建築技術を今に伝える貴重な建造物です。

見どころポイント

  • 天守台:かつて日本最大の天守が建っていた石垣。頂上からは東京の景色を一望できます
  • 富士見櫓:現存する数少ない江戸城の櫓建築。天守代用として使われた歴史があります
  • 二重橋:皇居の象徴的な橋。正式名称は「鉄橋」で、手前の石橋とセットで二重橋と呼ばれています
  • 桜田門:国の重要文化財。幕末の「桜田門外の変」の舞台として歴史的に重要な場所です
  • 大手門:江戸城の正門。現在は皇居東御苑の入口として利用されています

季節の見どころ

  • 春(3月下旬〜4月上旬):約280本の桜が咲き誇り、千鳥ヶ淵周辺は東京屈指の桜の名所として知られています
  • 秋(11月下旬〜12月上旬):紅葉が美しく、特に二の丸庭園の紅葉は見事です
  • 初夏(6月):二の丸庭園の花菖蒲が見頃を迎えます
築城年
Year of Built
1457年(長禄元年)
築城主
Founder
太田道灌(扇谷上杉氏の家臣)
指定
Designation
日本100名城(第21番)[Japan’s Top 100 Castles]、国の特別史跡(National Special Historic Site)、重要文化財(Important Cultural Property:富士見櫓、伏見櫓、桜田巽櫓等)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(1657年明暦の大火で焼失後、再建されず。天守台のみ現存)
住所
Address
東京都千代田区千代田1-1(皇居東御苑)
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00~16:30(入園は16:00まで)
※時期により変動あり:3月1日~4月14日、9月1日~10月末は~17:00(入園は16:30まで)、4月15日~8月末は~18:00(入園は17:30まで)、11月1日~2月末日は~16:00(入園は15:30まで)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
月曜日、金曜日(ただし天皇誕生日以外の国民の祝日等の休日は公開)、12月28日~1月3日、行事等により休園する場合あり
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
大手門:東京メトロ各線「大手町駅」C13a出口より徒歩約5分、JR線「東京駅」丸の内北口より徒歩約15分
平川門:東京メトロ東西線「竹橋駅」1a出口より徒歩約5分
北桔橋門:東京メトロ東西線「竹橋駅」1a出口より徒歩約5分
駐車場
Parking Lot
専用駐車場なし。周辺に複数の有料駐車場あり(大手町、丸の内エリア)
公式サイト
Official Website
宮内庁ホームページ(皇居東御苑)

八王子城 / Hachiohji Jou[Hachiohji Castle]

八王子城は、東京都八王子市にある戦国時代の山城で、標高約460メートルの深沢山(現在の城山)に築かれた難攻不落の要塞です。1587年に北条氏照によって築城され、関東地方を支配した後北条氏の重要な支城として機能していました。北条氏の本城である小田原城の西方防衛と、甲斐(山梨県)方面への備えを目的とした戦略的に重要な城郭でした。

八王子城の最大の特徴は、その高度な築城技術と複雑な縄張りです。山頂部の「要害地区(詰城)」、中腹の「居館地区(御主殿)」、山麓の「根小屋地区」という三つのエリアで構成される典型的な中世山城の構造を持ち、日本五大山岳城の一つに数えられています。特に御主殿跡周辺は、石垣、虎口、曲輪などの遺構が良好に残されており、戦国時代の山城の実態を知る上で非常に貴重な史跡となっています。

1590年、豊臣秀吉による小田原征伐の際に、前田利家、上杉景勝らの軍勢約15,000人に攻められ、わずか一日で落城しました。この戦いで城主の北条氏照は小田原城にいたため不在でしたが、城を守っていた家臣や領民約3,000人が犠牲となったと伝えられています。御主殿の滝では多くの女性や子どもが身を投げたという悲劇の歴史があり、現在も供養が続けられています。

八王子城跡は、1951年に国の史跡に指定され、2006年には「日本100名城」の第22番に選定されました。現在は八王子城跡保存整備事業により、登山道の整備、御主殿跡の復元整備、ガイダンス施設の設置などが行われ、史跡公園として市民や観光客に親しまれています。

城跡へのアクセスは、麓のガイダンス施設から御主殿跡までは徒歩約15分、本丸跡までは徒歩約40~50分です。本格的な山城のため、登山に適した服装と靴での訪問が推奨されます。特に本丸跡までの道は急峻な箇所もあり、体力に自信のある方向けのコースとなっています。

見どころポイント

  • 御主殿跡:城主の居館があった場所。石垣、虎口、庭園跡などが復元整備されています
  • 御主殿の滝:落城時の悲劇の舞台。現在も慰霊碑があり、供養が続けられています
  • 曳橋:御主殿への入口にかかる木橋。発掘調査に基づいて復元されました
  • 本丸跡:山頂の要害地区。八王子市街や関東平野を一望できる絶景ポイントです
  • 八王子神社:城の守護神を祀る神社。城の名前の由来となった場所です
  • ガイダンス施設:八王子城の歴史や構造を学べる展示施設。VR映像で往時の城の姿を体験できます

季節の見どころ

  • 春(4月上旬〜中旬):登山道沿いに山桜が咲き、新緑とのコントラストが美しい季節です
  • 初夏(5月〜6月):新緑が鮮やかで、爽やかな空気の中でのハイキングに最適です
  • 秋(11月中旬〜下旬):紅葉が見事で、特に御主殿跡周辺の紅葉は必見です
  • 冬(12月〜2月):空気が澄んでいる日は、本丸跡から富士山の眺望を楽しめます

訪問時の注意点

  • 本格的な山城のため、動きやすい服装と滑りにくい靴での訪問を推奨します
  • 本丸跡までは往復で約90分~2時間程度を要します。時間に余裕を持って訪問してください
  • 夏季は虫除け対策、熱中症対策が必要です。飲料水を持参してください
  • 雨天時や雨上がりは道が滑りやすくなるため、十分注意してください
  • 冬季は日没が早いため、早めの時間帯での訪問をおすすめします
築城年
Year of Built
1587年(天正15年)
築城主
Founder
北条氏照(後北条氏第3代当主・北条氏康の三男)
指定
Designation
日本100名城(第22番)[Japan’s Top 100 Castles]、国の史跡(National Historic Site)、日本五大山岳城(Japan Five Major Mountain Castles)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(中世山城のため天守は存在せず)
住所
Address
東京都八王子市元八王子町3丁目2664-2(八王子城跡管理棟)
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(城跡への入場制限なし)
ガイダンス施設:9:00~17:00(4月~10月)、9:00~16:00(11月~3月)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
城跡:無休(Open all year round)
ガイダンス施設:年末年始(12月29日~1月3日)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
電車・バス:JR中央線・横浜線・八高線「高尾駅」北口より西東京バス「霊園前・工学院大学」経由バスで約7分、「霊園前」バス停下車、徒歩約15分でガイダンス施設
京王線利用:京王線「京王八王子駅」よりバスで約20分、「霊園前」バス停下車
※本丸跡までは、ガイダンス施設から徒歩約40~50分
駐車場
Parking Lot
無料駐車場あり(普通車約50台、大型バス数台可)。ガイダンス施設横に設置
公式サイト
Official Website
八王子市公式サイト(八王子城跡)
問い合わせ
Contact
八王子城跡管理棟 TEL:042-664-7026(土日祝のみ開館)
八王子市教育委員会文化財課 TEL:042-620-7265

詳細記事:東京都の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Tokyo ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

神奈川県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Kanagawa

小田原城は、戦国時代に関東地方を支配した後北条氏の本拠地として栄えた名城です。15世紀に大森氏によって築城され、その後1495年に北条早雲(伊勢宗瑞)が奪取して以来、約100年にわたり北条氏五代の居城として発展しました。

戦国最大規模の城郭として知られ、豊臣秀吉の小田原征伐(1590年)の際には、総延長約9kmにも及ぶ「総構え」と呼ばれる巨大な防御施設を備えていました。これは城下町全体を土塁と堀で囲む壮大なもので、当時の築城技術の粋を集めた構造となっています。

小田原城 / Odawara Jou[Odawara Castle]

築城年
Year of Built
1417年(応永24年)
築城主
Founder
大森頼春
指定
Designation
日本100名城(23番)(Japan’s Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
復興天守(1960年復興)
住所
Address
〒250-0014 神奈川県小田原市城内6-1
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00~17:00(最終入館16:30)
入城料
Admission fee
天守閣単独券:一般510円、小中学生200円
常盤木門との2館共通券:一般610円、小中学生220円
3館共通券(天守閣・常盤木門・歴史見聞館):一般730円、小中学生260円
※料金は変更される場合がありますので、公式サイトでご確認ください
定休日
Holiday
12月第2水曜日、12月31日~1月1日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR東海道線・小田急小田原線・箱根登山鉄道・伊豆箱根鉄道大雄山線「小田原駅」から徒歩約10分
駐車場
Parking Lot
周辺に複数の有料駐車場あり(藤棚駐車場、栄町駐車場など)

詳細記事:神奈川県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Kanagawa ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

関東地方の城めぐりプランニングガイド

関東の城めぐりはJR・私鉄が充実しているため、日帰り訪問が可能な城跡が多数あります。東京・横浜を起点に、小田原城(東海道線・約1時間)、川越城(西武線・約1時間)、佐倉城(総武線・約1時間)へのアクセスが便利です。春は小田原城の桜(3月下旬〜4月上旬)、秋は水戸城周辺の紅葉が美しく、歴史と自然を同時に楽しめます。関東の城は複数の史跡・博物館と組み合わせたコース設定がおすすめで、特に江戸城(皇居東御苑)→川越城→忍城の「埼玉・東京城めぐり」コースは充実した半日〜1日旅行になります。