東北地方の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Tohoku ~東北6県の名城と日本100名城・現存天守・幕末の攻防を伝える城郭ガイド~

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親記事:日本全国・都道府県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Japan ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

東北地方の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Tohoku

東北地方の城郭の特徴と歴史的背景

東北地方は、律令時代の蝦夷征討から戦国時代の群雄割拠、そして幕末の戊辰戦争まで、日本史の重要な舞台となってきた地域です。伊達政宗・南部氏・最上氏・津軽氏・佐竹氏といった有力大名が覇を競い、各地に個性的な城郭を築きました。東北の城郭の最大の特徴は、豪雪に対応した独特の建築様式と、厳しい自然環境を活かした要害性の高さです。特に弘前城は現存天守として東北唯一の貴重な遺構であり、会津若松城(鶴ヶ城)は戊辰戦争における白虎隊の悲劇とともに全国的な知名度を誇ります。仙台城の大規模な石垣や久保田城の水堀など、各藩の政治・経済力を反映した城郭整備の跡が随所に見られます。また、山形城(霞城)・盛岡城(不来方城)・三春城など独特の地方色を持つ城郭も多く、東北の城めぐりは桜・新緑・紅葉・雪景色と四季折々の美しさとともに、激動の日本史を体感できる唯一無二の体験となるでしょう。

青森県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Aomori

青森県には、本州最北端の地として独自の歴史を刻んできた貴重な城郭が現存しています。特に津軽藩と南部藩という二大勢力の拠点として栄えた城は、東北地方の歴史を語る上で欠かせない存在です。

日本全国には数多くの城・城跡・城址が残っており、それぞれが古の時代の時代背景や当時の人々の暮らし、武将たちの栄枯盛衰を今に伝える歴史の語り部となっています。近年では「日本100名城」の選定や大河ドラマ、CMなどメディアでの特集により、城郭への関心が高まり、歴史ファンのみならず幅広い層からの注目を集めています。

弘前城 / Hirosaki Jou[Hirosaki Castle]

弘前城は、津軽氏の居城として江戸時代初期に築城された平山城で、東北地方に唯一現存する天守を有する貴重な城郭です。1611年に津軽為信の子・信枚によって完成し、津軽藩の政治・経済・文化の中心として約260年間機能しました。

現存する三層三階の天守は、1627年に落雷により焼失した後、1810年に本丸辰巳櫓を改修して再建されたもので、江戸時代後期の建築様式を今に伝えています。重要文化財に指定されており、天守のほか、5つの城門と3つの櫓が現存し、いずれも重要文化財として保護されています。

弘前城の最大の魅力は、春の桜の季節です。城内には約2,600本、52種類の桜が植えられており、日本三大桜の名所の一つに数えられています。特に花筏(はないかだ)と呼ばれる、濠の水面を埋め尽くす散り桜の景観は圧巻です。また、秋の紅葉期には約1,000本のカエデが赤く染まり、城郭と紅葉のコントラストが見事な景観を生み出します。

2015年には石垣修理のため天守の曳屋工事が行われ、約70メートル移動しました。この大規模工事は近代城郭史上でも稀有な事例として注目を集め、現在も石垣修理が進行中です。

築城年
Year of Built
1611年(慶長16年)
築城主
Founder
津軽為信、津軽信枚
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)、重要文化財(Important Cultural Property) - 天守、5つの城門、3つの櫓
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
現存天守(江戸時代後期、1810年再建)- 東北地方唯一の現存天守
城郭構造
Castle Structure
平山城、輪郭式
住所
Address
〒036-8356 青森県弘前市下白銀町1
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
4月1日~11月23日:9:00~17:00(さくらまつり期間は延長あり)
入城料
Admission fee
大人320円、子ども100円(本丸・北の郭)※弘前城植物園との共通券あり
定休日
Holiday
11月24日~3月31日(冬季閉鎖)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR弘前駅より徒歩約30分、JR弘前駅より弘南バス「市役所前」下車徒歩約4分
駐車場
Parking Lot
周辺に有料駐車場あり(弘前市立観光館駐車場など)
おすすめシーズン
Best Season
桜:4月下旬~5月上旬、紅葉:10月下旬~11月上旬

根城 / Ne Jou[Ne Castle]

根城は、1334年(建武元年)に南部師行によって築城された中世の平山城です。南北朝時代から戦国時代にかけて、約300年間にわたり南部氏の本拠地として東北地方の政治・軍事の要衝を担いました。「根城」という名称は、南部氏がこの地を根拠地としたことに由来します。

城の構造は、本丸を中心に8つの郭(くるわ)が配置された連郭式の縄張りで、中世城郭の典型的な特徴を残しています。現在は史跡公園として整備され、発掘調査の成果に基づき、本丸の主殿や工房、馬屋など中世武家の館が忠実に復元されており、当時の生活様式を具体的に知ることができる貴重な史跡となっています。

特に本丸の復元建物群は、中世の城郭建築を実物大で体験できる全国的にも珍しい施設です。主殿内部では、調度品や武具なども再現されており、南部氏の居館としての格式と、戦国武将の実際の生活空間を体感できます。広場では、かがり火の実演や伝統行事も行われ、歴史学習の場としても活用されています。

根城は1941年に国の史跡に指定され、1994年には日本100名城にも選定されました。周辺の史跡公園には約400本の桜が植えられており、春には花見スポットとしても人気を集めています。

築城年
Year of Built
1334年(建武元年)
築城主
Founder
南部師行
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(中世城郭のため天守は存在せず)※本丸主殿などの建物を復元
城郭構造
Castle Structure
平山城、連郭式
住所
Address
〒039-1166 青森県八戸市大字根城字根城47
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00~17:00(入館は16:30まで)
入城料
Admission fee
一般250円、高校生・大学生150円、小・中学生50円(八戸市博物館との共通券あり)
定休日
Holiday
月曜日(第一月曜日と祝日は開館)、祝日の翌日(土曜日・日曜日の場合は開館)、12月27日~1月4日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR八戸駅より南部バス「田面木経由」で約15分「根城」下車徒歩約5分、JR本八戸駅より徒歩約25分
駐車場
Parking Lot
無料駐車場あり(史跡根城の広場駐車場:普通車24台、大型バス3台)
おすすめシーズン
Best Season
桜:4月下旬~5月上旬、新緑:5月~6月

三戸城 / Sannohe Jou[Sannohe Castle]

三戸城は、戦国時代の1558年~1570年頃に南部晴政によって築城された平山城で、南部氏の本拠地として約40年間機能しました。標高130メートルの丘陵に築かれ、馬淵川と猿辺川の合流地点という要害の地に位置し、南部地方の政治・軍事の中心を担いました。

南部氏が盛岡に居城を移した後も支城として重視され、江戸時代には三戸代官所が置かれました。明治維新後に建造物の大半は失われましたが、現在は県立城山公園として整備されています。1993年には三層の模擬天守が建設され、内部は三戸町の歴史民俗資料館として、南部氏ゆかりの品々や地域の歴史資料が展示されています。

三戸城の見どころは、復元された温故館(おんこかん)と呼ばれる模擬天守からの眺望です。天守最上階からは三戸の町並みや周辺の山々を一望でき、戦国時代の城主たちが見た景色を想像することができます。また、城址公園には約1,600本の桜が植えられており、「三戸城桜まつり」では夜間ライトアップも実施され、幻想的な夜桜を楽しむことができます。

秋には紅葉の名所としても知られ、城山全体が赤や黄色に染まる様子は見事です。歴史と自然が調和した三戸城は、四季を通じて訪れる価値のある史跡です。

築城年
Year of Built
1558年~1570年頃(永禄年間)
築城主
Founder
南部晴政
指定
Designation
青森県史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(1993年建造、温故館として資料館機能を持つ)
城郭構造
Castle Structure
平山城、連郭式
住所
Address
〒039-0101 青森県三戸郡三戸町梅内城ノ下34(県立城山公園内)
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
4月~11月:9:00~16:00(温故館・歴史民俗資料館)
入城料
Admission fee
一般200円、大学生150円、高校生100円、小・中学生50円(温故館・歴史民俗資料館)
定休日
Holiday
月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日、12月1日~3月31日(冬季閉館)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
青い森鉄道三戸駅より徒歩約20分、または南部バス「病院前」・「公園前」下車徒歩約5分
駐車場
Parking Lot
無料駐車場あり(県立城山公園駐車場:約100台)
おすすめシーズン
Best Season
桜:4月下旬~5月上旬(三戸城桜まつり開催)、紅葉:10月中旬~11月上旬

詳細記事:青森県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Aomori ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

岩手県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Iwate

岩手県には、東北地方の要衝として栄えた歴史を物語る数多くの城・城跡・城址が点在しています。特に南部氏が築いた盛岡城をはじめ、戦国時代から江戸時代にかけての東北の政治・軍事的な重要性を今に伝える貴重な歴史的建造物が数多く残されています。

これらの城郭遺構は、単なる軍事施設としてだけでなく、当時の建築技術の粋を集めた文化遺産として高い価値を持っています。特に石垣の組み方や縄張りの工夫には、東北地方独特の築城技術が見られ、城郭建築史の研究においても重要な位置を占めています。

盛岡城 / Morioka Jou[Morioka Castle]

盛岡城の歴史と特徴

盛岡城は、南部氏の居城として1598年(慶長3年)から築城が開始された平山城です。北上川と中津川の合流点に位置する丘陵地に築かれ、東北地方でも屈指の規模を誇る石垣が特徴です。築城主の南部信直は、豊臣秀吉の奥州仕置後に南部氏の本拠を不来方(こずかた)の地に定め、約36年の歳月をかけて盛岡城を完成させました。

盛岡城の最大の見どころは、花崗岩を使用した美しい石垣です。「東北三名城」の一つに数えられ、特に本丸の石垣は高さ約10メートルにも及び、当時の高度な築城技術を今に伝えています。残念ながら天守閣は築かれませんでしたが、三層の櫓が天守の役割を果たしていたとされています。

明治維新後、建造物の多くは取り壊されましたが、石垣や堀などの遺構は良好に保存されており、1937年(昭和12年)には国の史跡に指定されました。さらに2006年には「日本100名城」の一つに選定され、歴史的価値が高く評価されています。

盛岡城跡公園(岩手公園)の魅力

現在、盛岡城跡は「盛岡城跡公園」(愛称:岩手公園)として整備され、市民の憩いの場となっています。約10.4ヘクタールの広大な敷地には、石垣や池、広場などが配置され、四季折々の自然を楽しむことができます。

春には約200本のソメイヨシノが咲き誇り、桜の名所として多くの花見客で賑わいます。また、ツツジや藤なども美しく、初夏の新緑も見事です。秋には紅葉が石垣を彩り、歴史的景観と自然が調和した風情ある景色を作り出します。

園内には南部氏の居城時代を偲ばせる案内板や説明板が設置されており、散策しながら盛岡の歴史を学ぶことができます。また、石川啄木や宮沢賢治といった岩手ゆかりの文学者の歌碑や記念碑も点在し、文学散歩のコースとしても人気があります。

アクセスと観光のポイント

盛岡城跡公園は、JR盛岡駅から徒歩約20分、バスでは約5分の距離にあり、アクセスは良好です。周辺には岩手銀行赤レンガ館などの歴史的建造物や、盛岡の繁華街である大通商店街もあり、観光の拠点として最適です。

見学は24時間可能で入場料も無料のため、早朝の静かな雰囲気を楽しんだり、ライトアップされた夜桜を鑑賞したりと、時間帯によって異なる表情を楽しむことができます。地下駐車場も完備されているため、車でのアクセスも便利です。

盛岡城跡公園では年間を通じて様々なイベントが開催されています。春の「盛岡さくらまつり」、秋の「盛岡城跡公園紅葉ライトアップ」など、季節ごとの楽しみがあります。訪問前にイベント情報をチェックすると、より充実した観光体験ができるでしょう。

築城年
Year of Built
1598年(慶長3年)~1633年(寛永10年)完成
築城主
Founder
南部信直(なんぶ のぶなお)
城郭構造
Castle Structure
連郭式平山城
指定
Designation
日本100名城(No.6)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(三層櫓が天守代用)※明治初期に解体
主な遺構
Main Remains
石垣、堀、土塁
住所
Address
〒020-0023 岩手県盛岡市内丸1−37
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間開放(公園として自由に散策可能)
入城料
Admission fee
無料(Free admission)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR東北新幹線・東北本線・田沢湖線・山田線 盛岡駅から徒歩約20分
岩手県交通バス「盛岡城跡公園」下車すぐ
でんでんむし循環バス「盛岡城跡公園」下車すぐ
駐車場
Parking Lot
盛岡城跡公園地下駐車場:約93台
料金:150円/30分(7:00~22:00)、100円/30分(22:00~7:00)
※最大料金設定あり(平日900円、土日祝1,000円)
お問い合わせ
Contact
盛岡市公園みどり課 TEL: 019-651-4111
公式サイト
Official Website
盛岡市観光情報サイト
見学所要時間
Duration
約60~90分(じっくり見学する場合)
ベストシーズン
Best Season
春(4月下旬~5月上旬:桜)、秋(10月下旬~11月上旬:紅葉)

詳細記事:岩手県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Iwate ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

宮城県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Miyagi

多賀城 / Taga Jou[Taga Castle]

多賀城は、724年(神亀元年)に大野東人によって築かれた古代の城柵(じょうさく)です。奈良時代から平安時代にかけて、陸奥国の国府として東北地方の政治・軍事・文化の中心地となり、約360年間にわたって重要な役割を果たしました。

日本100名城の一つに選定されており、国の特別史跡にも指定されています。また、平城宮跡、大宰府跡とともに「日本三大史跡」の一つに数えられる、歴史的価値の極めて高い遺跡です。

城跡には築地塀の復元や政庁跡の礎石などが残されており、古代の城柵の構造を理解することができます。また、多賀城碑(重要文化財)は、日本最古の石碑の一つとして知られ、多賀城の歴史を今に伝える貴重な資料となっています。

桜の名所としても知られ、春には約300本の桜が咲き誇り、古代の歴史ロマンと季節の美しさを同時に楽しむことができます。

築城年
Year of Built
724年(神亀元年)
築城主
Founder
大野東人(おおの の あずまひと)
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles)、国の特別史跡(National Special Historic Site)、日本三大史跡(One of Three Major Historic Sites)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
なし(古代城柵のため天守は存在しない)
住所
Address
宮城県多賀城市市川城前
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(政庁跡・外郭南門跡など屋外部分)
多賀城跡管理事務所:9:00~16:00
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)(屋外部分)
管理事務所:12月29日~1月3日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR東北本線 国府多賀城駅より徒歩約15分
JR仙石線 多賀城駅より徒歩約25分
駐車場
Parking Lot
多賀城跡あやめ園駐車場あり(無料、約100台)

仙台城 / Sendai Jou[Sendai Castle]

仙台城(青葉城)は、1601年(慶長6年)に伊達政宗によって築かれた平山城です。伊達氏62万石の居城として、明治維新まで約270年間にわたり仙台藩の中心地となりました。天然の要害である青葉山に築かれ、東に広瀬川、西に竜ノ口渓谷という自然の地形を巧みに利用した堅固な城でした。

日本100名城の一つに選定されており、国の史跡にも指定されています。残念ながら天守閣は建造されませんでしたが、本丸には御殿が建てられ、政務の中心となっていました。現在は石垣や土塀、再建された大手門脇櫓などが往時の姿を偲ばせています。

本丸跡には、仙台市のシンボルともいえる伊達政宗騎馬像が建てられており、仙台市街を一望できる絶景スポットとなっています。また、青葉城資料展示館では、CG映像による城の復元や、伊達家ゆかりの品々が展示されており、仙台城の歴史を深く学ぶことができます。

桜の名所としても有名で、春には約480本の桜が咲き誇ります。また、夜にはライトアップされた石垣が幻想的な雰囲気を醸し出し、デートスポットとしても人気があります。

築城年
Year of Built
1601年(慶長6年)
築城主
Founder
伊達政宗(だて まさむね)
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
なし(天守は建造されなかった)
住所
Address
宮城県仙台市青葉区川内1
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間(本丸跡は常時開放)
青葉城資料展示館:9:00~17:00(11月~3月は16:00まで)
入城料
Admission fee
本丸跡:無料(Free)
青葉城資料展示館:大人700円、中高生500円、小学生300円
定休日
Holiday
本丸跡:無休(Open all year round)
青葉城資料展示館:年中無休
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR仙台駅より仙台市営バス「るーぷる仙台」で約22分「仙台城跡」下車すぐ
仙台市地下鉄東西線 国際センター駅より徒歩約15分
駐車場
Parking Lot
仙台城跡本丸北駐車場:普通車150台(最初の1時間400円、以降30分ごと200円)

白石城 / Shiroishi Jou[Shiroishi Castle]

白石城は、鎌倉時代に白石氏によって築かれたとされる平山城です。江戸時代には伊達家の重臣・片倉氏の居城となり、仙台藩の南の要として重要な役割を果たしました。特に片倉小十郎景綱は、伊達政宗の右腕として活躍した名将として知られています。

1995年(平成7年)に、三階櫓(天守)、大手一ノ門、大手二ノ門が史実に忠実な木造で復元されました。この木造復元天守は、江戸時代の建築技術を現代に蘇らせた貴重な建造物として高い評価を受けています。

城内には鎧や刀剣などの武具、片倉家ゆかりの品々が展示されており、戦国時代から江戸時代にかけての武家文化を学ぶことができます。また、天守最上階からは蔵王連峰や白石市街を一望でき、絶景を楽しむことができます。

城山公園として整備された城跡には、春には約200本の桜が咲き誇り、「白石城桜まつり」も開催されます。夜桜のライトアップも行われ、幻想的な雰囲気の中で花見を楽しむことができます。また、秋には紅葉が美しく、四季折々の風景を楽しめるスポットとなっています。

築城年
Year of Built
鎌倉時代(詳細不明)
現在の城郭は1591年(天正19年)頃に整備
築城主
Founder
白石氏(初期)
片倉景綱(江戸時代の城主)
指定
Designation
市指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
木造復元天守(1995年復元)
住所
Address
宮城県白石市益岡町1-16
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
4月~10月:9:00~17:00(最終入館16:45)
11月~3月:9:00~16:00(最終入館15:45)
入城料
Admission fee
一般(高校生以上)400円、小・中学生200円、未就学児無料(Free)
※白石城・武家屋敷共通券:一般500円、小・中学生250円
定休日
Holiday
12月28日~12月31日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR東北本線・東北新幹線 白石駅より徒歩約10分
東北自動車道 白石ICより車で約10分
駐車場
Parking Lot
益岡公園駐車場あり(無料、普通車約30台)
白石城歴史探訪ミュージアム駐車場(無料、普通車約50台)

涌谷城 / Wakuya Jou[Wakuya Castle]

涌谷城は、中世に涌谷氏によって築かれたとされる平山城です。戦国時代には伊達氏の支配下に入り、江戸時代には仙台藩一門筆頭の亘理伊達家の居城となりました。城山の地形を巧みに利用した縄張りが特徴で、自然の要害を活かした堅固な城でした。

現在の天守閣は1970年(昭和45年)に建設された模擬天守で、内部は涌谷町立史料館として公開されています。館内には、涌谷伊達家ゆかりの品々や、日本で初めて金が産出された「黄金山産金遺跡」に関する資料などが展示されており、地域の歴史と文化を学ぶことができます。

涌谷城跡は「城山公園」として整備されており、春には約500本の桜が咲き誇る桜の名所として知られています。「わくや桜まつり」では、ライトアップされた夜桜を楽しむことができ、多くの花見客で賑わいます。また、秋には紅葉も美しく、四季を通じて訪れる価値のあるスポットです。

天守閣からは涌谷町の街並みや遠くの山々を望むことができ、眺望の良さでも知られています。歴史散策と自然美を同時に楽しめる、魅力的な城跡です。

築城年
Year of Built
中世(詳細不明)
現在の縄張りは戦国時代に整備されたと推定
築城主
Founder
涌谷氏(初期)
江戸時代:亘理伊達家
指定
Designation
町指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(1970年建設、RC造)
住所
Address
宮城県遠田郡涌谷町涌谷字下町3-2
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00~16:00(史料館)
城山公園は常時開放
入城料
Admission fee
一般210円、高校生160円、小・中学生100円
※城山公園への入場は無料
定休日
Holiday
史料館:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日
城山公園:無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR石巻線 涌谷駅より徒歩約15分
三陸自動車道 松島北ICより車で約30分
駐車場
Parking Lot
城山公園駐車場あり(無料、普通車約50台)

詳細記事:宮城県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Miyagi ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

秋田県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Akita

久保田城 / Kubota Jou[Kubota Castle]

久保田城の歴史と特徴

久保田城は、慶長9年(1604年)に常陸国から転封された佐竹義宣によって築城された平山城です。「日本100名城」(第9番)に選定されており、秋田県を代表する城郭として知られています。

久保田城の最大の特徴は、東北の大藩でありながら天守を持たなかったことです。これは財政的な理由や、徳川幕府への配慮があったとされています。代わりに本丸に二層の隅櫓(御隅櫓)が建てられ、藩政の中心となりました。現在見られる「御隅櫓」は平成元年(1989年)に復元されたもので、内部は展示室として公開されています。

城址は「千秋公園」として整備され、秋田市民の憩いの場となっています。春には約700本のソメイヨシノが咲き誇る桜の名所として、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。また、秋の紅葉も美しく、四季を通じて多くの観光客が訪れます。

見どころ

  • 御隅�櫓(模擬天守):市制100周年記念事業として復元された二層の櫓。展望台からは秋田市街を一望できます
  • 表門:久保田城の正門として平成13年(2001年)に復元
  • 御物頭御番所:現存する貴重な建造物で、秋田市指定文化財
  • 千秋公園:春の桜、夏の新緑、秋の紅葉と四季折々の美しさを楽しめます
築城年
Year of Built
1604年(慶長9年)
築城主
Founder
佐竹義宣(さたけよしのぶ)
指定
Designation
日本100名城(第9番)/ Japan’s Top 100 Castles、秋田市文化財 / Akita City Cultural Property
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(御隅櫓)
住所
Address
〒010-0876 秋田県秋田市千秋公園1-1
地図
Map
地図を見る(Google Maps)
開城時間
Opening hours
9:00~16:30(御隅櫓)
入城料
Admission fee
一般100円、高校生以下無料 / General: 100 yen, High school students and younger: Free
定休日
Holiday
12月1日~3月31日(冬季休館)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR秋田駅から徒歩約10分
駐車場
Parking Lot
14台(有料)、周辺にコインパーキングあり

横手城 / Yokote Jou[Yokote Castle]

横手城の歴史と特徴

横手城は、戦国時代に小野寺氏によって築かれたとされる平山城です。正確な築城年は不明ですが、16世紀中頃には既に存在していたと考えられています。横手盆地を見渡す丘陵上に位置し、横手川を天然の堀として利用した要害でした。

慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いで小野寺氏が改易された後、最上氏、戸村氏を経て、元和6年(1620年)からは久保田藩佐竹氏の支城となりました。江戸時代を通じて久保田藩の南の守りとして重要な役割を果たしました。

現在の天守閣は昭和40年(1965年)に建てられた模擬天守で、内部は郷土資料館として横手の歴史や文化を紹介する展示が行われています。城址公園は「横手公園」として整備され、春には桜の名所として多くの花見客で賑わいます。また、冬の「かまくら」期間中は幻想的な雰囲気に包まれます。

見どころ

  • 模擬天守(展望台):最上階からは横手盆地を一望でき、鳥海山や奥羽山脈の眺望が楽しめます
  • 郷土資料館:横手の歴史や「かまくら」など地域の民俗文化を紹介
  • 桜の名所:約3,000本の桜が咲き、「横手公園桜まつり」が開催されます
  • 二の丸跡、三の丸跡:往時の城郭構造を偲ぶことができます
築城年
Year of Built
不明(16世紀中頃と推定)/ Unknown (estimated mid-16th century)
築城主
Founder
小野寺氏
指定
Designation
横手市指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(昭和40年建造)
住所
Address
〒013-0008 秋田県横手市城山町29-1
地図
Map
地図を見る(Google Maps)
開城時間
Opening hours
9:00~16:30
入城料
Admission fee
一般100円、中学生以下無料 / General: 100 yen, Junior high school students and younger: Free
定休日
Holiday
開館期間:4月1日~11月30日、2月「かまくら」期間中のみ開館(12月・1月・3月は休館)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR横手駅から羽後交通バス(約10分)「本町」下車、徒歩約10分
駐車場
Parking Lot
あり(無料)/ Available (Free)

五城目城 / Gojoume Jou[Gojoume Castle]

五城目城の歴史と特徴

五城目城は、中世に五十目(後の五城目)氏によって築かれたとされる山城です。正確な築城年代は不明ですが、15世紀頃には既に存在していたと考えられています。馬場目川と内川に挟まれた標高約100mの丘陵に位置し、交通の要衝を抑える戦略的な拠点でした。

戦国時代には、この地域の支配権をめぐって安東氏と小野寺氏が争い、五城目城もその舞台となりました。江戸時代に入ると久保田藩の支配下となり、城としての機能は失われていきました。

現在の天守閣は昭和63年(1988年)に建てられた模擬天守で、内部は「五城目町歴史資料館」として地域の歴史や民俗資料を展示しています。城址からは八郎潟や男鹿半島を望むことができ、眺望の良さでも知られています。春には約500本の桜が咲き誇り、桜まつりも開催されます。

見どころ

  • 模擬天守(歴史資料館):地域の歴史、考古資料、民俗資料を展示
  • 展望台:八郎潟干拓地や男鹿半島、鳥海山の眺望
  • 桜の名所:春には約500本の桜が咲き、地域の花見スポット
  • 森山森林公園:城址周辺が公園として整備され、散策が楽しめます
築城年
Year of Built
不明(15世紀頃と推定)/ Unknown (estimated 15th century)
築城主
Founder
五十目氏(ごじゅうめし)
指定
Designation
五城目町指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(昭和63年建造)
住所
Address
〒018-1732 秋田県南秋田郡五城目町兎品沢62-2
地図
Map
地図を見る(Google Maps)
開城時間
Opening hours
4月~10月:9:00~17:00、11月:9:00~16:00
入城料
Admission fee
無料 / Free
定休日
Holiday
12月~3月(冬季休館)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR八郎潟駅から秋田中央交通バス(約10分)「五城目バスターミナル」下車、内川富津内方面行きバスに乗り換え(約10分)「田町」下車、徒歩約20分
駐車場
Parking Lot
約20台(無料)/ Approx. 20 spaces (Free)

稲庭城 / Inaniwa Jou[Inaniwa Castle]

稲庭城の歴史と特徴

稲庭城は、鎌倉時代中期の建長年間(1249年~1256年頃)に小野寺氏によって築かれたとされる山城です。小野寺氏は雄勝・平鹿地方を支配した中世の有力豪族で、稲庭城はその本拠地として約350年間にわたって使用されました。

稲庭城は標高約400mの山頂に築かれた典型的な中世山城で、急峻な地形を利用した天然の要害でした。城の背後には奥羽山脈が控え、眼下には皆瀬川の渓谷が広がる絶好の立地にあります。戦国時代には、最上氏や伊達氏との抗争の舞台となり、激しい攻防が繰り広げられました。

慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦いで小野寺氏が改易されると、稲庭城は廃城となりました。現在の天守閣は平成2年(1990年)に建てられた模擬天守で、内部は「稲庭城歴史資料館」として小野寺氏の歴史や中世の城郭について学べる展示が行われています。また、周辺は「日本の稲庭うどん」の産地として知られ、食文化の面でも楽しめるスポットです。

見どころ

  • 模擬天守(歴史資料館):小野寺氏の歴史、中世の武具・甲冑などを展示
  • 展望台:奥羽山脈や皆瀬川渓谷の雄大な景色を一望
  • 中世山城の遺構:曲輪や堀切など、山城の構造を観察できます
  • 稲庭うどん:城下の稲庭地区は秋田の伝統的な手延べうどんの産地
築城年
Year of Built
1249年~1256年頃(建長年間)
築城主
Founder
小野寺氏(道綱)
指定
Designation
湯沢市指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(平成2年建造)
住所
Address
〒012-0107 秋田県湯沢市稲庭町古舘前平50
地図
Map
地図を見る(Google Maps)
開城時間
Opening hours
9:00~16:30
入城料
Admission fee
大人430円、小人(中学生以下)210円 / Adults: 430 yen, Children (junior high school and younger): 210 yen
定休日
Holiday
火曜日(祝日の場合は翌平日が休館)、年末年始
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR湯沢駅から羽後交通バス「稲庭・川連方面」行き(約30分)「稲庭城下」下車、徒歩約5分
駐車場
Parking Lot
約20台(無料)/ Approx. 20 spaces (Free)

詳細記事:秋田県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Akita ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

山形県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Yamagata

山形城 / Yamagata Jou[Yamagata Castle]

山形城の歴史と特徴

山形城は、延文元年(1356年)に斯波兼頼によって築城された、東北地方を代表する平城です。別名「霞城(かじょう)」や「霞ヶ城」とも呼ばれ、霞がかかったように美しい姿から名付けられたと言われています。

最上氏の居城として発展し、特に最上義光の時代(安土桃山時代)には、東北地方有数の57万石の大大名として最盛期を迎えました。その後、鳥居氏、保科氏、松平氏、秋元氏と城主が変遷し、明治維新まで山形の中心として機能しました。

城郭の規模は東北地方最大級で、本丸・二の丸・三の丸の三重の堀と土塁で囲まれた輪郭式の縄張りが特徴です。最大時の城域は約230万平方メートルにも及びました。現在は本丸と二の丸の一部が「霞城公園」として整備され、市民の憩いの場となっています。

見どころと復元整備

現在、山形城では本丸の復元整備が進められており、2019年には本丸大手門が木造で復元されました。また、二の丸東大手門も復元されており、往時の姿を少しずつ取り戻しています。重厚な石垣や広大な堀も見事で、城郭建築の技術の高さを実感できます。

園内には最上義光歴史館や山形市郷土館もあり、最上氏の歴史や山形の文化を学ぶことができます。また、春には約1,500本の桜が咲き誇り、「日本さくら名所100選」にも選ばれている桜の名所でもあります。

指定文化財としての価値

山形城跡は、2006年に財団法人日本城郭協会が選定した「日本100名城」(第10番)に選ばれており、また国の史跡にも指定されています。東北地方の城郭史を語る上で欠かせない重要な文化財として、保存・整備が進められています。

築城年
Year of Built
1356年(延文元年)
築城主
Founder
斯波兼頼(しば かねより)
指定
Designation
日本100名城(Japan’s Top 100 Castles・第10番)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(本丸大手門・二の丸東大手門が復元)
城郭の特徴
Castle Features
輪郭式平城、三重の堀、東北地方最大級の城域
住所
Address
〒990-0826 山形県山形市霞城町1-7(霞城公園内)
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
4月1日~11月30日:5:00〜22:00
12月1日~3月31日:5:30〜22:00
入城料
Admission fee
無料(公園入園料)
※最上義光歴史館・山形市郷土館は別途入館料
定休日
Holiday
無休(年中無休)
※館内施設は各施設の休館日に準ずる
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
・JR山形駅東口より徒歩約15分
・JR山形駅より山交バス(約5分)「霞城公園前」下車、徒歩約5分
・山形駅東口よりベニちゃんバス(東くるりん)「霞城公園前」下車すぐ
駐車場
Parking Lot
あり(約220台・無料)
※北門、東大手門、南門付近に駐車場あり
日本100名城スタンプ設置場所 霞城公園内・山形市郷土館(9:00~16:30)
公式サイト・お問い合わせ 山形市公園緑地課 TEL: 023-641-1212(代表)

上山城 / Kaminoyama Jou[Kaminoyama Castle]

上山城の歴史と特徴

上山城は、天文4年(1535年)に武衛義忠(ぶえい よしただ)によって築城された平山城です。別名「月岡城」とも呼ばれ、月岡公園として整備された丘陵に位置しています。

戦国時代には上山氏の居城として、また最上氏と伊達氏の勢力争いの最前線として重要な役割を果たしました。江戸時代には上山藩の藩庁が置かれ、土岐氏、松平氏などが城主を務めました。城下町として栄えた上山は、羽州街道の宿場町としても発展し、温泉地としても知られるようになりました。

明治維新後、他の多くの城郭と同様に廃城令により建物は取り壊されましたが、昭和57年(1982年)に天守が模擬復元され、現在は「上山城郷土資料館」として一般公開されています。

見どころと展示内容

現在の天守は模擬天守であり、史実とは異なる外観で建てられていますが、外観は鉄筋コンクリート造りで三層四階の立派な構えとなっています。内部は郷土資料館として整備され、上山藩の歴史、城下町の暮らし、武具・甲冑、上山の民俗資料などが展示されています。

最上階の展望室からは、上山市街や蔵王連峰を一望でき、特に晴れた日には雄大な景色を楽しむことができます。また、城跡がある月岡公園は桜の名所としても知られ、春には約100本の桜が咲き誇り、城と桜のコラボレーションが美しい景観を作り出します。

かみのやま温泉との組み合わせ観光

上山城は「かみのやま温泉」という東北有数の温泉地に位置しており、城郭観光と温泉を組み合わせた観光が楽しめます。城見学の後に温泉でゆっくりとくつろぐという、贅沢な時間を過ごすことができるのが上山城観光の魅力の一つです。

築城年
Year of Built
1535年(天文4年)
築城主
Founder
武衛義忠(ぶえい よしただ)
指定
Designation
市指定史跡
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(1982年復元・鉄筋コンクリート造、三層四階)
城郭の特徴
Castle Features
平山城、月岡の丘陵に位置、別名「月岡城」
住所
Address
〒999-3154 山形県上山市元城内3-7(月岡公園内)
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
9:00~16:45(最終入館16:30)
入城料
Admission fee
大人:410円
学生(高校・大学生):360円
小人(小・中学生):50円
※団体割引あり(20名以上)
定休日
Holiday
・奇数月第2木曜日(祝日の場合は翌日)
・燻蒸休館日(9月第1週月曜日~金曜日)
・年末(12月29日~12月31日)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
・JR「かみのやま温泉駅」より徒歩約15分
・JR「かみのやま温泉駅」よりタクシー約5分
・山形自動車道「山形蔵王IC」より車で約15分
駐車場
Parking Lot
あり(月岡公園駐車場・約100台・無料)
展示内容 上山藩の歴史、城下町の暮らし、武具・甲冑、民俗資料、最上階展望室
お問い合わせ 上山城郷土資料館 TEL: 023-673-3660
周辺観光 かみのやま温泉、武家屋敷、上山市立図書館、クアオルトウォーキングコース

詳細記事:山形県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Yamagata ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

福島県の城・城跡・城址 / Japanese Castles in Fukushima

福島県には、日本の激動の歴史を今に伝える数多くの名城が点在しています。特に会津地方は、幕末の戊辰戦争の舞台として知られ、会津若松城(鶴ヶ城)をはじめとする城郭群は、武士道精神と不屈の魂を体現する歴史的建造物として高い評価を受けています。

福島県内には日本100名城に選定された三城(二本松城、会津若松城、白河小峰城)があり、それぞれが異なる時代背景と建築様式を持ち、訪れる人々に独自の魅力を提供しています。室町時代から戦国時代、江戸時代を経て現代に至るまで、これらの城は地域の政治・軍事・文化の中心として機能してきました。

二本松城 / Nihonmatsu Jou[Nihonmatsu Castle]

二本松城は、福島県二本松市にある室町時代中期に築城された山城で、別名「霞ヶ城」「白旗城」とも呼ばれています。標高345mの白旗ヶ峰を中心に築かれた天然の要害で、東北地方でも有数の堅固な城郭として知られています。

戊辰戦争では、二本松少年隊の悲劇の舞台となったことで有名です。平均年齢15~16歳の少年たちが城を守るために戦った史実は、日本史における悲劇的なエピソードとして今も語り継がれています。

現在は「霞ヶ城公園」として整備され、本丸跡には石垣や土塁が良好な状態で残されています。春には「日本さくら名所100選」に選ばれるほどの桜の名所となり、約1,000本のソメイヨシノが咲き誇ります。秋の紅葉も見事で、四季を通じて多くの観光客が訪れます。

見どころ:復元された箕輪門、本丸石垣、二本松少年隊群像、搦手門跡、洗心亭からの眺望

築城年
Year of Built
室町時代中期(1441年頃)
築城主
Founder
二本松満泰
指定
Designation
日本100名城(第11番)(Japan's Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
天守なし(本丸跡のみ)
住所
Address
福島県二本松市郭内3丁目2
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
24時間開放(霞ヶ城公園として)
※歴史資料館は9:00~17:00
入城料
Admission fee
無料(Free)
※二本松市歴史資料館は一般100円、高校生以下無料
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
※歴史資料館は月曜日・年末年始休館
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR東北本線二本松駅より徒歩約20分
東北自動車道二本松ICより車で約5分
駐車場
Parking Lot
約280台 無料(Free)
ベストシーズン
Best Season
桜の見頃:4月中旬~下旬、紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬

会津若松城(鶴ヶ城) / Aizu Wakamatsu Jou(Tsuruga Jou)[Aizu Wakamatsu Castle(Tsuruga Castle)]

会津若松城は、福島県会津若松市にある平山城で、一般的には「鶴ヶ城」の名で親しまれています。1384年に蘆名直盛によって築かれた黒川城が起源で、その後、伊達氏、上杉氏、蒲生氏を経て、江戸時代には会津松平家23万石の居城として繁栄しました。

戊辰戦争では、新政府軍の猛攻に対して約1ヶ月間の籠城戦を展開し、難攻不落の名城としてその名を歴史に刻みました。白虎隊の悲劇もこの城に関連する有名なエピソードです。明治7年(1874年)に天守が取り壊されましたが、昭和40年(1965年)に鉄筋コンクリート造で外観復元されました。

平成23年(2011年)には、幕末期の姿を忠実に再現した赤瓦への葺き替えが完了し、日本で唯一の赤瓦天守として注目を集めています。天守内部は郷土博物館となっており、会津の歴史や文化を学ぶことができます。

城内には、千利休の子・少庵と孫・宗旦ゆかりの茶室「麟閣」があり、茶道愛好家からも高い評価を受けています。また、桜の名所としても有名で、約1,000本のソメイヨシノが咲く春には多くの花見客で賑わいます。

見どころ:赤瓦の天守、走長屋、干飯櫓、南走長屋、茶室麟閣、鉄門、帯曲輪、石垣、内堀

築城年
Year of Built
1384年(至徳元年)
※現在の城郭は1593年蒲生氏郷による大改修後
築城主
Founder
蘆名直盛(近代的城郭:蒲生氏郷)
指定
Designation
日本100名城(第12番)(Japan's Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
外観復元天守(鉄筋コンクリート造、1965年再建)
※日本唯一の赤瓦天守
住所
Address
福島県会津若松市追手町1-1
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
8:30~17:00(入城締切16:30)
※時期により変動あり
入城料
Admission fee
天守閣・茶室麟閣共通券:大人510円、小中学生150円
天守閣のみ:大人410円、小中学生150円
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR磐越西線会津若松駅よりバス「鶴ヶ城入口」下車徒歩約5分(バス約10分)
磐越自動車道会津若松ICより車で約15分
駐車場
Parking Lot
西出丸駐車場:約200台、東口駐車場:約130台、南口駐車場:約35台
料金:1時間200円、以降1時間毎100円
ベストシーズン
Best Season
桜の見頃:4月中旬~下旬、紅葉の見頃:10月下旬~11月中旬
雪景色:1月~2月

白河小峰城 / Shirakawa Komine Jou[Shirakawa Komine Castle]

白河小峰城は、福島県白河市にある平山城で、東北地方では珍しい総石垣造りの城郭です。1340年に結城親朝が築いた城が起源とされ、寛永9年(1632年)に初代白河藩主・丹羽長重によって近世城郭として大改修されました。

白河小峰城の最大の特徴は、東北地方では数少ない総石垣造りの城郭であることです。石垣は「野面積み」という古い技法で積まれており、自然石の風合いを生かした美しい曲線を描いています。この石垣は400年近い歳月を経た現在も、当時の姿をほぼそのまま留めています。

天守に相当する三重櫓と前御門は、平成3年(1991年)に江戸時代の建築様式を忠実に再現した木造復元建築として再建されました。伝統的な工法と材料を用いた復元は高く評価され、復元天守としては全国でも指折りの完成度を誇ります。

平成23年(2011年)の東日本大震災では石垣の一部が崩落する被害を受けましたが、約8年の歳月をかけた修復工事により、令和元年(2019年)に復旧が完了しました。現在は震災からの復興のシンボルとしても注目されています。

城跡は「小峰城跡」として国の史跡に指定されており、春には約180本の桜が咲き、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。白い石垣と桜のコントラストが美しく、多くの写真愛好家が訪れます。

見どころ:木造復元三重櫓、前御門、総石垣の野面積み、本丸跡、二ノ丸跡、清水門跡、桜

築城年
Year of Built
1340年(興国元年/暦応3年)
※近世城郭は1632年(寛永9年)丹羽長重による
築城主
Founder
結城親朝(近世城郭:丹羽長重)
指定
Designation
日本100名城(第13番)(Japan's Top 100 Castles)、国の史跡(National Historic Site)、白河市文化財(Shirakawa City Cultural Property)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
木造復元天守(三重櫓、1991年復元)
※伝統工法による忠実な木造復元
住所
Address
福島県白河市郭内1
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
三重櫓・前御門:
4月~10月 9:00~17:00(最終入館16:30)
11月~3月 9:00~16:00(最終入館15:30)
※城跡は24時間散策可能
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
12月29日~1月3日
※城跡は年中無休
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR東北本線白河駅より徒歩約5分
東北自動車道白河ICより車で約10分
駐車場
Parking Lot
城山公園駐車場:約50台、二の丸駐車場:約50台 無料(Free)
ベストシーズン
Best Season
桜の見頃:4月中旬~下旬、紅葉の見頃:11月上旬~中旬

常盤城 / Tokiwa Jou[Tokiwa Castle]

常盤城は、福島県田村市常葉町にあった山城で、別名「蛇石城」「常葉城」とも呼ばれています。建治元年(1275年)に熊谷直則によって築城されたと伝えられ、戦国時代には田村氏の一族が居城としました。

城は標高345mの山上に築かれ、阿武隈山地の自然地形を巧みに利用した堅固な山城でした。本丸を中心に、二の丸、三の丸が配置され、各曲輪には土塁や空堀の遺構が今も残されています。特に、本丸周辺の石垣は当時の築城技術を伝える貴重な遺構として評価されています。

現在、山頂には昭和54年(1979年)に建設された模擬天守が建っています。この天守は歴史的な天守を忠実に復元したものではなく、観光シンボルとして建てられたものです。内部は展示室となっており、常葉地域の歴史や文化を紹介しています。

城跡一帯は公園として整備されており、春には桜、秋には紅葉が楽しめる市民の憩いの場となっています。展望台からは阿武隈山地の山々を一望でき、晴れた日には遠く太平洋まで見渡すことができます。

見どころ:模擬天守、本丸跡の石垣、土塁、空堀、展望台からのパノラマビュー、桜・紅葉

築城年
Year of Built
1275年(建治元年)頃
築城主
Founder
熊谷直則
指定
Designation
田村市文化財(Tamura City Cultural Property)
天守の分類・種類
Castle Tower Classification
模擬天守(観光用、1979年建設)
※歴史的根拠に基づかない創作天守
住所
Address
福島県田村市常葉町常葉舘184
地図
Map
地図(Map)
開城時間
Opening hours
城跡公園:24時間開放
模擬天守:9:00~16:00(冬季は閉鎖の場合あり)
入城料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
城跡公園:無休(Open all year round)
模擬天守:冬季閉鎖あり(12月~3月)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR磐越東線磐城常葉駅より車で約10分(徒歩約40分)
磐越自動車道船引三春ICより車で約20分
駐車場
Parking Lot
約20台 無料(Free)
ベストシーズン
Best Season
桜の見頃:4月中旬~下旬、紅葉の見頃:10月下旬~11月上旬

詳細記事:福島県の城・城跡・城址まとめ・一覧 / Japanese Castles in Fukushima ~日本100名城と天守のある城(現存天守、復元天守、復興天守、模擬天守)、天守の分類・種類・指定文化財などの観点でみる歴史的建造物、梅・桜・紅葉も楽しめる名所・スポット~

東北地方の城めぐりプランニングガイド

東北の城めぐりはJR東北新幹線を起点に各地へアクセスするのが効率的です。仙台・盛岡・青森を結ぶ新幹線沿線に主要な城跡が集まっており、秋田・山形・福島へはアクセス特急で移動できます。春(4月下旬〜5月上旬)は弘前城・仙台城・久保田城の桜が特に素晴らしく、秋(10月〜11月)は紅葉に彩られた城跡が美しい季節です。会津若松城は戊辰戦争関連の史跡(飯盛山・白虎隊墓地)と組み合わせて巡ると、より深い歴史体験が得られます。東北周遊パスを利用したモデルコース(3〜5泊)がおすすめです。