[1985年開催(1984年映画作品対象)]第57回アカデミー賞(オスカー賞)受賞映画作品(ノミネート含む) まとめ・一覧 / List of Academy Awards(The Oscars) Nominees 〜アメリカ合衆国の優れた映画と関係者が毎年部門別に表彰されるAMPAS主催の映画賞〜

Academy Awards,Movie,Products

アカデミー賞(Academy Awards / The Oscars)とは

アカデミー賞(Academy Awards)とは、映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences, AMPAS)が主催する、アメリカ合衆国における映画界最高峰の賞です。映画の健全な発展と芸術・科学の品質向上を目的に、キャスト・スタッフなどの映画関係者を毎年部門別に表彰し、その年の最も優れた業績を讃えます。

受賞者には賞金こそ出ませんが、金色のオスカー像(Oscar statuette)が授与されることから「オスカー賞(The Oscars)」の愛称でも広く親しまれています。アカデミー賞の歴史は世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭)よりも古く、第1回の授賞式は1929年に開催されました。以来、世界中の映画ファンや業界関係者が注目する映画界最大のイベントとして定着しています。

アカデミー賞へのノミネート及び受賞結果は世界中で大きく報道され、各国における対象映画の興行成績やビデオ・配信の売上にも多大な影響を与えます。ノミネート作品・受賞作品はAMPAS会員である著名なプロデューサー、監督、脚本家、俳優、技術者、批評家などの投票によって選出されるため、その評価は映画史における重要な指標となっています。

第57回アカデミー賞(1985年開催)の概要と見どころ

第57回アカデミー賞授賞式は、1985年3月25日にロサンゼルスのドロシー・チャンドラー・パビリオンで開催されました。司会はジャック・レモンが務め、1984年に公開された映画作品を対象としています。

作品賞・監督賞:『アマデウス』が最多8部門を制覇

この年のアカデミー賞を語る上で最も重要な作品が、ミロス・フォアマン監督の『アマデウス(Amadeus)』です。ピーター・シェーファーの同名舞台劇を映画化した本作は、18世紀ウィーンを舞台にモーツァルトとサリエリの宿命的な関係を描いた伝記映画です。作品賞・監督賞・主演男優賞・脚色賞・美術賞・衣裳デザイン賞・メイクアップ賞・録音賞の最多8部門を受賞する圧倒的な強さを見せました。ノミネート11部門中8部門受賞という高い受賞率は、同作品の完成度の高さを物語っています。チェコスロバキア出身のフォアマン監督にとっては、1975年の『カッコーの巣の上で』に続く2度目のアカデミー監督賞受賞となりました。

主演男優賞:F・マーリー・エイブラハムの歴史的名演

主演男優賞には『アマデウス』でサリエリを演じたF・マーリー・エイブラハムが選ばれました。モーツァルトの才能を羨みながらも苦悩する宮廷作曲家を見事に演じ切り、映画史に残る名演技と評価されています。一方、同作品でモーツァルト役を務めたトム・ハルスも同じく主演男優賞にノミネートされ、一つの作品から2名が同時ノミネートされる稀なケースとなりました。

主演女優賞:サリー・フィールドが2度目のオスカーを獲得

主演女優賞は『プレイス・イン・ザ・ハート(Places in the Heart)』のサリー・フィールドが受賞。テキサスの農村で綿花畑を守るために奮闘する未亡人の役を力強く演じ、1979年の『ノーマ・レイ』以来2度目のオスカーを手にしました。受賞スピーチでの「You like me, right now, you like me!」は、アカデミー賞史上最も有名なスピーチのひとつとして語り継がれています。

助演男優賞:異例の受賞 ― 演技未経験のハイン・S・ニョール

助演男優賞は『キリング・フィールド(The Killing Fields)』のハイン・S・ニョールが受賞しました。カンボジアのクメール・ルージュ政権下での実体験を持つ医師でありながらプロの俳優ではなかったニョールが、ジャーナリストの助手ディス・プランを演じて受賞したことは、アカデミー賞史上でも異例のことでした。演技経験のない人物がオスカーを受賞した極めて稀な事例であり、本作はカンボジア内戦の悲劇を世界に知らしめる重要な作品となりました。同作品は撮影賞・編集賞も獲得しています。

助演女優賞:77歳のペギー・アシュクロフトが受賞

助演女優賞は『インドへの道(A Passage to India)』のペギー・アシュクロフトが77歳で受賞。巨匠デヴィッド・リーン監督の遺作ともなった本作で、インドを旅するイギリス人女性ムーア夫人を繊細に演じました。英国演劇界の至宝と称される彼女のオスカー受賞は、長年にわたる功績が認められた結果でもあります。同作品は作曲賞も受賞しています。

技術部門・音楽部門の注目ポイント

この年は技術部門にも注目作品が多く、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(Indiana Jones and the Temple of Doom)』が視覚効果賞を受賞。ILM(インダストリアル・ライト&マジック)によるVFXは1980年代のハリウッド視覚効果技術の最先端を示すものでした。歌曲・編曲賞ではプリンス主演の『パープル・レイン(Purple Rain)』、歌曲賞ではスティーヴィー・ワンダーの「I Just Called to Say I Love You」(映画『ウーマン・イン・レッド』)が選ばれるなど、音楽関連の受賞にも豪華な顔ぶれが揃いました。ノミネートには『フットルース』『ゴースト・バスターズ』の楽曲も含まれており、1984年が映画音楽の当たり年であったことがうかがえます。

1984年の映画界を振り返る

1984年の映画界は、芸術的な文芸大作と娯楽大作が共存した年でした。『アマデウス』が作品賞を獲得する一方で、興行的には『ビバリーヒルズ・コップ』『ゴースト・バスターズ』『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』『ベスト・キッド』といったエンターテインメント作品が大ヒットを記録しました。また、『キリング・フィールド』や『プレイス・イン・ザ・ハート』のような社会派ドラマも高い評価を受け、多様なジャンルが花開いた充実のシーズンでした。

以下では、第57回アカデミー賞(1985年開催・1984年映画作品対象)の全部門における受賞作品とノミネート作品を一覧でまとめています。各作品名のリンクから作品の詳細を確認できます。

[1985年開催(1984年映画作品対象)]第57回アカデミー賞(オスカー賞)受賞映画作品(ノミネート含む) まとめ・一覧 / List of Academy Awards(The Oscars) Nominees 〜アメリカ合衆国の優れた映画と関係者が毎年部門別に表彰されるAMPAS主催の映画賞〜

作品賞 / Sakuhin Shou[Best Picture]

受賞
Winner
アマデウス[Amadeus] ⇒ ソウル・ゼインツ[Saul Zaentz]

ノミネート
Nominees

キリング・フィールド[The Killing Fields] ⇒ デヴィッド・パットナム[David Puttnam]、イアイン・スミス[Iain Smiths]
インドへの道[A Passage to India] ⇒ ジョン・ブラボーン[John Brabourne]、リチャード・ B・グッドウィン[Richard B. Goodwins]
プレイス・イン・ザ・ハート[Places in the Heart] ⇒ アーレン・ドノヴァン[Arlene Donovan]
ソルジャー・ストーリー[A Soldier’s Story] ⇒ ノーマン・ジュイソン[Norman Jewison]、Ronald L. Schwary and Patrick Palmers

監督賞 / Kantoku Shou[Best Director]

受賞
Winner
アマデウス[Amadeus] ⇒ ミロス・フォアマン[Miloš Forman]

ノミネート
Nominees

ブロードウェイのダニー・ローズ[Broadway Danny Rose] ⇒ ウディ・アレン[Woody Allen]
プレイス・イン・ザ・ハート[Places in the Heart] ⇒ ロバート・ベントン[Robert Benton]
キリング・フィールド[The Killing Fields] ⇒ ローランド・ジョフィ[Roland Joffé]
インドへの道[A Passage to India] ⇒ デヴィッド・リーン[David Lean]

主演男優賞 / Shuen Danyuh Shou[Best Actor]

受賞
Winner
アマデウス[Amadeus] ⇒ F・マーリー・エイブラハム[F. Murray Abraham]

ノミネート
Nominees

スターマン/愛・宇宙はるかに[Starman] ⇒ ジェフ・ブリッジス[Jeff Bridges]
火山のもとで[Under the Volcano] ⇒ アルバート・フィニー[Albert Finney]
アマデウス[Amadeus] ⇒ トム・ハルス[Tom Hulce]
キリング・フィールド[The Killing Fields] ⇒ サム・ウォーターストン[Sam Waterston]

主演女優賞 / Shuen Danyuh Shou[Best Actress]

受賞
Winner
プレイス・イン・ザ・ハート[Places in the Heart] ⇒ サリー・フィールド[Sally Field]

ノミネート
Nominees

インドへの道[A Passage to India] ⇒ ジュディ・デイヴィス[Judy Davis]
カントリー[Country] ⇒ ジェシカ・ラング[Jessica Lange]
ボストニアン[The Bostonians] ⇒ ヴァネッサ・レッドグレイヴ[Vanessa Redgrave]
ザ・リバー[The River] ⇒ シシー・スペイセク[Sissy Spacek]

助演男優賞 / Joen Danyuh Shou[Best Supporting Actor]

受賞
Winner
キリング・フィールド[The Killing Fields] ⇒ ハイン・S・ニョール[Haing S. Ngor]

ノミネート
Nominees

ソルジャー・ストーリー[A Soldier’s Story] ⇒ アドルフ・シーザー[Adolph Caesar]
プレイス・イン・ザ・ハート[Places in the Heart] ⇒ ジョン・マルコヴィッチ[John Malkovich]
ベスト・キッド[The Karate Kid] ⇒ ノリユキ・パット・モリタ[Pat Morita]
グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説[Greystoke: The Legend of Tarzan, Lord of the Apes] ⇒ ラルフ・リチャードソン[Ralph Richardson]

助演女優賞 / Joen Joyuh Shou[Best Supporting Actress]

受賞
Winner
インドへの道[A Passage to India] ⇒ ペギー・アシュクロフト[Peggy Ashcroft]

ノミネート
Nominees

ナチュラル[The Natural] ⇒ グレン・クローズ[Glenn Close]
プレイス・イン・ザ・ハート[Places in the Heart] ⇒ リンゼイ・クローズ[Lindsay Crouse]
スイング・シフト[Swing Shift] ⇒ クリスティーン・ラーティ[Christine Lahti]
パッショネイト 悪の華[The Pope of Greenwich Village] ⇒ ジェラルディン・ペイジ[Geraldine Page]

脚本賞 / Kyakuhon Shou[Best Screenplay Written Directly for the Screen]

受賞
Winner
プレイス・イン・ザ・ハート[Places in the Heart] ⇒ ロバート・ベントン[Robert Benton]

ノミネート
Nominees

ビバリーヒルズ・コップ[Beverly Hills Cop] ⇒ ダニロ・バック[Danilo Bach]、ダニエル・ペトリ・Jr[Daniel Petrie Jr.]
ブロードウェイのダニー・ローズ[Broadway Danny Rose] ⇒ ウディ・アレン[Woody Allen]
エル・ノルテ/約束の地[The North] ⇒ グレゴリー・ナヴァ[Gregory Nava]、アンナ・トーマス[Anna Thomas]
スプラッシュ[Splash] ⇒ ブライアン・グレイザー[Brian Grazer]、ローウェル・ガンツ[Lowell Ganz]、ババルー・マンデル[Babaloo Mandel]、ブルース・J・フリードマン[Bruce Jay Friedman]

脚色賞 / Kyakushoku Shou[Best Screenplay Based on Material Previously Produced or Published]

受賞
Winner
アマデウス[Amadeus] ⇒ ピーター・シェーファー[Peter Shaffer]

ノミネート
Nominees

グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説[Greystoke: The Legend of Tarzan, Lord of the Apes] ⇒ P・H・ヴァザック[P.H. Vazak]、マイケル・オースティン[Michael Austin]
キリング・フィールド[The Killing Fields] ⇒ ブルース・ロビンソン[Bruce Robinson]
インドへの道[A Passage to India] ⇒ デヴィッド・リーン[David Lean]
ソルジャー・ストーリー[A Soldier’s Story] ⇒ チャールズ・フラー[Charles Fuller]

外国語映画賞 / Gaikokugo Eiga Shou[Best Foreign Language Film]

受賞
Winner
Dangerous Moves (スイス[Switzerland])

ノミネート
Nominees

Beyond the Walls (イスラエル[Israel])
カミーラ[Camila] (アルゼンチン[Argentina])
Double Feature (スペイン[Spain])
Wartime Romance (ソビエト連邦[USSR])

長編ドキュメンタリー映画賞 / Chouhen Documentary Eiga Shou[Best Documentary Feature]

受賞
Winner
ハーヴェイ・ミルク[The Times of Harvey Milk] ⇒ ロバート・エプスタイン[Robert Epstein]、リチャード・シュミーセン[Richard Schmiechen]

ノミネート
Nominees

High Schools ⇒ チャールズ・グッケンハイム[Charles Guggenheim]、Nancy Sloss
In the Name of the People ⇒ Alex W. Drehsler、フランク・クリストファー[Frank Christopher]
MARLENE/マレーネ[Marlene] ⇒ カレル・ディルカ[Karel Dirka]、ゼヴ・ブラウン[Zev Braun]
子供たちをよろしく[Streetwise] ⇒ シェリル・マッコール[Cheryl McCall]

短編ドキュメンタリー映画賞 / Tanpen Documentary Eiga Shou[Best Documentary Short Subject]

受賞
Winner
The Stone Carvers ⇒ マージョリー・ハント[Marjorie Hunt]、ポール・ワグナー[Paul Wagner]

ノミネート
Nominees

The Children of Soong Ching Ling ⇒ ゲイリー・ブッシュ[Gary Bush]、ポール・T・K・リン[Paul T.K. Lin]
Code Gray: Ethical Dilemmas in Nursing ⇒ Ben Achtenberg。ジョン・ソーヤー[Joan Sawyer]
The Garden of Eden ⇒ ローレンス・R・ホット[Lawrence R. Hott]、ロジャー・M・シャーマン[Roger M. Sherman]
Recollections of Pavlovsk ⇒ Irina Kalinina

短編映画賞 / Tanpen Eiga Shou[Best Live Action Short Film]

受賞
Winner
Up ⇒ マイク・フーヴァー[Mike Hoover]

ノミネート
Nominees

The Painted Door ⇒ マイケル・マクミラン[Michael MacMillan]、ジャニス・L・プラット[Janice L. Platt]
Tales of Meeting and Parting ⇒ シャロン・オレック[Sharon Oreck]、レスリー・リンカ・グラッター[Lesli Linka Glatter]

短編アニメ賞 / Tanpen Anime Shou[Best Animated Short Film]

受賞
Winner
Charade ⇒ ジョン・ミニス[Jon Minnis]

ノミネート
Nominees

Doctor DeSoto ⇒ モートン・シンデル[Morton Schindel]、マイケル・スポーン[Michael Sporn]
Paradise ⇒ イシュ・パテル[Ishu Patel]

作曲賞 / Sakkyoku Shou[Best Original Score]

受賞
Winner
インドへの道[A Passage to India] ⇒ モーリス・ジャール[Maurice Jarre]

ノミネート
Nominees

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説[Indiana Jones and the Temple of Doom] ⇒ ジョン・ウィリアムズ[John Williams]
ナチュラル[The Natural] ⇒ ランディ・ニューマン[Randy Newman]
ザ・リバー[The River] ⇒ ジョン・ウィリアムズ[John Williams]
火山のもとで[Under the Volcano] ⇒ アレックス・ノース[Alex North]

歌曲・編曲賞 / Kakyoku Henkyoku Shou[Best Original Song Score]

受賞
Winner
プリンス/パープル・レイン[Purple Rain] ⇒ プリンス[Prince]

ノミネート
Nominees

マペットめざせブロードウェイ![The Muppets Take Manhattan] ⇒ ジェフ・モス[Jeff Moss]
ソングライター[Songwriter] ⇒ クリス・クリストファーソン[Kris Kristofferson]

歌曲賞 / Kashou Shou[Best Original Song]

受賞
Winner
“I Just Called to Say I Love You" from ウーマン・イン・レッド[The Woman in Red] ⇒ 作詞・作曲:スティーヴィー・ワンダー[Stevie Wonder]

ノミネート
Nominees

“Against All Odds (Take a Look at Me Now)" from カリブの熱い夜[Against All Odds] ⇒ 作詞・作曲:フィル・コリンズ[Phil Collins]
“Footloose" from フットルース[Footloose] ⇒ 作詞・作曲:ケニー・ロギンス[Kenny Loggins]、ディーン・ピッチフォード[Dean Pitchford]
“Let’s Hear It for the Boy" from フットルース[Footloose] ⇒ 作詞・作曲:ディーン・ピッチフォード[Dean Pitchford]、トム・スノウ[Tom Snow]
“Ghostbusters" from ゴースト・バスターズ[Ghostbusters] ⇒ 作詞・作曲:レイ・パーカー・ジュニア[Ray Parker Jr.]

音響編集賞 / Onkyou Henshuh Shou[Best Sound Effects Editing]

受賞
Winner
ザ・リバー[The River] ⇒ ケイ・ローズ[Kay Rose]

ノミネート
Nominees

録音賞 / Rokuon Shou[Best Sound]

受賞
Winner
アマデウス[Amadeus] ⇒ マーク・バーガー[Mark Berger]、トム・スコット[Tom Scott]、トッド・ボークルヘイド[Todd Boekelheide]、クリス・ニューマン[Chris Newman]

ノミネート
Nominees

デューン/砂の惑星[Dune] ⇒ ビル・ヴァーニー[Bill Varney]、スティーヴ・マスロウ[Steve Maslow]、ケヴィン・オコネル[Kevin O’Connell]、ネルソン・ストール[Nelson Stoll]
インドへの道[A Passage to India] ⇒ グラハム・V・ハートストーン[Graham V. Hartstone]、ニコラス・ラ・メジャラー[Nicolas Le Messurier]、マイケル・A・カーター[Michael A. Carter]、ジョン・W・ミッチェル[John W. Mitchell]
ザ・リバー[The River] ⇒ ニック・アルフィン[Nick Alphin]、ロバート・サールウェル[Robert Thirlwell]、リチャード・ポートマン[Richard Portman]、デヴィッド・M・ロニ[David M. Ronne]
2010年[2010] ⇒ マイケル・J・コフト[Michael J. Kohut]、アーロン・ローチン[Aaron Rochin]、カルロス・デラリオス[Carlos Delarios]、ジーン・キャンタメッサ[Gene Cantamessa]

美術賞 / Bijutsu Shou[Best Art Direction]

受賞
Winner
アマデウス[Amadeus] ⇒ パトリシア・フォン・ブランデンスタイン[Patrizia von Brandenstein]、カレル・サーニー[Karel Černý]

ノミネート
Nominees

2010年[2010] ⇒ アルバート・バーナー[Albert Brenner]、リック・シンプソン[Rick Simpson]
コットンクラブ[The Cotton Club] ⇒ リチャード・シルバート[Richard Sylbert]、ジョージ・ゲインズ[George Gaines]、レス・ブルーム[Leslie Bloom]
ナチュラル[The Natural] ⇒ アンゲロ・グラハム[Angelo P. Graham]、メル・ボーン[Mel Bourne]、James J. Murakami、スピード・ホプキンス[Speed Hopkins]、ブルース・ワイントロープ[Bruce Weintraub]
インドへの道[A Passage to India] ⇒ ジョン・ボックス[John Box]、レスリー・トムキンス[Leslie Tomkins]、ヒュー・スケイフ[Hugh Scaife]

撮影賞 / Satsuei Shou[Best Cinematography]

受賞
Winner
キリング・フィールド[The Killing Fields] ⇒ クリス・メンゲス[Chris Menges]

ノミネート
Nominees

アマデウス[Amadeus] ⇒ ミロスラフ・オンドリチェク[Miroslav Ondricek]
ナチュラル[The Natural] ⇒ キャレブ・デシャネル[Caleb Deschanel]
インドへの道[A Passage to India] ⇒ アーネスト・デイ[Ernest Day]
ザ・リバー[The River] ⇒ ヴィルモス・スィグモンド[Vilmos Zsigmond]

メイクアップ賞 / Makeup Shou[Best Makeup]

受賞
Winner
アマデウス[Amadeus] ⇒ ディック・スミス[Dick Smith]、ポール・ルブランク[Paul LeBlanc]

ノミネート
Nominees

グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説[Greystoke: The Legend of Tarzan, Lord of the Apes] ⇒ リック・ベイカー[Rick Baker]、ポール・エンジェレン[Paul Engelen]
2010年[2010] ⇒ マイケル・ウエストモア[Michael Westmore]

衣裳デザイン賞 / Ishou Design Shou[Best Costume Design]

受賞
Winner
アマデウス[Amadeus] ⇒ テオドール・ピステック[Theodor Pištěk]

ノミネート
Nominees

2010年[2010] ⇒ パトリシア・ノリス[Patricia Norris]
ボストニアン[The Bostonians] ⇒ ジェニー・ビーヴァン、ジョン・ブライト[Jenny Beavan and John Bright]
インドへの道[A Passage to India] ⇒ ジュディ・ムーアクロフト[Judy Moorcroft]
プレイス・イン・ザ・ハート[Places in the Heart] ⇒ アン・ロス[Ann Roth]

編集賞 / Henshuh Shou[Best Film Editing]

受賞
Winner
キリング・フィールド[The Killing Fields] ⇒ ジム・クラーク[Jim Clark]

ノミネート
Nominees

アマデウス[Amadeus] ⇒ ニーナ・デーンヴィック[Nena Danevic]、マイケル・チャンドラー[Michael Chandler]
コットンクラブ[The Cotton Club] ⇒ バリー・マルキン[Barry Malkin]、ロバート・Q・ラヴェット[Robert Q. Lovett]
インドへの道[A Passage to India] ⇒ デヴィッド・リーン[David Lean]
ロマンシング・ストーン 秘宝の谷[Romancing the Stone] ⇒ ドン・キャンバーン[Donn Cambern]、フランク・モリス[Frank Morriss]

視覚効果賞 / Shikaku Kouka Shou[Best Visual Effects]

受賞
Winner
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説[Indiana Jones and the Temple of Doom] ⇒ デニス・ミューレン[Dennis Muren]、Michael J. McAlister、ローン・ピーターソン[Lorne Peterson]、ジョージ・ギブス[George Gibbs]

ノミネート
Nominees

2010年[2010] ⇒ リチャード・エドランド[Richard Edlund]、ニール・クレペラ[Neil Krepela]、ジョージ・ヤンセン[George Jenson]、マーク・ステットソン[Mark Stetson]
ゴースト・バスターズ[Ghostbusters] ⇒ リチャード・エドランド[Richard Edlund]、ジョン・ブルーノ[John Bruno]、マーク・ヴァーゴ[Mark Vargo]、チャック・ギャスパー[Chuck Gasper]

第57回アカデミー賞(1985年)受賞結果の総括

第57回アカデミー賞は、『アマデウス』が8部門を制覇し、1980年代を代表するアカデミー賞受賞作のひとつとして映画史にその名を刻みました。同作品は芸術性・娯楽性・技術力の三拍子が揃った稀有な傑作であり、モーツァルトの音楽が現代にも広く再評価されるきっかけとなりました。

また、『キリング・フィールド』は社会派映画として3部門を受賞し、カンボジアの悲劇に世界的な関心を集めました。『インドへの道』『プレイス・イン・ザ・ハート』もそれぞれ複数部門で評価され、文学的原作に基づく質の高い作品群がこの年の授賞式を彩りました。

技術・音楽部門では、スピルバーグ製作総指揮の『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』やプリンスの『パープル・レイン』、スティーヴィー・ワンダーの名曲など、エンターテインメント性の高い受賞が相次ぎ、1984年が映画史における黄金期のひとつであったことを証明しています。

第57回アカデミー賞に関するよくある質問(FAQ)

Q. 第57回アカデミー賞で最多受賞した作品は?

A. 『アマデウス(Amadeus)』が作品賞・監督賞・主演男優賞・脚色賞・美術賞・衣裳デザイン賞・メイクアップ賞・録音賞の最多8部門を受賞しました。

Q. 第57回アカデミー賞の授賞式はいつ、どこで行われた?

A. 1985年3月25日にロサンゼルスのドロシー・チャンドラー・パビリオン(Dorothy Chandler Pavilion)で開催されました。司会はジャック・レモン(Jack Lemmon)が務めました。

Q. 1985年のアカデミー賞で話題となった受賞者は?

A. 助演男優賞のハイン・S・ニョール(Haing S. Ngor)が特に注目されました。プロの俳優ではなく、カンボジアの元医師がオスカーを受賞したのはアカデミー賞史上でも極めて異例のことです。また、助演女優賞のペギー・アシュクロフト(Peggy Ashcroft)は77歳での受賞でした。

Q. 第57回アカデミー賞の対象となった映画はいつの作品?

A. 1984年にアメリカ合衆国で公開された映画作品が対象です。