ベトナムの世界遺産 一覧・まとめ / UNESCO World Heritage Sites in Vietnam ~文化遺産(負の世界遺産、文化的景観、産業遺産、近代化遺産、稼働遺産)、自然遺産、複合遺産、危機遺産~

3月 3, 2018Travel,UNESCO World Heritage Sites,Vietnam,World

親記事:世界各国の世界遺産 一覧・まとめ / UNESCO World Heritage Sites in the World ~文化遺産(負の世界遺産、文化的景観、産業遺産、近代化遺産、稼働遺産)、自然遺産、複合遺産、危機遺産~

世界遺産とはユネスコ総会で採択された世界遺産条約「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて登録された遺跡、景観、自然などの人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持ち、移動が不可能な物件を指します。つまり世界遺産の登録の本来の目的は自然や文化的に価値のあるものを保護・保全し、過去から未来へと伝えていくことです。

ベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)は、東南アジアのインドシナ半島東部に位置し、南北に細長い国土を持つ国です。北に中国、西にラオスとカンボジアと国境を接し、東側は南シナ海に面しています。紀元前から独自の文明を築き、中国王朝の支配、チャンパ王国の繁栄、阮朝によるベトナム統一、フランス植民地時代、そしてベトナム戦争を経て現在に至る、非常に長く複雑な歴史を持っています。

こうした歴史的・地理的背景から、ベトナムには多種多様な文化遺産と豊かな自然遺産が存在します。2024年現在、ベトナムには合計8件の世界遺産が登録されており、その内訳は文化遺産5件(フエの建造物群、ホイアンの古い町並み、ミーソン聖域、ハノイのタンロン皇城の中心区域、胡朝の城塞)、自然遺産2件(ハロン湾、フォンニャ=ケバン国立公園)、複合遺産1件(チャンアンの景観関連遺産)となっています。

これらの世界遺産は北部のハノイ周辺から中部のフエ・ダナン地域にかけて分布しており、ベトナムの悠久の歴史と雄大な自然の両面を体感できる貴重な資産です。本記事では、各世界遺産の歴史的背景や見どころ、登録基準、アクセス方法などを詳しく紹介します。

まず、世界遺産が登録される基準を下記に記載します。

  • (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
  • (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
  • (5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例。
  • (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
  • (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
  • (8) 地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
  • (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
  • (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。

(1)~(6)を満たすものが文化遺産、(7)~(10)を満たすものが自然遺産、文化遺産と自然遺産の条件をそれぞれ1つ以上を満たすものが複合遺産としての登録基準となります。

以下で紹介する世界遺産の「登録基準」項目の記載番号は上記の世界遺産登録基準の番号に対応しています。

ベトナムの世界遺産 一覧・まとめ / UNESCO World Heritage Sites in Vietnam ~文化遺産(負の世界遺産、文化的景観、産業遺産、近代化遺産、稼働遺産)、自然遺産、複合遺産、危機遺産~


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フエの建造物群 / Hué No Kenzoubutsu Gun[Complex of Hué Monuments]

フエの建造物群は、ベトナム中部のフエ市に位置する阮(グエン)朝の王宮・寺院・陵墓などの建築群です。阮朝(1802年〜1945年)はベトナム最後の統一王朝であり、フエはその首都として約140年にわたり政治・文化の中心地として栄えました。

世界遺産の構成資産には、フォン川(香江)のほとりに築かれた王宮(グエン朝王宮)を中心に、天壇(南郊壇)、歴代皇帝の陵墓群(ミンマン帝廟、カイディン帝廟、トゥドゥック帝廟など)、ティエンムー寺(天姥寺)などが含まれます。これらの建造物は、中国の紫禁城の影響を受けつつもベトナム独自の美意識が融合した建築様式が特徴で、城壁・堀・門・殿堂が計画的に配置されています。

ベトナム戦争中に大きな被害を受けましたが、修復作業が進められ、1993年にベトナム初の世界遺産として登録されました。登録基準(4)「人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式の優れた例」を満たしており、19世紀の東南アジアにおける封建国家の都城計画を今に伝える貴重な遺産です。

登録区分
Type
文化遺産
登録年
Designated
1993年
登録基準
Criteria
(4)
住所
Address
tp. Huế, Thừa Thiên–Huế, Vietnam
地図
Map
地図(Map)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
ノイバイ国際空港よりベトナム国内線(約1時間20分)「フバイ国際空港」到着後、フバイ国際空港より自動車(約40分)
タンソンニャット国際空港よりベトナム国内線(約1時間20分)「フバイ国際空港」到着後、フバイ国際空港より自動車(約40分)
URL
URL
https://www.imperialcityhue.com/

ハロン湾 / Ha Long Wan[Ha Long Bay]

ハロン湾は、ベトナム北東部のクアンニン省に位置し、トンキン湾北西部に広がる約1,553平方キロメートルの海域です。「Ha Long」はベトナム語で「龍が降り立つ」を意味し、伝説では龍の親子が外敵を追い払うために降り立ち、口から吐いた宝石が無数の島々になったと伝えられています。

ハロン湾の最大の特徴は、約1,600もの大小さまざまな石灰岩の島々と奇岩が海面からそびえ立つ壮大なカルスト地形です。数億年にわたる地殻変動と海水による浸食が生み出した幻想的な景観は「海の桂林」とも称され、エメラルドグリーンの海と切り立った岩山が織りなす風景は、世界でも類を見ない自然美を誇ります。

湾内にはティエンクン鍾乳洞やスンソット洞窟など見応えのある鍾乳洞も多く、クルーズ船で島々を巡りながら洞窟探検やカヤックを楽しむことができます。1994年に登録基準(7)「ひときわすぐれた自然美」で世界遺産に登録され、2000年には登録基準(8)「地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本」が追加されました。ベトナムを代表する観光地であり、年間を通じて多くの旅行者が訪れています。

登録区分
Type
自然遺産
登録年
Designated
1994年
登録基準
Criteria
(7)、(8)
住所
Address
Thành phố Hạ Long, Tỉnh Quảng Ninh, Vietnam
地図
Map
地図(Map)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
ノイバイ国際空港より自動車(約3時間50分)
URL
URL

ホイアンの古い町並み / Hoi An No Furui Machinami[Hoi An Ancient Town]

ホイアンは、ベトナム中部クアンナム省に位置する古い港町で、15世紀から19世紀にかけて東西交易の重要な拠点として繁栄しました。トゥボン川の河口に開けたこの町には、日本、中国、ポルトガル、オランダなど各国の商人が集まり、活発な国際貿易が行われていました。

町並みの最大の特徴は、多文化が融合した独特の建築群が良好な状態で保存されていることです。日本人が架けたとされる来遠橋(日本橋)、中国の会館(福建会館、広肇会館など)、フランス植民地時代の建物、そしてベトナムの伝統的な木造家屋が混在する街並みは、東南アジアの貿易港としての歴史を物語っています。特に来遠橋は、16世紀末〜17世紀初頭の朱印船貿易時代に日本人町が形成されていた証として知られています。

18世紀後半以降、トゥボン川の土砂堆積により大型船の入港が困難になり、貿易港としての機能はダナンに移りましたが、そのおかげで古い町並みが近代化の波を免れ、当時の姿をほぼそのまま残すことになりました。1999年に登録基準(2)「人類の価値の重要な交流を示すもの」と(5)「伝統的集落の際立った例」で世界遺産に登録されています。現在は毎月旧暦の14日にランタン祭りが開催され、幻想的な夜の町並みも人気を集めています。

登録区分
Type
文化遺産
登録年
Designated
1999年
登録基準
Criteria
(2)、(5)
住所
Address
Hội An, Quảng Nam, Vietnam
地図
Map
地図(Map)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
ノイバイ国際空港よりベトナム国内線(約1時間20分)「ダナン国際空港」到着後、ダナン国際空港より自動車(約50分)
タンソンニャット国際空港よりベトナム国内線(約1時間20分)「ダナン国際空港」到着後、ダナン国際空港より自動車(約50分)
URL
URL
https://www.hoianworldheritage.org.vn/

ミーソン聖域 / My Son Seiiki[My Son Sanctuary]

ミーソン聖域は、ベトナム中部クアンナム省の山間部に位置する、チャンパ王国(2世紀末〜17世紀)のヒンドゥー教寺院群の遺跡です。チャンパ王国はベトナム中部から南部にかけて栄えた海洋国家で、インド文化の強い影響を受けてヒンドゥー教(特にシヴァ神信仰)を国教としていました。

ミーソン聖域は4世紀から13世紀にかけて約900年間にわたり建造・増築が繰り返された宗教的聖地で、周囲を山々に囲まれた盆地に70以上の建造物が残されています。レンガ造りの塔堂群は、接着剤を使わずにレンガを積み上げる独自の技法で建てられており、壁面にはシヴァ神やヴィシュヌ神、ガネーシャなどヒンドゥー教の神々の精緻なレリーフが施されています。

ベトナム戦争中にアメリカ軍の爆撃により多くの建造物が破壊されましたが、現存する遺構は東南アジアにおけるインド文化の伝播と、チャンパ王国独自の建築・芸術の発展を示す貴重な証拠です。1999年に登録基準(2)「人類の価値の重要な交流を示すもの」と(3)「消滅した文明の稀な証拠」で世界遺産に登録されました。カンボジアのアンコールワットと並ぶ東南アジアのヒンドゥー教遺跡として、歴史的・考古学的に高い価値を有しています。

登録区分
Type
文化遺産
登録年
Designated
1999年
登録基準
Criteria
(2)(3)
住所
Address
Thánh địa Mỹ Sơn, Duy Phú, Duy Xuyên District, Quảng Nam, Vietnam
地図
Map
地図(Map)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
ノイバイ国際空港よりベトナム国内線(約1時間20分)「ダナン国際空港」到着後、ダナン国際空港より自動車(約1時間20分)
タンソンニャット国際空港よりベトナム国内線(約1時間20分)「ダナン国際空港」到着後、ダナン国際空港より自動車(約1時間20分)
URL
URL
https://mysonsanctuary.com.vn/

フォンニャ=ケバン国立公園 / Phong Nha-Ke Bang Kokuritsu Kouen[Phong Nha-Ke Bang National Park]

フォンニャ=ケバン国立公園は、ベトナム中部クアンビン省に位置する約857平方キロメートルの国立公園で、アジア最古の大規模なカルスト地形を有しています。この地域の石灰岩は約4億年前(古生代デボン紀)から形成が始まり、長い地質学的歴史の中で複雑な地下水系と巨大な洞窟群が発達しました。

公園内には300以上の洞窟が確認されており、中でも2009年にイギリスの探検隊によって発見されたソンドン洞窟(Son Doong Cave)は、全長約9キロメートル、最大幅約175メートル、最大高さ約200メートルという世界最大級の洞窟として知られています。また、フォンニャ洞窟は地下河川が流れる水の洞窟として美しい鍾乳石の景観が広がり、ティエンドゥオン洞窟(Paradise Cave)は全長約31キロメートルに及ぶ乾燥洞窟として壮大な鍾乳石群を鑑賞できます。

地質学的価値に加え、公園はベトナム中部の原生林を保全しており、絶滅危惧種を含む多くの固有動植物が生息しています。2003年に登録基準(8)で世界遺産に登録され、2015年には登録基準(9)「生態学的プロセスの顕著な見本」と(10)「生物多様性の保全にとって重要な自然生息地」が追加され、その価値がさらに認められました。

登録区分
Type
自然遺産
登録年
Designated
2003年(拡張年:2015年)
登録基準
Criteria
(8)、(9)、(10)
住所
Address
Sơn Trạch, Bố Trạch, Quảng Bình, Vietnam
地図
Map
地図(Map)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
ノイバイ国際空港よりベトナム国内線(約1時間30分)「ドンホイ空港」到着後、ドンホイ空港より自動車(約1時間)
URL
URL

ハノイのタンロン皇城の中心区域 / Hanoi No Thang Long Koujou No Chuhshin Kuiki[Central Sector of the Imperial Citadel of Thang Long – Hanoi]

タンロン皇城は、ベトナムの首都ハノイの中心部に位置する歴代王朝の宮殿・城塞遺跡です。「タンロン(昇龍/Thăng Long)」は1010年に李朝の太祖リー・タイ・トー(李公蘊)がこの地に遷都した際に名付けた旧称で、龍が天に昇る吉兆を見たという伝説に由来しています。

この遺跡は7世紀の中国・唐代の安南都護府の時代に遡り、その後リー朝(李朝)、チャン朝(陳朝)、レー朝(黎朝)、そして阮朝初期に至るまで、約1,300年にわたりベトナムの政治権力の中心として機能し続けました。2002年から始まった発掘調査では、各時代の宮殿跡や陶磁器、建築装飾品など膨大な遺物が出土し、東アジアにおける都城文化の連続的な変遷を示す貴重な考古学的資料となっています。

地上に残る主要な構造物としては、ハノイ旗塔(コットコー)、端門(ドアンモン)、敬天殿の基壇跡、後楼(ハウラウ)などがあり、地下からは李朝・陳朝時代の宮殿遺構が良好な状態で発見されています。2010年に登録基準(2)「文化圏における人類の価値の重要な交流」、(3)「文化的伝統の稀な証拠」、(4)「歴史上重要な時代を例証する建築様式の優れた例」で世界遺産に登録されました。同一の場所で1,000年以上にわたり継続的に権力の中心であり続けた遺跡は世界的にも珍しく、その歴史的重要性は極めて高いものです。

登録区分
Type
文化遺産
登録年
Designated
2010年
登録基準
Criteria
(2)(3)(4)
住所
Address
Quán Thánh, Ba Đình, Hà Nội, Vietnam
地図
Map
地図(Map)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
ノイバイ国際空港より自動車(約50分)
URL
URL
https://www.hoangthanhthanglong.vn/

胡朝の城塞 / Ho Chou No Jousai[Citadel of Ho Dynasty]

胡朝の城塞は、ベトナム中北部タインホア省に位置する14世紀末に建造された石造りの城塞です。胡朝(1400年〜1407年)の創設者ホー・クイ・リー(胡季犛)によって1397年に建設が開始され、当時の国名「大虞」の首都タイド城(西都城)として機能しました。

この城塞の最大の特徴は、巨大な石材を用いた堅牢な築城技術にあります。城壁は最大で約6メートルの高さ、約870メートル×883メートルの方形(ほぼ正方形)に築かれ、重さ数トンにも及ぶ切石を接着剤なしで精密に積み上げるという高度な石工技術が用いられています。四方に設けられた城門のうち、南門は特に壮大な造りで、幅約38メートル、高さ約8メートルのアーチ型の石門が現在も残っています。

胡朝自体はわずか7年で明(中国)の侵攻により滅亡しましたが、この城塞は14世紀の東南アジアにおける新しい築城技術の導入と、当時の風水思想に基づく都市計画の実例として高く評価されています。2011年に登録基準(2)「人類の価値の重要な交流を示すもの」と(4)「歴史上重要な時代を例証する技術の集積の優れた例」で世界遺産に登録されました。

登録区分
Type
文化遺産
登録年
Designated
2011年
登録基準
Criteria
(2)、(4)
住所
Address
Vĩnh Lộc District, Thanh Hóa, Vietnam
地図
Map
地図(Map)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
ノイバイ国際空港より自動車(約3時間30分)
URL
URL

チャンアンの景観関連遺産 / Trang An No Keikan Kanren Iseki[Trang An Landscape Complex]

チャンアンの景観関連遺産は、ベトナム北部ニンビン省に位置する自然と文化が一体となった景観地域で、ベトナム初の複合遺産として2014年に登録されました。「陸のハロン湾」とも称されるこの地域は、石灰岩のカルスト地形が陸上に広がり、切り立った岩山と水田、河川が織りなす美しい田園風景が特徴です。

チャンアン景観地域は、タムコック=ビックドン(Tam Coc-Bich Dong)の渓谷美、チャンアン生態観光区の水路と洞窟群、そして10世紀にベトナム初の統一王朝(丁朝)の首都が置かれた古都ホアルー(華閭)の遺跡という3つの主要エリアで構成されています。手漕ぎボートで石灰岩の洞窟をくぐりながら水路を巡るツアーは、この地域を代表する観光体験です。

考古学的にも重要で、地域内の洞窟からは約3万年前にまで遡る人類の居住跡が発見されており、先史時代から人と自然が密接に関わってきた歴史が確認されています。登録基準(5)「人と環境の関わりあいの際立った例」、(7)「ひときわすぐれた自然美」、(8)「地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本」の3つの基準を満たし、文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えた複合遺産として登録されています。

登録区分
Type
複合遺産
登録年
Designated
2014年
登録基準
Criteria
(5)、(7)、(8)
住所
Address
Tràng An, Ninh Xuân, Ninh Binh, Ninh Bình, Vietnam
地図
Map
地図(Map)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
ノイバイ国際空港より自動車(約2時間20分)
URL
URL

ベトナムの世界遺産を巡るための基本情報

ベトナムの8つの世界遺産は、北部のハノイ周辺(ハロン湾、タンロン皇城、チャンアン)から中北部のタインホア(胡朝の城塞)、クアンビン(フォンニャ=ケバン国立公園)、そして中部のフエ・ダナン・ホイアン地域(フエの建造物群、ホイアンの古い町並み、ミーソン聖域)にかけて分布しています。南部のホーチミン市周辺には世界遺産が登録されていないため、効率よく巡るには北部と中部を中心に旅程を組むことがポイントです。

北部の世界遺産はハノイを拠点にアクセスが可能で、ハロン湾・チャンアン・タンロン皇城の3か所を巡ることができます。中部のフエ・ホイアン・ミーソン聖域はダナン国際空港を起点に訪問でき、フエからダナン・ホイアンへは海沿いの景勝ルートで移動も楽しめます。フォンニャ=ケバン国立公園と胡朝の城塞は、北部と中部の中間に位置するため、移動の途中に立ち寄るルートも検討できます。

ベトナムは南北に長い国土を持つため、地域によって気候が異なります。北部は11月〜4月が乾季で比較的涼しく過ごしやすい時期です。中部は2月〜5月が晴天の日が多く観光に適しています。ただし、9月〜11月は中部で台風シーズンとなるため注意が必要です。各世界遺産を快適に巡るためには、訪問時期と地域の気候を考慮した計画が大切です。