静岡県の世界遺産 一覧・まとめ / UNESCO World Heritage Sites in Shizuoka ~文化遺産(負の世界遺産、文化的景観、産業遺産、近代化遺産、稼働遺産)、自然遺産、複合遺産、危機遺産~
世界遺産とはユネスコ総会で採択された世界遺産条約「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」に基づいて登録された遺跡、景観、自然などの人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」を持ち、移動が不可能な物件を指します。
つまり世界遺産の登録の本来の目的は自然や文化的に価値のあるものを保護・保全し、過去から未来へと伝えていくことです。
ただ、一方でよくテレビやインターネットで目にする世界遺産に関するニュースで聞かれるように、世界遺産に登録されることで知名度があがり、観光名所としてのブランド力を持つことも近年では期待されています。
今回はそんな保護・保全をしながらも観光資源としても注目を浴びている日本の世界遺産のうち、静岡県に所在する構成資産を紹介します。静岡県には「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」(2013年登録)と「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」(2015年登録)という2つの世界文化遺産の構成資産があります。日本最高峰の富士山を擁し、東海道の要衝として古くから文化・産業が栄えた静岡県ならではの、信仰・芸術・近代化の歴史を感じられる遺産群です。
まず、世界遺産が登録される基準を下記に記載します。
- (1) 人類の創造的才能を表現する傑作。
- (2) ある期間を通じてまたはある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。
- (5) ある文化(または複数の文化)を代表する伝統的集落、あるいは陸上ないし海上利用の際立った例。もしくは特に不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている人と環境の関わりあいの際立った例。
- (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。
- (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
- (8) 地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
- (9) 陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
- (10) 生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
(1)~(6)を満たすものが文化遺産、(7)~(10)を満たすものが自然遺産、文化遺産と自然遺産の条件をそれぞれ1つ以上を満たすものが複合遺産としての登録基準となります。
以下で紹介する世界遺産の「登録基準」項目の記載番号は上記の世界遺産登録基準の番号に対応しています。
静岡県の世界遺産 一覧・まとめ / UNESCO World Heritage Sites in Shizuoka ~文化遺産(負の世界遺産、文化的景観、産業遺産、近代化遺産、稼働遺産)、自然遺産、複合遺産、危機遺産~
静岡県は日本列島のほぼ中央に位置し、太平洋に面した温暖な気候と、日本最高峰・富士山(標高3,776m)をはじめとする豊かな自然環境に恵まれた県です。古くから東海道の要衝として栄え、駿河湾から富士山を望む景観は、万葉集の時代から数多くの和歌や文学作品に詠まれてきました。
静岡県内には、2つの世界文化遺産の構成資産が所在しています。一つは2013年にユネスコ世界遺産に登録された「富士山−信仰の対象と芸術の源泉」で、富士山域をはじめ浅間神社群、白糸の滝、三保の松原など9つの構成資産が静岡県側に含まれます。もう一つは2015年に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つである韮山反射炉です。
以下では、静岡県に所在する各世界遺産の構成資産について、登録情報・歴史的背景・アクセス情報を詳しくまとめています。
観光に便利な宿泊施設:静岡県のホテル一覧
富士山-信仰の対象と芸術の源泉 / Fuji San – Shinkou no Taishou to Geijutsu no Gensen[Fujisan, sacred place and source of artistic inspiration]
富士山は標高3,776mを誇る日本最高峰の独立峰であり、その秀麗な円錐形の山容は日本の象徴として世界的に知られています。2013年6月、カンボジアのプノンペンで開催された第37回世界遺産委員会において、「信仰の対象と芸術の源泉」という2つの側面から顕著な普遍的価値が認められ、世界文化遺産に登録されました。
富士山に対する信仰は古代から続いており、噴火を繰り返す霊山として畏敬の念を集めてきました。平安時代には浅間大神を祀る浅間神社が山麓に建立され、室町時代以降は修験道の聖地として多くの行者が登拝しました。江戸時代には「富士講」と呼ばれる民間信仰が庶民の間に広まり、各地に富士塚が築かれるほどの隆盛を見せました。
芸術の源泉としての富士山は、万葉集や竹取物語をはじめとする古典文学に登場するほか、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」や歌川広重の「東海道五十三次」など、世界的に著名な浮世絵の題材としても描かれています。こうした芸術作品を通じて、富士山の景観は西洋美術にも大きな影響を与え、ジャポニスムの象徴の一つとなりました。
なお、当初は自然遺産としての推薦が検討されましたが、山麓のゴミ問題などの課題から文化遺産としての登録に方針が変更され、信仰と芸術という文化的価値に焦点を当てた形で世界遺産に登録されました。静岡県側には以下の9つの構成資産が所在しています。
| 登録区分 Type |
文化遺産 |
| 登録年 Designated |
2013年 |
| 登録基準 Criteria |
(3)、(6) |
富士山域 / Fuji Saniki[(Fujisan Mountain Area]
富士山域は、山頂部の火口(お鉢)や登山道を含む富士山そのものの領域を指す構成資産です。標高3,776mの剣ヶ峰を最高点とし、山頂には直径約780mの火口があります。富士山は約10万年前から噴火を繰り返して現在の美しい円錐形を形成した活火山であり、最後の噴火は1707年の宝永大噴火です。富士宮口・須走口・御殿場口・吉田口の4つの登山道があり、毎年夏の登山シーズンには多くの登山者が山頂を目指します。静岡県側には富士宮口・須走口・御殿場口の3つの登山道が位置しています。
| 住所 Address |
静岡県富士宮市、静岡県富士市、静岡県裾野市、静岡県御殿場市、静岡県小山町 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR御殿場駅より自動車(約1時間)、以降山頂までは徒歩による登山 |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
富士山本宮浅間大社 / Fujisan Hongu Sengen Taisha[Fujisan Hongu Sengen Taisha Shrine]
富士山本宮浅間大社は、全国に約1,300社ある浅間神社の総本宮です。主祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)で、富士山の噴火を鎮めるために806年(大同元年)に坂上田村麻呂が社殿を造営したと伝えられています。境内には富士山の雪解け水が湧き出す「湧玉池」があり、国の特別天然記念物に指定されています。本殿は1604年に徳川家康が造営した二重の楼閣造で、国の重要文化財です。また、富士山の山頂(八合目以上)は浅間大社の境内地とされています。
| 住所 Address |
静岡県富士宮市宮町1−1 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR西富士宮駅(徒歩約10分) |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
山宮浅間神社 / Yamamiya Sengen Jinja[Yamamiya Sengen-jinja Shrine]
山宮浅間神社は、富士山本宮浅間大社の前身とされる最古級の富士山遥拝所です。最大の特徴は本殿を持たないことで、溶岩流の上に設けられた石列の遥拝所から直接富士山を拝む古式の祭祀形態が今日まで受け継がれています。この形式は、社殿が建立される以前の原初的な富士山信仰の姿を伝える貴重な遺構として、富士山の信仰史を理解する上で極めて重要な場所です。
| 住所 Address |
静岡県富士宮市山宮740 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR富士宮駅より自動車(約20分)、JR富士宮駅よりバス粟倉万野線(約10分)「万野団地入口」下車(徒歩約30分) |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
村山浅間神社 / Murayama Sengen Jinja[Murayama Sengen-jinja Shrine]
村山浅間神社は、富士山における修験道(村山修験)の中心的な拠点として栄えた場所です。中世には富士山への登拝は村山を起点とする「村山口登山道」が主要ルートであり、修験者たちは村山の地で水垢離などの修行を行った後に登山に臨みました。境内には神仏習合の名残として大日堂(興法寺)が残されており、浅間神社と仏教寺院が同一境内に共存する形態は、明治の神仏分離以前の日本の宗教文化を今に伝えています。
| 住所 Address |
静岡県富士宮市村山1151 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR富士宮駅より自動車(約20分)、、JR富士宮駅よりバス粟倉万野線(約10分)「万野団地入口」下車(徒歩約1時間) |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
須山浅間神社 / Suyama Sengen Jinja[Suyama Sengen-jinja Shrine]
須山浅間神社は、富士山南東麓の裾野市須山に鎮座し、かつて「須山口登山道」の起点として栄えた神社です。創建の詳細は不明ですが、日本武尊が東征の際に富士山を遥拝したことに始まるとの伝承があります。1707年の宝永大噴火によって須山口登山道は大きな被害を受け、以降は御殿場口に登山者が移行しましたが、神社自体は地域の氏神として篤く信仰され続けています。境内には樹齢約500年の杉の巨木が立ち並び、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
| 住所 Address |
静岡県裾野市須山722 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR・伊豆箱根鉄三島駅より富士急シティバス須山・ぐりんぱ・イエティ方面行き(約1時間)「須山」下車(徒歩約10分)、JR裾野駅よりバス須山・ぐりんぱ・イエティ方面行き(約40分)「須山」下車(徒歩約10分)、JR御殿場駅よりバス十里木・ぐりんぱ・イエティ方面行き(約30分)「津土井」下車(徒歩約5分) |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
冨士浅間神社(須走浅間神社) / Fuji Sengen Jinja(Subashiri Sengen Jinja)[Fuji Sengen-jinja Shrine(Subashiri Sengen-jinja Shrine)]
冨士浅間神社(通称:須走浅間神社)は、富士山東麓の小山町須走に位置し、「須走口登山道」の起点として「東口本宮」とも呼ばれています。807年(大同2年)、富士山の噴火を鎮めるために創建されたと伝えられ、1083年には源頼義による社殿再建の記録も残っています。江戸時代には須走口が最も賑わう登山道の一つとなり、多くの参詣者・登山者が当社で旅の安全を祈願しました。境内には樹齢数百年の杉の古木が茂り、富士山の自然と信仰が一体となった空間を形成しています。
| 住所 Address |
静岡県駿東郡 小山町須走126 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR御殿場駅より富士急行バス須走・富士学校・河口湖行き(約30分)「須走浅間神社前」下車(徒歩約1分) |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
人穴富士講遺跡 / Hitoana Fuji Kou Iseki[Hitoana Fuji-ko Iseki]
人穴富士講遺跡は、富士山の溶岩流によって形成された溶岩洞穴「人穴」を中心とする信仰遺跡です。この洞穴は、江戸時代に大流行した富士講の開祖とされる長谷川角行(はせがわかくぎょう)が16世紀後半に千日の修行を行い、悟りを開いたと伝えられる聖地です。洞穴の周囲には、江戸時代から明治時代にかけて各地の富士講信者たちが建立した約230基の碑塔群が林立しており、富士講の歴史と信仰の広がりを物語る貴重な遺構群となっています。
| 住所 Address |
静岡県富士宮市人穴 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR富士宮駅より自動車(約40分)、JR富士宮駅よりバス白糸線(約30分)「白糸滝」下車後、白糸滝入口よりバス河口湖線(約15分)「畜産試験場北口」下車(徒歩約40分) |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
白糸の滝 / Shiraito no Taki[Shiraito no Taki waterfalls]
白糸の滝は、高さ約20m・幅約150mにわたって岩壁の各所から絹糸のように流れ落ちる美しい滝で、国の名勝および天然記念物に指定されています。滝の水源は富士山の雪解け水で、溶岩層の間から湧き出す地下水が崖面全体から流出するという、地質学的にも特異な形態を持っています。富士講の開祖・長谷川角行がこの滝で水行の修行を行ったと伝えられ、富士山信仰における重要な巡礼地の一つです。滝壺付近から見上げる富士山と白糸の滝の景観は四季を通じて訪れる人々を魅了しています。
| 住所 Address |
静岡県富士宮市上井出原 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR富士宮駅より富士急行バス白糸の滝行き(約30分)「白糸の滝」下車(徒歩約5分)、JR新富士駅より富士急行バス快速・特急富士急ハイランド・富士山五合目行き(約1時間)「白糸滝入口」下車(徒歩約15分) |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
三保の松原 / Miho no Matsubara[Mihonomatsubara pine tree grove]
三保の松原は、駿河湾に突き出た三保半島の海岸線約7kmにわたって約3万本のクロマツが茂る日本を代表する景勝地です。古くから「羽衣伝説」の舞台として知られ、天女が松の枝に掛けた羽衣にちなむ「羽衣の松」が今も海岸に立っています。海岸から望む富士山の景観は、歌川広重の「六十余州名所図会」をはじめ数多くの浮世絵や和歌に描かれてきました。世界遺産登録の際には当初構成資産から除外される勧告がなされましたが、富士山との文化的・芸術的つながりの深さが認められ、最終的に構成資産として登録されました。日本新三景の一つにも選ばれています。
| 住所 Address |
静岡県静岡市清水区三保 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR清水駅よりバス三保山の手線(約25分)「三保松原入口」下車(徒歩約15分) |
| URL URL |
https://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/kouseisisan.html |
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業 / Meiji Nihon No Sangyou Kakumei Isan Seitetsu Tekkou Zousen Sekitan Sangyou[Sites of Japan's Meiji Industrial Revolution: Iron and Steel, Shipbuilding and Coal Mining]
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、2015年にドイツのボンで開催された第39回世界遺産委員会で世界文化遺産に登録されました。この遺産群は、幕末から明治時代にかけて日本が西洋の技術を導入し、わずか半世紀余りで非西洋地域初の産業国家へと急速な近代化を遂げた過程を証明する遺産群です。
構成資産は山口県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・鹿児島県・岩手県・静岡県の8県11市に所在する23の資産からなり、製鉄・製鋼、造船、石炭産業の3つの分野にわたります。静岡県からは伊豆の国市に所在する「韮山反射炉」が構成資産として登録されています。
| 登録区分 Type |
文化遺産 |
| 登録年 Designated |
2015年 |
| 登録基準 Criteria |
(2)、(4) |
韮山反射炉 /Nirayama Hansha Ro[Nirayama Reverberatory Furnaces]
韮山反射炉は、幕末の代官・江川英龍(太郎左衛門)の建議により、欧米列強の脅威に対する海防強化を目的として建設された金属溶解炉です。1857年(安政4年)に完成し、鉄製の大砲を鋳造するために使用されました。反射炉とは、炉内の天井にドーム状の反射面を設け、燃料の熱を金属に集中させて高温を得る構造の溶解炉であり、当時の西洋の先端技術を取り入れたものです。
韮山反射炉は、実際に稼働した反射炉として日本国内に現存する唯一の遺構であり、高さ約15.7mの煉瓦造りの煙突が2基1対で2組(計4本)残されています。江川英龍は完成を見ることなく1855年に没しましたが、息子の江川英敏が事業を引き継ぎ完成に至りました。この反射炉で鋳造された大砲は品川台場などに配備され、幕末日本の国防に貢献しました。西洋の産業技術を自力で導入・実用化した過程を示す貴重な産業遺産です。
| 住所 Address |
静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅(徒歩約30分)、伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅より自動車(約10分)、伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅より観光周遊型韮山反射炉循環バス(約10分) |
| URL URL |
https://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/bunka_bunkazai/manabi/bunkazai/hansyaro/ |
静岡県の世界遺産を訪れる際のポイント
静岡県の世界遺産は、富士山を中心とした信仰・芸術の文化遺産と、幕末の近代化を象徴する産業遺産という、性格の異なる2つの遺産群で構成されています。富士山の構成資産は富士宮市・裾野市・御殿場市・小山町・静岡市と広域にわたるため、効率よく巡るには自動車の利用が便利です。富士山本宮浅間大社と白糸の滝は比較的近距離にあり、同日に訪問しやすい組み合わせです。三保の松原は静岡市清水区に位置するため、別日程での訪問をおすすめします。
韮山反射炉は伊豆半島の北部に位置しており、伊豆観光と組み合わせたルートが効率的です。伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅から循環バスが運行されているため、公共交通機関でのアクセスも可能です。
富士山の登山シーズンは例年7月上旬から9月上旬で、この期間以外は登山道が閉鎖されます。山麓の浅間神社群や白糸の滝、三保の松原は通年訪問が可能ですが、それぞれの季節で異なる富士山の表情を楽しむことができます。

