日本三大夜景 まとめ・一覧 / The Three Great Night Views of Japan 〜住所、地図、開場時間、入場料(無料・有料)、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場、URL、電話番号〜

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日本ではよく素晴らしい、優れた自然・建造物・文化などのカテゴリから三つを抽出して「日本三大◯◯」、「日本三名◯◯」などと名付けて代表格とすることがよくあります。その由来は諸説ありますが、日本では古くから陰陽道などで奇数が縁起が良いとされ、また人が「三」という数字が物事の選択肢としてまとまりや安定感を感じやすいという心理的な理由からよく使用される傾向にあります。

「日本三大夜景」は、函館・神戸・長崎の三都市から望む夜景として、古くから親しまれてきました。それぞれ港町として発展した都市であり、海と山に囲まれた独特の地形が生み出す光のパノラマは、日本を代表する美しい夜景として国内外から高い評価を受けています。

今回は、そんな伝統ある「日本三大夜景」を、アクセス方法や料金情報とともに詳しくご紹介します。デートスポットとしても、家族旅行の目的地としても最適な、日本が誇る絶景スポットです。

日本三大夜景 まとめ・一覧 / The Three Great Night Views of Japan 〜住所、地図、開場時間、入場料(無料・有料)、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場、URL、電話番号〜

函館・函館山 / Hakodate, Hakodate Yama[Hakodate, Mt. Hakodate]

標高334mの函館山から望む夜景は、日本三大夜景の中でも特に有名です。津軽海峡と函館湾に挟まれた扇形の市街地が、まるで宝石箱をひっくり返したように輝く様子は圧巻。両側を海に囲まれた独特の地形が生み出す、くびれのあるシルエットは「鶴の舞橋」とも称されます。

ロープウェイで約3分、125人乗りの大型ゴンドラで快適にアクセスできます。山頂の展望台は360度のパノラマビューで、函館市街はもちろん、天候が良ければ津軽半島や下北半島まで見渡せます。特に夕暮れ時から夜にかけての時間帯は混雑しますが、その美しさは待つ価値があります。展望台には屋内スペースも充実しており、レストランやカフェで夜景を眺めながらゆっくり過ごすことも可能です。

住所
Address
北海道函館市函館山
地図
Map
地図(Map)
開場時間
Opening hours
ロープウェイ:4月25日~10月15日:10:00〜21:50、10月16日〜4月24日:10:00〜20:50(上り最終は運行終了15分前)
入場料
Admission fee
ロープウェイ往復:大人(中学生以上)1500円、小人750円、片道:大人780円、小人390円
定休日
Holiday
ロープウェイ:10月中旬頃にメンテナンス休業有り
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
函館市企業局交通部十字街停留場(徒歩約10分)函館山ロープウェイ山麓駅よりロープウェイ(約3分)「山頂駅」下車すぐ
駐車場
Parking Lot
市営観光駐車場:約43台 無料、ロープウェイ駐車場:約85台 無料(17時〜22時は一般車両通行止め)
URL
URL
https://334.co.jp/
電話番号
Phone number
0138-23-3105(+81 138-23-3105)
付近のホテル
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神戸・摩耶山 / Koube, Maya San[Kobe, Mt. Maya]

標高702mの摩耶山にある掬星台(きくせいだい)からの眺望は、「1000万ドルの夜景」として知られています。大阪湾から神戸市街、遠くは関西国際空港まで見渡せる広大なパノラマは、日本三大夜景の中でも最もスケールの大きい夜景といえるでしょう。特に、神戸の都市部と阪神間、大阪平野が一望できる視界の広さが特徴です。

アクセスはケーブルカーとロープウェーを乗り継ぐユニークな方法。まやケーブルで「虹の駅」まで約5分、さらにまやロープウェーで「星の駅」まで約5分の空中散歩を楽しめます。掬星台の名前は「手で星を掬(すく)えるほど星に近い」という意味で、晴れた日には満天の星空と夜景の共演も楽しめます。展望広場は24時間開放されているため、早朝の朝焼けや日の出を楽しむことも可能です。

住所
Address
兵庫県神戸市灘区摩耶山町2-2(掬星台)
地図
Map
地図(Map)
開場時間
Opening hours
まやケーブル・まやロープウェー(季節により変動有り):月水木10:00〜17:20(上り最終17:00)、金土日祝10:00〜20:50(上り最終20:30)※火曜運休
入場料
Admission fee
まやケーブル・まやロープウェー往復通し券:大人1560円、小人780円、片道:大人880円、小人440円
定休日
Holiday
まやケーブル・まやロープウェー:火曜日(祝日の場合は翌日)(7月21日〜8月31日は無休)、冬期メンテナンス休業有り
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR灘駅・阪神岩屋駅より神戸市バス18系統(約15分)「摩耶ケーブル下」下車(徒歩約3分)まやケーブル「摩耶ケーブル駅」よりまやケーブル(約5分)「虹の駅」下車後、まやロープウェー「虹の駅」よりまやロープウェー(約5分)「星の駅」下車すぐ
駐車場
Parking Lot
まやケーブル駅周辺に有料駐車場有り
URL
URL
https://www.mayasan.jp/
電話番号
Phone number
078-861-2998(まやケーブル駅)(+81 78-861-2998)
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長崎・稲佐山 / Nagasaki, Inasa Yama[Nagasaki, Mt. Inasa]

標高333mの稲佐山からの夜景は、2012年に「モナコ、香港と並ぶ世界新三大夜景」にも選ばれた世界レベルの美しさを誇ります。すり鉢状の地形に広がる長崎市街の光が、まるで光の宝石箱のように輝く様子は息をのむ美しさ。女神大橋や長崎港、遠くは雲仙岳まで見渡せる360度のパノラマビューが魅力です。

ロープウェイで約5分の空中散歩は、市街地の夜景を眺めながらの贅沢な時間。展望台には屋内展望室と屋外展望デッキがあり、それぞれ異なる角度から夜景を楽しめます。また、展望台には「光のレストラン」もあり、夜景を眺めながらの食事も可能。長崎ならではの異国情緒あふれる街並みの光が織りなす夜景は、訪れる時期や天候によって表情を変え、何度訪れても飽きることがありません。

住所
Address
長崎県長崎市稲佐町364
地図
Map
地図(Map)
開場時間
Opening hours
長崎ロープウェイ:9:00〜22:00(上り最終21:40)※季節により変動あり
入場料
Admission fee
長崎ロープウェイ往復:大人1250円、中高生940円、小学生・幼児620円、片道:大人720円、中高生510円、小学生・幼児410円
定休日
Holiday
長崎ロープウェイ:年数回メンテナンス休業有り(12月上旬など)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
長崎電気軌道宝町停留場より徒歩(約15分)、または長崎バス「ロープウェイ前」下車(徒歩約2分)長崎ロープウェイ淵神社駅より長崎ロープウェイ(約5分)「稲佐岳駅」下車すぐ
駐車場
Parking Lot
稲佐山中腹駐車場:約40台 無料、稲佐山山頂駐車場:約500台 無料
URL
URL
https://www.nagasaki-ropeway.jp/
電話番号
Phone number
095-861-3640(+81 95-861-3640)
付近のホテル
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日本三大夜景を楽しむためのポイント

ベストシーズンと気象条件

夜景鑑賞に最適なのは、空気が澄んでいる秋から冬にかけての時期です。特に10月から2月は視界が良好で、遠くまで見渡せる確率が高くなります。ただし、寒さ対策は必須です。また、霧や雲が発生しやすい夏季は視界不良になることもあるため、事前に天気予報を確認しましょう。

訪問時間帯の選び方

おすすめは日没の30分〜1時間前に到着し、マジックアワー(薄暮の時間帯)から夜景へと移り変わる景色を楽しむこと。昼間の景色、夕景、そして夜景と、時間の経過とともに変化する表情を一度に楽しめます。ただし、この時間帯は最も混雑するため、早めの到着を心がけましょう。

撮影のコツ

夜景撮影には三脚が理想的ですが、混雑時は使用が制限される場合があります。スマートフォンでの撮影でも、夜景モードやHDRモードを使用することで美しい写真が撮影できます。ガラス越しの撮影では反射に注意し、レンズをガラスに近づけるか、黒い布をかぶせると良いでしょう。

各スポットの特徴比較

函館山:両側を海に挟まれた独特の地形による「くびれ」のあるシルエットが特徴。アクセスが容易で、観光客が最も多い。

摩耶山:視界の広さが圧倒的。阪神間から大阪平野まで広範囲を一望でき、都会的な夜景を楽しめる。

稲佐山:すり鉢状の地形に広がる光の密度が高く、世界新三大夜景にも選ばれた国際的評価の高さが魅力。

その他の夜景スポット

新日本三大夜景との違い

2003年に「新日本三大夜景・夜景100選事務局」が選定した「新日本三大夜景」(北九州・皿倉山、奈良・若草山、山梨・笛吹川フルーツ公園)は、従来の日本三大夜景とは異なる視点で選ばれた夜景スポットです。また、2015年より一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローが発表している「日本新三大夜景」(札幌・長崎・神戸)もあり、それぞれ異なる魅力を持っています。

夜景観賞の注意点

各スポットとも山頂や高台にあるため、平地より気温が5〜10度低くなります。季節を問わず防寒着を用意しましょう。また、日没時刻は季節により大きく変動するため、訪問前に確認が必要です。ロープウェイやケーブルカーの最終便にも注意し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。