沖縄県の桜の名所、お花見スポットまとめ・一覧 / Popular Sakura Cherry Blossom Hanami Spots in Okinawa 〜見頃、夜桜・ライトアップ、住所、地図、開園・閉園時間、入場料、定休日、最寄り駅、駐車場〜

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親記事:日本全国・都道府県の桜の名所、お花見スポットまとめ・一覧 / Popular Sakura Cherry Blossom Hanami Spots in Japan 〜見頃、夜桜・ライトアップ、住所、地図、開園・閉園時間、入場料、定休日、最寄り駅、駐車場〜

沖縄の桜は本土とは一味違う!日本最南端の花見スポット

日本で最も早く桜が咲く沖縄県。本土の桜が3月から4月にかけて咲くのに対し、沖縄の桜は1月中旬から2月上旬にかけて見頃を迎えます。また、沖縄で見られる桜の多くは「カンヒザクラ(寒緋桜)」という品種で、ソメイヨシノとは異なり、濃いピンク色の花を下向きに咲かせるのが特徴です。

カンヒザクラは台湾や中国南部が原産で、温暖な気候を好むため、沖縄の気候に最適です。花びらが散らずに萼(がく)ごと落ちるため、桜吹雪は見られませんが、その分長く楽しめるのも魅力のひとつです。

今回は、そんな沖縄県ならではの桜の名所を厳選してご紹介します。世界遺産や歴史的な名所で楽しめる桜から、地元の人々に愛される公園まで、それぞれの魅力をお伝えします。

沖縄県の桜の名所、お花見スポットまとめ・一覧 / Popular Sakura Cherry Blossom Hanami Spots in Okinawa 〜見頃、夜桜・ライトアップ、住所、地図、開園・閉園時間、入場料、定休日、最寄り駅、駐車場〜

今帰仁城跡 / Nakijingusuku Ato [Ruins of Nakijingusuku]

世界遺産に登録されている今帰仁城跡は、沖縄県内でも屈指の桜の名所です。約400本のカンヒザクラが城壁沿いに咲き誇り、琉球王国時代の歴史的な石垣と桜のコントラストが圧巻の美しさを見せます。

特に注目すべきは夜間のライトアップです。毎年開催される「今帰仁グスク桜まつり」期間中は、日没後から21時まで城跡全体がライトアップされ、幻想的な夜桜を楽しめます。昼間とは異なる雰囲気の中、世界遺産と桜の共演は必見です。

城跡からは東シナ海を一望でき、天気の良い日には伊江島も見渡せます。桜と海、そして古城という、沖縄ならではの絶景が広がります。

アクセスのポイント:那覇空港から高速バス111番で約2時間、名護バスターミナル下車後、沖縄バス66番で約50分「今帰仁城跡入口」下車徒歩1分です。車の場合は那覇から高速道路利用で約1時間30分、許田ICから約30分です。

例年の見頃
Best time to see
1月下旬~2月中旬
イベント
Event
今帰仁グスク桜まつり
夜桜・ライトアップ
Able to see at evening
有り(Available) ※まつり期間中のみ
住所
Address
沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
8:00~18:00(通常期)、8:00~21:00(まつり期間中)
入場料
Admission fee
大人400円、小中高生300円、小学生未満は無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
那覇空港より高速バス111番(約2時間)「名護バスターミナル」下車後、沖縄バス66番(約50分)「今帰仁城跡入口」下車(徒歩1分)
駐車場
Parking Lot
約320台 無料(Free)

八重岳 桜の森公園 / Yaetake Sakura No Mori Kouen[Yaetake Sakura Forest Park]

沖縄本島北部に位置する八重岳は、標高453メートルの山で、約7,000本ものカンヒザクラが山全体を彩る県内随一の桜の名所です。山頂までの約4キロの道路沿いには桜並木が続き、ドライブやハイキングをしながら桜を楽しめます。

毎年開催される「本部八重岳桜まつり」期間中は、多くの花見客で賑わいます。標高差があるため、麓から山頂にかけて徐々に開花していくのが特徴で、長期間にわたって桜を楽しめるのも八重岳ならではの魅力です。

山頂からは名護市街や東シナ海を一望でき、晴れた日には伊江島、伊平屋島、伊是名島まで見渡せます。桜と絶景を同時に楽しめる贅沢なスポットです。

アクセスのポイント:那覇空港から車で約2時間、沖縄自動車道許田ICから約30分です。山頂付近は道が狭くなっているため、運転には注意が必要です。

例年の見頃
Best time to see
1月中旬~2月上旬
イベント
Event
本部八重岳桜まつり
夜桜・ライトアップ
Able to see at evening
無し(None)
住所
Address
沖縄県本部町並里921
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
那覇空港より自動車(約2時間)
駐車場
Parking Lot
約500台 無料(Free) ※まつり期間中は混雑するため早めの来場がおすすめ

名護中央公園 / Nago Chuoh Park [Nago Central Park]

名護市の中心部に位置する名護中央公園は、名護岳の麓に広がる広大な公園で、約2万本のカンヒザクラが咲き誇る沖縄県内でも最大級の桜の名所です。公園内には遊歩道が整備されており、家族連れでも気軽に散策を楽しめます。

毎年1月下旬から2月上旬にかけて開催される「名護さくら祭り」は、沖縄県内でも最も有名な桜まつりのひとつです。期間中はステージイベントや屋台が出店し、多くの観光客や地元の人々で賑わいます。

公園内には名護博物館や展望台もあり、名護市街や名護湾を一望できます。桜を楽しんだ後は、展望台から沖縄の美しい海を眺めるのもおすすめです。

アクセスのポイント:名護バスターミナルからバスで約10分「名護城入口」下車徒歩約5分です。車の場合は那覇から高速道路利用で約1時間、許田ICから約15分です。

例年の見頃
Best time to see
1月下旬~2月上旬
イベント
Event
名護さくら祭り
夜桜・ライトアップ
Able to see at evening
無し(None)
住所
Address
沖縄県名護市名護
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
名護バスターミナルよりバス(約10分)「名護城入口」下車(徒歩約5分)
駐車場
Parking Lot
約30台/無料(Free) ※まつり期間中は臨時駐車場が設置されます

与儀公園 / Yogi Kouen [Yogi Park]

那覇市内にある与儀公園は、都心部でありながら約400本のカンヒザクラを楽しめる貴重な花見スポットです。公園内には遊歩道が整備されており、ジョギングや散歩をしながら桜を楽しむ地元の人々で賑わいます。

毎年開催される「なはさくらまつり」期間中は、園内に屋台が出店し、ステージイベントなども開催されます。那覇市内という立地の良さから、観光の合間に気軽に立ち寄れるのも魅力です。

公園内にはプールやテニスコート、野球場などのスポーツ施設も併設されており、地元の人々の憩いの場となっています。桜の季節以外でも、市民に親しまれている公園です。

アクセスのポイント:ゆいレール(沖縄都市モノレール)県庁前駅から那覇バスで約10分「赤十字病院前」下車徒歩約5分です。那覇空港から車で約20分とアクセスが良く、レンタカーでの訪問も便利です。

例年の見頃
Best time to see
2月上旬~2月中旬
イベント
Event
なはさくらまつり
夜桜・ライトアップ
Able to see at evening
無し(None)
住所
Address
沖縄県那覇市寄宮1-1-1
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
ゆいレール(沖縄モノレール)県庁前駅より那覇バス(約10分)「赤十字病院前」下車(徒歩約5分)、那覇空港より自動車(約20分)
駐車場
Parking Lot
無し(None) ※周辺の有料駐車場をご利用ください

沖縄で桜を楽しむためのポイント

見頃の時期について

沖縄の桜は日本で最も早く咲きますが、年によって開花時期が前後することがあります。一般的には1月中旬から2月上旬が見頃ですが、その年の気温によって変動するため、訪問前に開花情報をチェックすることをおすすめします。各市町村の観光協会や公式サイトで最新情報を確認しましょう。

服装について

沖縄といえども1月から2月は冬季にあたり、平均気温は15~18度程度です。日中は暖かくても朝晩は冷え込むため、薄手の上着を持参することをおすすめします。特に山間部の八重岳や今帰仁城跡では風が強いこともあるため、風を通しにくい上着があると便利です。

混雑を避けるコツ

週末や祝日、特に桜まつり開催中は混雑が予想されます。朝早い時間帯や平日を選ぶと、比較的ゆっくりと桜を楽しめます。また、駐車場も混雑するため、公共交通機関の利用や早めの来場をおすすめします。

まとめ:一足早い春を沖縄で

沖縄の桜は、本土の桜とは異なる魅力を持っています。濃いピンク色のカンヒザクラが下向きに咲く様子は独特で、一度見たら忘れられない美しさです。世界遺産の今帰仁城跡での幻想的な夜桜、約7,000本の桜が山を覆う八重岳、県内最大級の名護中央公園、そして那覇市内で気軽に楽しめる与儀公園と、それぞれに個性があります。

1月から2月という時期に桜を楽しめるのは沖縄ならではの特権です。本土ではまだ寒さが厳しい季節に、一足早く春の訪れを感じられる沖縄の桜。冬の沖縄旅行の際には、ぜひ桜の名所を訪れてみてはいかがでしょうか。沖縄の青い空と海、そして歴史的な風景と桜のコラボレーションは、きっと忘れられない思い出になるはずです。