山口県の大学博物館 一覧・まとめ – 殆どが無料で混雑しない、貴重な展示物や体験がある穴場の博物館・美術館 / University Museums in Yamaguchi 〜住所、地図、開場時間、入場料、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場、URL〜

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親記事:日本全国・都道府県の大学博物館 一覧・まとめ – 殆どが無料で混雑しない、貴重な展示物や体験がある穴場の博物館・美術館 / University Museums in Japan 〜住所、地図、開場時間、入場料、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場、URL〜

世界には様々な博物館がありますが、有名な博物館は見所が沢山あるものの、入館まで長い時間待ったり、混雑してゆっくり所蔵品を鑑賞できなかったりと、その魅力を100%堪能することが難しいケースも少なくありません。その一方で、大学に設置されている大学博物館は、各大学の専門分野に根ざした貴重な品々が収蔵されており、その殆どが無料で入館でき、混雑も少ないため、ゆっくりと所蔵品を楽しめる穴場の文化施設です。

山口県は「西の京都」とも称される歴史と文化の地です。室町時代には大内氏が京都を模した街づくりを行い、朝鮮や明との貿易で栄えた「大内文化」が花開きました。幕末には長州藩として明治維新の原動力となり、吉田松陰の松下村塾(ユネスコ世界文化遺産)や萩城下町など、数多くの歴史遺産が今も残されています。また、日本画の巨匠・雪舟が活動拠点とした地であり、1552年にフランシスコ・ザビエルによる日本初のクリスマスミサが行われた地としても知られるなど、東西の文化が交差する独自の歴史を持つ県です。

こうした豊かな文化的背景を持つ山口県の大学博物館では、考古学的出土品から明治維新の英傑に関する史料、キリシタン関連の貴重な資料、さらには日本画の名品まで、他の地域では見ることのできない特色あるコレクションが無料で公開されています。山口県には現在2つの大学博物館が一般公開されており、それぞれの大学の研究成果を活かした専門性の高い展示を楽しむことができます。

以下では、山口県にある大学博物館の詳細情報と見どころをまとめて紹介します。観光やお出かけの際に、ぜひ訪れてみてください。

山口県の大学博物館 一覧・まとめ – 殆どが無料で混雑しない、貴重な展示物や体験がある穴場の博物館・美術館 / University Museums in Yamaguchi 〜住所、地図、開場時間、入場料、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場、URL〜


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梅光学院大学博物館 / Baikou Gakuin Daigaku Hakubutsukan[Baiko Gakuin University Museum]

梅光学院大学博物館は、山口県から「博物館相当施設」に指定されている歴史ある大学博物館です。梅光学院大学の前身は、1872年(明治5年)にアメリカ人宣教師ヘンリー・スタウトとその妻エリザベスが長崎に設立した聖書・英学の私塾にまで遡り、150年以上の歴史を背景とした貴重なコレクションが収蔵されています。2003年に大学が下関市向洋町のキャンパスへ移転した際、博物館も大学図書館棟内に新設されました。

主な所蔵品として、山口県萩市出身の明治〜大正期の日本画家・高島北海の絵画コレクション、明治維新の英傑に関する史料を集めた井上文庫、キリシタン禁令高札やマリア観音などキリスト教関連の貴重な資料を含む広津コレクション、日本と台湾の考古学・民俗資料からなる国分コレクション、そして和紙資料の財津コレクションがあります。特に広津コレクションは、戦時中の火災で博物館所蔵品の9割が焼失した中、収集者の広津藤吉の私邸に保管されていたために奇跡的に残った貴重な資料群です。

常設展示ではなく年4回の企画展を開催する形式をとっており、訪れるたびに異なるテーマの展示を楽しめるのも魅力です。文学・歴史・民俗・考古学・美術・キリスト教と幅広い分野をカバーしており、学芸員資格取得を目指す学生の実習施設としても活用されています。

住所
Address
山口県下関市向洋町1-1-1
地図
Map
地図(Map)
開場時間
Opening hours
9:00~17:00(最終入館:16:30)(展覧会内容により変更有り)
入場料
Admission fee
無料
定休日
Holiday
毎月1日(日曜日・祝日の場合は2日)、水曜日・日曜日、祝日、年末年始(12/28~1/4)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR下関駅よりバス(約15分)「東駅」下車(徒歩約5分)
駐車場
Parking Lot
駐車場利用可
URL
URL
https://www.baiko.ac.jp/university/museum

山口大学埋蔵文化財資料館 / Yamaguchi Daigaku Maizou Bunkazai Shiryoukan[Yamaguchi University Archaeological Museum]

山口大学埋蔵文化財資料館は、大学キャンパスの地下から出土した考古学資料を収蔵・展示する専門博物館です。山口大学の5つのキャンパス(吉田・白石・小串・常盤・光)は全て文化財保護法に基づく「周知の埋蔵文化財包蔵地」に立地しており、1966年(昭和41年)のキャンパス統合移転に伴い大量の埋蔵文化財が発見されたことを契機に、教育学部の小野忠熙教授と学生たちが発掘調査を開始しました。1977年に資料館として開館し、現在も継続的に調査・研究が行われています。

館内には、縄文土器弥生土器から古墳時代の遺物、須恵器土師器・瓦器・瓦質土器などの歴史時代の出土品、さらには江戸時代から近代に至るまでの多様な考古資料が展示されており、日本列島の数千年にわたる歴史の変遷を一堂に見ることができます。吉田遺跡、白石遺跡、山口大学医学部構内遺跡、山口大学工学部構内遺跡、御手洗遺跡、月待山遺跡など、各キャンパスの遺跡から出土した資料を通じて、山口地域の古代から近世までの生活や文化を体系的に学べる貴重な施設です。

研究報告書(山口大学埋蔵文化財資料館年報)の刊行や特別展の開催も行っており、発掘調査の写真記録をデジタルアーカイブ化した企画展など、最新の考古学研究の成果に触れることもできます。なお、スタッフが発掘調査のため不在となる期間は臨時休館となる場合がありますので、訪問前に電話で開館状況を確認することをお勧めします。

住所
Address
山口県山口市吉田1677-1
地図
Map
地図(Map)
開場時間
Opening hours
9:00~17:00
入場料
Admission fee
無料
定休日
Holiday
土曜・日曜・祝日、8月14日~8月16日、12月28日~1月4日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR湯田温泉駅よりバス(約5分)「山口大学」下車(徒歩約5分)、JR湯田温泉駅下車(徒歩約20分)
駐車場
Parking Lot
要確認
URL
URL
https://yuam.oai.yamaguchi-u.ac.jp/

山口県の大学博物館を訪れる際のポイント

山口県の大学博物館は2館とも入場無料で、一般の方も自由に見学できます。以下のポイントを押さえておくと、より充実した見学が楽しめます。

  • 梅光学院大学博物館は年4回の企画展形式のため、展示内容は時期によって異なります。訪問前に公式サイトで最新の展示スケジュールを確認するのがお勧めです。
  • 山口大学埋蔵文化財資料館は、スタッフが発掘調査に出向いている期間は臨時休館となる場合があります。事前に電話(083-933-5035)で開館状況を確認すると安心です。
  • どちらの博物館も大学キャンパス内にあるため、学食やカフェなどの施設も周辺にあり、博物館見学と合わせてキャンパスの雰囲気を楽しむこともできます。
  • 山口県内の観光スポット(瑠璃光寺五重塔、萩城下町、錦帯橋、秋芳洞など)と組み合わせて巡ると、山口の歴史と文化をより深く体感できます。

山口県の歴史や文化に興味のある方はもちろん、考古学・美術・キリスト教史に関心のある方にもお勧めの穴場スポットです。混雑を気にせずじっくり鑑賞できる大学博物館で、山口の知られざる魅力を発見してみてください。