[2019年開催(2018年映画作品対象)]第91回アカデミー賞(オスカー賞)受賞映画作品(ノミネート含む) まとめ・一覧 / List of Academy Awards(The Oscars) Nominees 〜アメリカ合衆国の優れた映画と関係者が毎年部門別に表彰されるAMPAS主催の映画賞〜

2月 25, 2019Academy Awards,Movie,Products

アカデミー賞(Academy Awards)とは、映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences、略称AMPAS)が主催する、アメリカ合衆国を代表する映画賞です。アメリカの映画産業における健全な発展と、映画芸術・科学技術の品質向上を目的として、毎年キャスト・スタッフなどの映画関係者を部門別に表彰し、その功績を讃えています。

受賞者には賞金は授与されませんが、公式名称「Academy Award of Merit」として知られる金色のオスカー像(Oscar statuette)が贈られることから、世界的に「オスカー賞(The Oscars)」の愛称で親しまれています。

アカデミー賞の歴史は、世界三大映画祭として知られるカンヌ国際映画祭(1946年〜)、ベルリン国際映画祭(1951年〜)、ヴェネツィア国際映画祭(1932年〜)よりも古く、第1回の授賞式は1929年5月16日にハリウッドのルーズベルトホテルで開催されました。以来、世界中の映画ファンや業界関係者が注目する、映画界最大の祭典として位置づけられています。

アカデミー賞のノミネートおよび受賞結果は世界各国で大きく報道され、対象映画の興行成績や配信視聴数に多大な影響を与えます。ノミネートだけでも作品の認知度は飛躍的に高まり、受賞作品はその年を代表する映画として長く記憶されることになります。

選考は、映画界で活躍するプロデューサー、監督、脚本家、俳優、撮影監督、編集者、音響技術者など、各専門分野のプロフェッショナルで構成されるアカデミー会員の投票によって行われます。2019年時点で会員数は約8,000人を超え、その厳正な審査プロセスにより選ばれた作品は、映画史における重要な作品として高い評価を受けています。

第91回アカデミー賞(2019年開催)の概要

本記事では、2019年2月24日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアター(Dolby Theatre)で開催された第91回アカデミー賞授賞式の全部門ノミネート作品および受賞結果を一覧で紹介します。対象となるのは2018年に公開された映画作品です。

第91回アカデミー賞は、史上初めて司会者不在で開催されたことでも話題となりました。作品賞にはピーター・ファレリー監督の『グリーンブック』が選ばれ、人種問題を背景にした友情の物語が高く評価されました。また、Netflixが制作した『ROMA/ローマ』がストリーミング配信映画として初めて作品賞にノミネートされ、監督賞・撮影賞・外国語映画賞の3冠を獲得するなど、映画業界の変革を象徴する授賞式となりました。

さらに、『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックが主演男優賞を受賞し、ロックバンドQueenの伝説的な物語が世界中で感動を呼びました。日本からは細田守監督の『未来のミライ』が長編アニメ映画賞にノミネートされ、是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画賞にノミネートされるなど、日本映画の存在感も示されました。

[2019年開催(2018年映画作品対象)]第91回アカデミー賞(オスカー賞)受賞映画作品(ノミネート含む) まとめ・一覧 / List of Academy Awards(The Oscars) Nominees 〜アメリカ合衆国の優れた映画と関係者が毎年部門別に表彰されるAMPAS主催の映画賞〜

作品賞 / Sakuhin Shou[Best Picture]

アカデミー賞の最高栄誉である作品賞は、その年最も優れた映画作品に贈られます。第91回では、人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、イタリア系アメリカ人の用心棒と黒人ピアニストの実話に基づく友情を描いた『グリーンブック』が受賞しました。ノミネート8作品には『ボヘミアン・ラプソディ』や『ROMA/ローマ』など、多様なジャンルの作品が名を連ねました。

受賞
Winner
グリーンブック[Green Book]

ノミネート
Nominees
ブラックパンサー[Black Panther]
ブラック・クランズマン[BlacKkKlansman]
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody]
女王陛下のお気に入り[The Favourite]
グリーンブック[Green Book]
ROMA/ローマ[Roma]
アリー/ スター誕生[A Star Is Born]
バイス[Vice]

監督賞 / Kantoku Shou[Best Director]

監督賞は、映画全体の演出・ビジョンにおいて最も優れた功績を残した監督に贈られます。メキシコ出身のアルフォンソ・キュアロン監督が、自身の幼少期の記憶を基に制作した『ROMA/ローマ』で受賞し、監督・脚本・撮影の三役を兼任した卓越した手腕が評価されました。

受賞
Winner
ROMA/ローマ[Roma] ⇒ アルフォンソ・キュアロン[Alfonso Cuarón]

ノミネート
Nominees
ブラック・クランズマン[BlacKkKlansman] ⇒ スパイク・リー[Spike Lee]
COLD WAR あの歌、2つの心[Cold War] ⇒ パヴェウ・パヴリコフスキ[Paweł Pawlikowski]
女王陛下のお気に入り[The Favourite] ⇒ ヨルゴス・ランティモス[Yorgos Lanthimos]
ROMA/ローマ[Roma] ⇒ アルフォンソ・キュアロン[Alfonso Cuarón]
バイス[Vice] ⇒ アダム・マッケイ[Adam McKay]

主演男優賞 / Shuen Danyuh Shou[Best Actor]

主演男優賞は、映画において主演として最も優れた演技を見せた男優に贈られます。ラミ・マレックがQueenのボーカリスト、フレディ・マーキュリーの圧倒的な存在感を見事に体現した『ボヘミアン・ラプソディ』での演技により受賞しました。エジプト系アメリカ人としての受賞も話題を呼びました。

受賞
Winner
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody] ⇒ ラミ・マレック[Rami Malek]

ノミネート
Nominees
バイス[Vice] ⇒ クリスチャン・ベール[Christian Bale]
アリー/ スター誕生[A Star Is Born] ⇒ ブラッドリー・クーパー[Bradley Cooper]
永遠の門 ゴッホの見た未来[At Eternity’s Gate] ⇒ ウィレム・デフォー[Willem Dafoe]
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody] ⇒ ラミ・マレック[Rami Malek]
グリーンブック[Green Book] ⇒ ヴィゴ・モーテンセン[Viggo Mortensen]

主演女優賞 / Shuen Joyuh Shou[Best Actress]

主演女優賞は、映画において主演として最も優れた演技を見せた女優に贈られます。オリヴィア・コールマンが18世紀初頭のイギリスを舞台にした『女王陛下のお気に入り』でアン女王を演じ、ユーモアと悲哀を兼ね備えた繊細な演技で見事受賞しました。グレン・クローズの7度目のノミネートも注目を集めました。

受賞
Winner
女王陛下のお気に入り[The Favourite] ⇒ オリヴィア・コールマン[Olivia Colman]

ノミネート
Nominees
ROMA/ローマ[Roma] ⇒ ヤリッツァ・アパリシオ[Yalitza Aparicio]
天才作家の妻 40年目の真実[The Wife] ⇒ グレン・クローズ[Glenn Close]
女王陛下のお気に入り[The Favourite] ⇒ オリヴィア・コールマン[Olivia Colman]
アリー/ スター誕生[A Star Is Born] ⇒ レディー・ガガ[Lady Gaga]
ある女流作家の罪と罰[Can You Ever Forgive Me?] ⇒ メリッサ・マッカーシー[Melissa McCarthy]

助演男優賞 / Joen Danyuh Shou[Best Supporting Actor]

助演男優賞は、映画において助演として傑出した演技を見せた男優に授与されます。マハーシャラ・アリが『グリーンブック』で天才ピアニストのドン・シャーリーを品格あふれる演技で表現し、2017年の『ムーンライト』に続き2度目の助演男優賞を獲得しました。

受賞
Winner
グリーンブック[Green Book] ⇒ マハーシャラ・アリ[Mahershala Ali]

ノミネート
Nominees
グリーンブック[Green Book] ⇒ マハーシャラ・アリ[Mahershala Ali]
ブラック・クランズマン[BlacKkKlansman] ⇒ アダム・ドライバー[Adam Driver]
アリー/ スター誕生[A Star Is Born] ⇒ サム・エリオット[Sam Elliott]
ある女流作家の罪と罰[Can You Ever Forgive Me?] ⇒ リチャード・E・グラント[Richard E. Grant]
バイス[Vice] ⇒ サム・ロックウェル[Sam Rockwell]

助演女優賞 / Joen Joyuh Shou[Best Supporting Actress]

助演女優賞は、助演として最も印象的な演技を残した女優に贈られます。レジーナ・キングが、ジェイムズ・ボールドウィンの小説を原作とする『ビール・ストリートの恋人たち』で、息子の無実を証明するために奔走する母親役を力強く演じ、初のオスカーを獲得しました。

受賞
Winner
ビール・ストリートの恋人たち[If Beale Street Could Talk] ⇒ レジーナ・キング[Regina King]

ノミネート
Nominees
バイス[Vice] ⇒ エイミー・アダムス[Amy Adams]
ROMA/ローマ[Roma] ⇒ マリーナ・デ・タビラ[Marina de Tavira]
ビール・ストリートの恋人たち[If Beale Street Could Talk] ⇒ レジーナ・キング[Regina King]
女王陛下のお気に入り[The Favourite] ⇒ エマ・ストーン[Emma Stone]
女王陛下のお気に入り[The Favourite] ⇒ レイチェル・ワイズ[Rachel Weisz]

脚本賞 / Kyakuhon Shou[Best Original Screenplay]

脚本賞(オリジナル脚本賞)は、映画のために書き下ろされたオリジナルの脚本に対して贈られます。『グリーンブック』の実話に基づく温かみのある脚本が受賞しました。

受賞
Winner
グリーンブック[Green Book] ⇒ ニック・バレロンガ[Nick Vallelonga]、ブライアン・ヘインズ・クリー[Brian Currie]、ピーター・ファレリー[Peter Farrelly]

ノミネート
Nominees
女王陛下のお気に入り[The Favourite] ⇒ デボラ・デイヴィス[Deborah Davis]、トニー・マクナマラ[Tony McNamara]
魂のゆくえ[First Reformed] ⇒ ポール・シュレイダー[Paul Schrader]
グリーンブック[Green Book] ⇒ ニック・バレロンガ[Nick Vallelonga]、ブライアン・ヘインズ・クリー[Brian Currie]、ピーター・ファレリー[Peter Farrelly]
ROMA/ローマ[Roma] ⇒ アルフォンソ・キュアロン[Alfonso Cuarón]
バイス[Vice] ⇒ アダム・マッケイ[Adam McKay]

脚色賞 / Kyakushoku Shou[Best Adapted Screenplay]

脚色賞は、小説・ノンフィクション・舞台劇などの既存作品を基に書かれた脚本に対して贈られます。スパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』が、実在の黒人刑事がKKKに潜入した衝撃の実話を巧みに映画化した脚本で受賞しました。

受賞
Winner
ブラック・クランズマン[BlacKkKlansman] ⇒ チャーリー・ワクテル[Charlie Wachtel]、デヴィッド・ラビノウィッツ[David Rabinowitz]、ケヴィン・ウィルモット[Kevin Willmott]、スパイク・リー[Spike Lee]

ノミネート
Nominees
バスターのバラード[The Ballad of Buster Scruggs] ⇒ ジョエル・コーエン[Joel Coen]、イーサン・コーエン[Ethan Coen]
ブラック・クランズマン[BlacKkKlansman] ⇒ チャーリー・ワクテル[Charlie Wachtel]、デヴィッド・ラビノウィッツ[David Rabinowitz]、ケヴィン・ウィルモット[Kevin Willmott]、スパイク・リー[Spike Lee]
ある女流作家の罪と罰[Can You Ever Forgive Me?] ⇒ ニコール・ホロフセナー[Nicole Holofcener]、ジェフ・ウィッティー[Jeff Whitty]
ビール・ストリートの恋人たち[If Beale Street Could Talk] ⇒ バリー・ジェンキンス[Barry Jenkins]
アリー/ スター誕生[A Star Is Born] ⇒ エリック・ロス[Eric Roth]、ブラッドリー・クーパー[Bradley Cooper]、ウィル・フェッターズ[Will Fetters]

長編アニメ映画賞 / Chouhen Anime Eiga Shou[Best Animated Feature Film]

長編アニメ映画賞は、その年に公開された最も優れた長編アニメーション映画に贈られます。革新的なアニメーション技法で高い評価を得た『スパイダーマン: スパイダーバース』が受賞し、マルチバース(多元宇宙)の概念をポップアートスタイルのビジュアルで表現した独創性が讃えられました。日本からは細田守監督の『未来のミライ』がノミネートされました。

受賞
Winner
スパイダーマン: スパイダーバース[Spider-Man] ⇒ ボブ・ペルシケッティ[Bob Persichetti]、ピーター・ラムジー[Peter Ramsey]、ロドニー・ロスマン[Rodney Rothman]、フィル・ロード[Phil Lord]、クリス・ミラー[Christopher Miller]

ノミネート
Nominees
インクレディブル・ファミリー[Incredibles 2] ⇒ ブラッド・バード[Brad Bird]、ジョン・ウォーカー[John Walker]、ニコル・パラディス・グリンドル[Nicole Paradis Grindle]
犬ヶ島[Isle of Dogs] ⇒ ウェス・アンダーソン[Wes Anderson]、スコット・ルーディン[Scott Rudin]、スティーヴン・M・レイルズ[Steven Rales]、ジェレミー・ドーソン[Jeremy Dawson]
未来のミライ[Mirai] ⇒ 細田守[Mamoru Hosoda]、齋藤優一郎[Yūichirō Saitō]
シュガー・ラッシュ:オンライン[Ralph Breaks the Internet] ⇒ リッチ・ムーア[Rich Moore]、フィル・ジョンストン[Phil Johnston]、クラーク・スペンサー[Clark Spencer]
スパイダーマン: スパイダーバース[Spider-Man] ⇒ ボブ・ペルシケッティ[Bob Persichetti]、ピーター・ラムジー[Peter Ramsey]、ロドニー・ロスマン[Rodney Rothman]、フィル・ロード[Phil Lord]、クリス・ミラー[Christopher Miller]

外国語映画賞 / Gaikokugo Eiga Shou[Best Foreign Language Film]

外国語映画賞(現・国際長編映画賞)は、英語以外の言語で制作された映画に贈られる部門です。アルフォンソ・キュアロン監督のメキシコ映画『ROMA/ローマ』が受賞し、監督賞とのダブル受賞を果たしました。是枝裕和監督の『万引き家族』もカンヌ国際映画祭パルムドール受賞に続きノミネートされ、日本映画として大きな注目を集めました。

受賞
Winner
ROMA/ローマ[Roma](メキシコ[Mexico]) – スペイン語[Spanish]、ミシュテカ語[Mixtec] ⇒ アルフォンソ・キュアロン[Alfonso Cuarón]

ノミネート
Nominees
کفرناحوم[Capernaum](レバノン[Lebanon]) – アラビア語[Arabic] ⇒ ナディーン・ラバキー[Nadine Labaki]
COLD WAR あの歌、2つの心[Cold War](ポーランド[Poland]) – ポーランド語[Polish]、フランス語[French] ⇒ パヴェウ・パヴリコフスキ[Paweł Pawlikowski]
Werk ohne Autor[Never Look Away](ドイツ[Germany]) – ドイツ語[German] ⇒ フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク[Florian Henckel von Donnersmarck]
ROMA/ローマ[Roma](メキシコ[Mexico]) – スペイン語[Spanish]、ミシュテカ語[Mixtec] ⇒ アルフォンソ・キュアロン[Alfonso Cuarón]
万引き家族[Shoplifters](日本[Japan]) – 日本語[Japanese] ⇒ 是枝裕和監督[Hirokazu Kore-eda]

長編ドキュメンタリー映画賞 / Chouhen Documentary Eiga Shou[Best Documentary Feature]

長編ドキュメンタリー映画賞は、実在の出来事や人物を題材としたドキュメンタリー映画に贈られます。クライマー、アレックス・オノルドがヨセミテのエル・キャピタンをロープなしで登頂する姿を追った『Free Solo』が受賞し、人間の限界に挑む姿が世界中の観客を魅了しました。

受賞
Winner
Free Solo ⇒ エリザベス・チャイ・バサヒリィ[ Elizabeth Chai Vasarhelyi]、ジミー・チン[Jimmy Chin]、エヴァン・ヘインズ[Evan Hayes]、シャノン・ディル[Shannon Dill]

ノミネート
Nominees
Free Solo ⇒ エリザベス・チャイ・バサヒリィ[ Elizabeth Chai Vasarhelyi]、ジミー・チン[Jimmy Chin]、エヴァン・ヘインズ[Evan Hayes]、シャノン・ディル[Shannon Dill]
Hale County This Morning, This Evening ⇒ ラメル・ロス[RaMell Ross]、ジョスリン・バーンズ[Joslyn Barnes]、スー・キム[Su Kim]
Minding the Gap ⇒ ビング・リュー[Bing Liu]、ダイアン・クォン[Diane Quon]
Of Fathers and Sons ⇒ タラール・デルキ[Talal Derki]、アンスガー・フレリックス[Ansgar Frerich]、エヴァ・ケンメ[Eva Kemme]、トビアス・N・シーバート[Tobias N. Siebert]
RBG[RBG] ⇒ ベッツィー・ウェスト[Betsy West]、ジュリー・コーエン[Julie Cohen]

短編ドキュメンタリー映画賞 / Tanpen Documentary Eiga Shou[Best Documentary – Short Subject]

受賞
Winner
Period. End of Sentence. ⇒ ライカ・ゼタッチ[Rayka Zehtabchi]、メリッサ・バートン[Melissa Berton]

ノミネート
Nominees
Black Sheep ⇒ エド・パーキンス[Ed Perkins]、ジョナサン・チン[Jonathan Chinn]
End Game ⇒ ロブ・エプスタイン[Rob Epstein]、ジェフリー・フリードマン[Jeffrey Friedman]
Life Boat ⇒ スカイ・フィッツジェラルド[Skye Fitzgerald]、ブライン・ムーサー[Bryn Mooser]
A Night at The Garden ⇒ マーシャル・カリー[Marshall Curry]
Period. End of Sentence. ⇒ ライカ・ゼタッチ[Rayka Zehtabchi]、メリッサ・バートン[Melissa Berton]

短編映画賞 / Tanpen Eiga Shou[Best Live Action Short Film]

受賞
Winner
Skin ⇒ ガイ・ナティヴ[Guy Nattiv]、ジェイミー・レイ・ニューマン[Jaime Ray Newman]

ノミネート
Nominees
Detainment ⇒ ヴィンセント・ラム[Vincent Lambe]、ダレン・マホン[Darren Mahon]
Fauve ⇒ ジェレミー・コンテ[Jérémy Comte]、マリア・グラシア・タージョン[Maria Gracia Turgeon]
Marguerite ⇒ マリアン・ファーリー[Marianne Farley]、マリー=エレーヌ・パニセット[Marie-Hélène Panisset]
Mother ⇒ ロドリゴ・ソロゴジェン[Rodrigo Sorogoyen]、マリア・デル・ピュイ・アルバラド[María del Puy Alvarado]
Skin ⇒ ガイ・ナティヴ[Guy Nattiv]、ジェイミー・レイ・ニューマン[Jaime Ray Newman]

短編アニメ賞 / Tanpen Anime Shou[Best Animated Short Film]

受賞
Winner
Bao ⇒ ドミー・シー[Domee Shi]、ベッキー・ネイマン[Becky Neiman-Cobb]

ノミネート
Nominees
Animal Behaviour ⇒ アリソン・スノーデン[Alison Snowden]、デヴィッド・ファイン[David Fine]
Bao ⇒ ドミー・シー[Domee Shi]、ベッキー・ネイマン[Becky Neiman-Cobb]
Late Afternoon ⇒ ルイーズ・バッグナル[Louise Bagnall]、ヌリア・ゴンザレス・ブランコ[Nuria González Blanco]
One Small Step ⇒ アンドリュー・チェスワース[Andrew Chesworth]、ボビー・ポンティラス[Bobby Pontillas]
Weekends ⇒ トレバー・ヒメネス[Trevor Jimenez]

作曲賞 / Sakkyoku Shou[Best Original Score]

受賞
Winner
ブラックパンサー[Black Panther] ⇒ ルドウィグ・ゴランソン[Ludwig Göransson]

ノミネート
Nominees
ブラックパンサー[Black Panther] ⇒ ルドウィグ・ゴランソン[Ludwig Göransson]
ブラック・クランズマン[BlacKkKlansman] ⇒ テレンス・ブランチャード[Terence Blanchard]
ビール・ストリートの恋人たち[If Beale Street Could Talk] ⇒ ニコラス・ブリテル[Nicholas Britell]
犬ヶ島[Isle of Dogs] ⇒ アレクサンドル・デスプラ[Alexandre Desplat]
メリー・ポピンズ リターンズ[Mary Poppins Returns] ⇒ マーク・シャイマン[Marc Shaiman]

歌曲賞 / Kashou Shou[Best Original Song]

歌曲賞は、映画のために書き下ろされた楽曲に贈られます。レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが『アリー/ スター誕生』で披露した「Shallow」が受賞し、授賞式でのデュエットパフォーマンスは大きな話題となりました。

受賞
Winner
「シャロウ」[“Shallow"] – アリー/ スター誕生[A Star Is Born] ⇒ 作詞・作曲: レディー・ガガ、マーク・ロンソン、アンソニー・ロッソマンド、アンソニー・ワイアット[Music and Lyrics by Lady Gaga, Mark Ronson, Anthony Rossomando and Andrew Wyatt]

ノミネート
Nominees
「オール・ザ・スターズ」[“All the Stars"] – ブラックパンサー[Black Panther] ⇒ 作曲: マーク・スピアーズ、ケンドリック・ラマー、アンソニー・ティフィス、作詞: ケンドリック・ラマー、アンソニー・ティフィス、ソラーナ・ロウ[Music by Mark Spears, Kendrick Lamar Duckworth and Anthony Tiffith; Lyrics by Kendrick Lamar Duckworth, Anthony Tiffith and Solána Rowe]
「I’ll Fight」[“I’ll Fight"] – RBG[RBG] ⇒ 作詞・作曲: ダイアン・ウォーレン[Music and Lyrics by Diane Warren]
「The Place Where Lost Things Go」[“The Place Where Lost Things Go"] – メリー・ポピンズ リターンズ[Mary Poppins Returns] ⇒ 作詞・作曲: マーク・シャイマン、スコット・ウィットマン[Music by Marc Shaiman; Lyrics by Marc Shaiman and Scott Wittman]
「シャロウ」[“Shallow"] – アリー/ スター誕生[A Star Is Born] ⇒ 作詞・作曲: レディー・ガガ、マーク・ロンソン、アンソニー・ロッソマンド、アンソニー・ワイアット[Music and Lyrics by Lady Gaga, Mark Ronson, Anthony Rossomando and Andrew Wyatt]
「When a Cowboy Trades His Spurs for Wings」[“When a Cowboy Trades His Spurs for Wings"] – バスターのバラード[The Ballad of Buster Scruggs] ⇒ 作詞・作曲: デヴィッド・ローリングス、ギリアン・ウェルチ[Music and Lyrics by David Rawlings and Gillian Welch]

音響編集賞 / Onkyou Henshuh Shou[Best Sound Editing]

受賞
Winner
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody] – ジョン・ワーハースト[John Warhurst]、ニーナ・ハートストーン[Nina Hartstone]

ノミネート
Nominees
ブラックパンサー[Black Panther] – ベンジャミン・A・バート[Benjamin A. Burtt]、スティーヴ・ボエデカー[Steve Boeddeker]
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody] – ジョン・ワーハースト[John Warhurst]、ニーナ・ハートストーン[Nina Hartstone]
ファースト・マン[First Man] – アイ=リン・リー[Ai-Ling Lee]、ミルドレッド・イアットルー・モーガン[Mildred Iatrou Morgan]
クワイエット・プレイス[A Quiet Place] – イーサン・ヴァン・ダー・リン[Ethan Van der Ryn]、エリック・アアダール[Erik Aadahl]
ROMA/ローマ[Roma] – セルヒオ・ディアス[Sergio Díaz]、スキップ・リーヴセイ[Skip Lievsay]

録音賞 / Rokuon Shou[Best Sound Mixing]

受賞
Winner
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody] – ポール・マジー[Paul Massey]、ティム・キャバジン[Tim Cavagin]、ジョン・キャサリ[John Casali]

ノミネート
Nominees
ブラックパンサー[Black Panther] – スティーヴ・ボエデカー[Steve Boeddeker]、ブランドン・プロトコル[Brandon Proctor]、ピーター・デブリン[Peter J. Devlin]
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody] – ポール・マジー[Paul Massey]、ティム・キャバジン[Tim Cavagin]、ジョン・キャサリ[John Casali]
ファースト・マン[First Man] – ジョン・テイラー[Jon Taylor]、フランク・A・モンタノ[Frank A. Montaño]、アイ=リン・リー[Ai-Ling Lee]、メリー・H・エリス[Mary H. Ellis]
ROMA/ローマ[Roma] – スキップ・リーヴセイ[Skip Lievsay]、クレイグ・ヘニガン[Craig Henighan]、グレン・ゴーサー、ホセ・アントニオ・ガルシア[José Antonio Garcia]
アリー/ スター誕生[A Star Is Born] – トム・オザーニッチ[Tom Ozanich]、ディーン・A・ズパンシック[Dean Zupancic]、ジェイソン・ルーダー[ Jason Ruder]、スティーヴ・A・モロー[Steve A. Morrow]

美術賞 / Bijutsu Shou[Best Production Design]

受賞
Winner
ブラックパンサー[Black Panther] – プロダクション・デザイン[Production Design]:ハンナ・ビーチラー[Hannah Beachler]、セット・デコレーション[Set Decoration]:ジェイ・ハート[Jay Hart]

ノミネート
Nominees
ブラックパンサー[Black Panther] – プロダクション・デザイン[Production Design]:ハンナ・ビーチラー[Hannah Beachler]、セット・デコレーション[Set Decoration]:ジェイ・ハート[Jay Hart]
女王陛下のお気に入り[The Favourite] – プロダクション・デザイン[Production Design]:フィオナ・クロンビー[Fiona Crombie]、セット・デコレーション[Set Decoration]:アリス・フェルトン[Alice Felton]
ファースト・マン[First Man] – プロダクション・デザイン[Production Design]:ネイサン・クロウリー[Nathan Crowley]、セット・デコレーション[Set Decoration]:キャシー・ルーカス[Kathy Lucas]
メリー・ポピンズ リターンズ[Mary Poppins Returns] – プロダクション・デザイン[Production Design]:ジョン・マイヤー[John Myhre]、セット・デコレーション[Set Decoration]:ゴードン・シム[Gordon Sim]
ROMA/ローマ[Roma] – プロダクション・デザイン[Production Design]:エウジェニオ・カバイェロ[Eugenio Caballero]、セット・デコレーション[Set Decoration]:バーバラ・エンリケス[Bárbara Enríquez]

撮影賞 / Satsuei Shou[Best Cinematography]

受賞
Winner
ROMA/ローマ[Roma] – アルフォンソ・キュアロン[Alfonso Cuarón]

ノミネート
Nominees
COLD WAR あの歌、2つの心[Cold War] – ウカシュ・ジャル[Łukasz Żal]
女王陛下のお気に入り[The Favourite] – ロビー・ライアン[Robbie Ryan]
Werk ohne Autor[Never Look Away] – キャレブ・デシャネル[Caleb Deschanel]
ROMA/ローマ[Roma] – アルフォンソ・キュアロン[Alfonso Cuarón]
アリー/ スター誕生[A Star Is Born] – マシュー・リバティーク[Matthew Libatique]

メイクアップ&ヘアスタイリング賞 / Makeup and Hairstyling Shou[Best Makeup and Hairstyling]

受賞
Winner
バイス[Vice] – グレッグ・キャノム[Greg Cannom]、ケイト・ビスコー[Kate Biscoe]、パトリシア・デハニー[Patricia Dehaney]

ノミネート
Nominees
Gräns[Border] – ゴーラン・ルンドストローム[Göran Lundström]、パメラ・ゴールドアンマー[Pamela Goldammer]
ふたりの女王 メアリーとエリザベス[Mary Queen of Scots] – ジェニー・シャーコア[Jenny Shircore]、マーク・ピルシェア[Marc Pilcher]、ジェシカ・ブルックス[Jessica Brooks]
バイス[Vice] – グレッグ・キャノム[Greg Cannom]、ケイト・ビスコー[Kate Biscoe]、パトリシア・デハニー[Patricia Dehaney]

衣裳デザイン賞 / Ishou Design Shou[Best Costume Design]

受賞
Winner
ブラックパンサー[Black Panther] ⇒ ルース・E・カーター[Ruth E. Carter]

ノミネート
Nominees
バスターのバラード[The Ballad of Buster Scruggs] ⇒ メアリー・ゾフレス[Mary Zophres]
ブラックパンサー[Black Panther] ⇒ ルース・E・カーター[Ruth E. Carter]
女王陛下のお気に入り[The Favourite] ⇒ サンディ・パウエル[Sandy Powell]
メリー・ポピンズ リターンズ[Mary Poppins Returns] ⇒ サンディ・パウエル[Sandy Powell]
ふたりの女王 メアリーとエリザベス[Mary Queen of Scots] ⇒ アレクサンドラ・バーン[Alexandra Byrne]

編集賞 / Henshuh Shou[Best Film Editing]

受賞
Winner
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody] ⇒ ジョン・オットマン[John Ottman]

ノミネート
Nominees
ブラック・クランズマン[BlacKkKlansman] – バリー・アレクサンダー・ブラウン[Barry Alexander Brown]
ボヘミアン・ラプソディ[Bohemian Rhapsody] ⇒ ジョン・オットマン[John Ottman]
女王陛下のお気に入り[The Favourite] – ヨルゴス・マヴロブサリディス[Yorgos Mavropsaridis]
グリーンブック[Green Book] – ポール・J・ドン・ヴィトー[Patrick J. Don Vito]
バイス[Vice] – ハンク・コーウィン

視覚効果賞 / Shikaku Kouka Shou[Best Visual Effects]

受賞
Winner
ファースト・マン[First Man] ⇒ ポール・ランバート[Paul Lambert]、イアン・ハンター[Ian Hunter]、トリスタン・マイルズ[Tristan Myles]、J・D・シュワルム[J. D. Schwalm]

ノミネート
Nominees
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー[Avengers: Infinity War] ⇒ ダン・デリーウ[Dan DeLeeuw]、ケリー・ポート[Kelly Port]、ラッセル・アール[Russell Earl]、ダン・サディック[Dan Sudick]
プーと大人になった僕[Christopher Robin] ⇒ クリス・ローレンス[Christopher Lawrence]、マイケル・イームズ[Michael Eames]、テオ・ジェームズ[Theo Jones]、クリス・コーボールド[Chris Corbould]
ファースト・マン[First Man] ⇒ ポール・ランバート[Paul Lambert]、イアン・ハンター[Ian Hunter]、トリスタン・マイルズ[Tristan Myles]、J・D・シュワルム[J. D. Schwalm]
レディ・プレイヤー1[Ready Player One] ⇒ ロジャー・ガイエット[Roger Guyett]、マシュー・E・バトラー[Matthew E. Butler]、グラディ・コファー[Grady Cofer]、デヴィッド・シャーク[David Shirk]
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー[Solo: A Star Wars Story] ⇒ ロブ・ブレドウ[Rob Bredow]、パトリック・タバック[Patrick Tubach]、ニール・スキャンラン[Neal Scanlan]、ドミニク・タオイー[Dominic Tuohy]

第91回アカデミー賞(2019年)受賞結果まとめ

第91回アカデミー賞は、映画業界の多様性と変革を象徴する授賞式となりました。以下に主要部門の受賞結果をまとめます。

  • 作品賞:グリーンブック[Green Book] - 人種を超えた友情の実話
  • 監督賞:アルフォンソ・キュアロン(ROMA/ローマ) - Netflix制作映画として歴史的快挙
  • 主演男優賞:ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ) - フレディ・マーキュリーを熱演
  • 主演女優賞:オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り) - アン女王を繊細に演じ切る
  • 助演男優賞:マハーシャラ・アリ(グリーンブック) - 2年連続の受賞という偉業
  • 助演女優賞:レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち) - 初のオスカー獲得
  • 脚本賞:グリーンブック - ニック・バレロンガ、ブライアン・クリー、ピーター・ファレリー
  • 脚色賞:ブラック・クランズマン - スパイク・リー初のオスカー受賞
  • 長編アニメ映画賞:スパイダーマン: スパイダーバース - 革新的アニメーション技法
  • 外国語映画賞:ROMA/ローマ(メキシコ) - 監督賞・撮影賞との三冠達成
  • 歌曲賞:「Shallow」(アリー/ スター誕生) - レディー・ガガ初のオスカー

第91回アカデミー賞では、『ROMA/ローマ』が最多10部門にノミネートされ3部門で受賞、『女王陛下のお気に入り』が同じく10部門にノミネートされるなど、話題の多い年となりました。ストリーミング配信映画の躍進、多様な人種・文化を描いた作品の台頭など、2019年のアカデミー賞は映画界の新時代の幕開けを告げるものでした。

上記のノミネート作品・受賞作品は、いずれも2018年の映画を語る上で欠かすことのできない作品ばかりです。まだ未見の作品があれば、ぜひこの機会にご覧ください。