避暑地におすすめ!岩手県の夏でも涼しい鍾乳洞・洞窟の名所・スポットまとめ・一覧 / Popular Limestone Cave in Iwate 〜場所・住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場〜

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親記事:避暑地におすすめ!日本全国・都道府県の夏でも涼しい鍾乳洞・洞窟の名所・スポットまとめ・一覧 / Popular Limestone Cave in Japan 〜場所・住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場〜

夏は涼しい場所を求めて有名な避暑地へ旅行に行きたくなる季節です。最近では特に真夏日の気温は高くなる傾向にあり、避暑地の需要は益々高まるばかりです。

ただ、北海道などの北国や定番の軽井沢などは近くに住んでればいいですが、遠方に住んでいればまとまった休日をとっていく必要があります。まとまった休みが取れなかったり、旅行のお金がない場合に近隣で避暑地を探したい。そのような場合におすすめなのが「鍾乳洞」です。

鍾乳洞や洞窟は日本全国に点在しているため、日帰りや一泊二日で行ける距離にある場合が多いです。今回は夏でも涼しく避暑地としておすすめの鍾乳洞、洞窟を紹介します。一方で鍾乳洞、洞窟の中には危険な場所もありますので予め詳細を調べた上で自己責任で訪問するようにして下さい。

岩手県は日本有数の鍾乳洞の宝庫です。県内には日本三大鍾乳洞のひとつ「龍泉洞」をはじめ、日本最長の洞窟「安家洞」、日本最古の地層を持つ「幽玄洞」、高さ29メートルの地底滝を誇る「滝観洞」など、全国的に見ても極めて貴重な鍾乳洞・洞窟が集中しています。北上山地の石灰岩地帯を中心に形成されたこれらの洞窟は、数億年にわたる地球の歴史を体感できる天然の博物館ともいえる存在です。

洞内の気温は年間を通じて10〜15度前後に保たれているため、夏は天然のクーラーとして涼しく快適に過ごせます。岩手県の鍾乳洞は、地質学的な学びと自然の神秘を体感できる、東北屈指の観光スポットです。

避暑地におすすめ!岩手県の夏でも涼しい鍾乳洞・洞窟の名所・スポットまとめ・一覧 / Popular Limestone Cave in Iwate 〜場所・住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場〜

このページでは、岩手県内の主要な鍾乳洞・洞窟8か所について、それぞれの特徴や見どころ、アクセス情報などを詳しくまとめています。

滝観洞 / Roukando

滝観洞は、岩手県気仙郡住田町に位置する全長3,635メートル(全国第10位)の鍾乳洞です。最大の見どころは、洞内奥に位置する高さ29メートルの地底大滝「天の岩戸の滝」です。天井の裂け目から高さ60メートル・周囲50メートルのドーム状空間に流れ落ちるこの滝は、大正時代の歌人・柳原白蓮によって命名されました。白蓮はNHK連続テレビ小説「花子とアン」の登場人物・葉山蓮子のモデルとしても知られています。

滝観洞は人工的な照明を最小限に抑えた「冒険型」の鍾乳洞で、自然のままの姿が保たれています。壁面にはかつて海底であった時代の海洋生物の化石も確認できます。また、1977年公開の映画「八つ墓村」のロケ地としても使用されました。隣接する観光センターでは、名物の「滝流しそば」を味わうことができます。

場所・住所
Address
岩手県気仙郡住田町上有住字土倉298-81
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
3月16日~11月上旬:8:30~16:30、11月中~3月15日:8:30~16:00
入場料
Admission fee
大人1000円、中高生700円、小学生500円
定休日
Holiday
12月28日~1月3日
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR上有住駅(徒歩3分)
駐車場
Parking Lot
80台 無料(Free)

東山観音窟 / Higashiyama Kannonkutsu

東山観音窟は、岩手県一関市東山町の砂鉄川石灰岩帯に位置する洞窟です。洞内には観音菩薩(観世音菩薩)をはじめとする仏像が安置されており、自然の石灰岩洞窟と信仰が融合した独特の空間が広がっています。

一関市東山地域には19か所の洞窟遺跡が確認されており、先史時代から江戸時代にかけての洞窟住居や祭祀遺跡が発見されています。東山観音窟はそのひとつで、近隣の幽玄洞や猊鼻渓とあわせて訪れることで、この地域の地質と歴史をより深く楽しむことができます。入場無料のため、気軽に立ち寄れるスポットです。

場所・住所
Address
岩手県一関市東山町長坂字東本町154-1
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
8:30~16:00
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
11月~3月冬季閉鎖
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR猊鼻渓駅より(徒歩30分)
駐車場
Parking Lot
幽玄洞 100台 無料(Free)

幽玄洞 / Yuhgendo

幽玄洞は、約3億5000万年前(古生代中期)の地層からなる日本最古の鍾乳洞として知られています。かつてこの一帯が水深約50メートルの海底であった時代に形成された石灰岩層には、ウミユリ(クリノイド)、三葉虫、紡錘虫(フズリナ)、古代サンゴなどの化石が豊富に含まれています。特に、ウミユリの萼(がく)の化石がほぼ完全な形で岩壁上に発見されたのは日本初の事例です。

洞内には深さ10メートルを超えるエメラルドグリーンの地底湖「浄魂の泉」があり、鍾乳石・石筍・流華石などの美しい鍾乳石も多数見られます。また、洞内にはハート形の自然岩が複数存在することから「恋のパワースポット」としても人気を集めています。年中無休で営業しており、四季を問わず訪れることができます。

場所・住所
Address
岩手県一関市東山町長坂字東本町154-1
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
4月~9月:8:30~18:00、10月~11月:8:30~17:00、12月~3月:9:00~16:00
入場料
Admission fee
大人1000円、高校生800円、中学生600円、小学生400円
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR猊鼻渓駅より東磐交通バス 夏山・松川線幽玄洞夏山行き・前沢線小沼前沢駅行き(6分)「幽玄洞」下車(徒歩1分)
駐車場
Parking Lot
100台 無料(Free)

船久保洞窟 / Funakubo Doukutsu[Funakubo Cave]

船久保洞窟は、岩手県紫波郡紫波町に位置する全長176メートルの横穴式石灰岩洞窟です。1928年(昭和3年)に猟師によって偶然発見されました。洞内からは縄文時代後期〜晩期(約2,000〜3,000年前)の土器、石器、骨角器、炉跡、シカ・イノシシ・クマなどの獣骨が出土しており、岩手県内でも数少ない洞窟住居遺跡として1957年に岩手県指定史跡に指定されています。

洞内には約50平方メートルの広間があり、天井には美しい鍾乳石が発達しています。洞内の気温は年間を通じて約12度に保たれており、キクガシラコウモリの生息地にもなっています。見学には事前予約が必要ですので、訪問前に管理者へ連絡してください。

場所・住所
Address
岩手県紫波郡紫波町船久保百沢80-1
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
9:00~16:00(管理者 松坂氏:019-676-2764 へ要予約)
入場料
Admission fee
大人300円、子供200円
定休日
Holiday
4月16日まで冬季積雪時休洞
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR日詰駅よ自動車(約25分)
駐車場
Parking Lot
数台 無料(Free)

安家洞 / Akkado

安家洞は、総延長23,702メートルを誇る日本最長の洞窟です。第2位の秋芳洞(山口県、約11.2km)の2倍以上の長さを持ち、国の天然記念物に指定されています。1,000か所を超える分岐点を持つ迷路型(ラビリンス型)の洞窟で、その全容は現在も未解明です。

安家洞は「日本一」の記録を3つ保持しています。総延長(23.7km)、竪穴の深さ(115m)、そしてフローストーン(流華石)の長さ(35m)です。洞内にはあらゆる種類の鍾乳石(二次生成物)が確認されることから「鍾乳石の博物館」とも称されています。一般公開区間は約500メートルで、入洞時にはヘルメットと懐中電灯が貸し出されます。自然の姿を保つため装飾的な照明は設置されておらず、探検気分を存分に味わえます。事前予約制の上級探検コースも用意されています。

場所・住所
Address
岩手県下閉伊郡岩泉町安家字日蔭161−1
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
9:00~16:00(8月1~31日 9:00~17:00)
入場料
Admission fee
大人1000円、小・中学生600円
定休日
Holiday
4月中旬~11月上旬以外の期間
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR岩泉駅より町民バス安家洞線(約45分)「安家洞」下車(徒歩5分)
駐車場
Parking Lot
数台 無料(Free)

龍泉新洞 / Ryusensindo

龍泉新洞は、1967年に龍泉洞の入口反対側の道路工事中に偶然発見された洞窟で、1975年に世界初の自然洞穴科学館「龍泉新洞科学館」として開館しました。洞窟内部がそのまま展示空間となっており、鍾乳石学・地質学・生物学・考古学に関する標本や解説を、自然の洞窟環境の中で見学できます。

洞内からは先史時代の人類の居住痕跡(土器・石器・住居跡)も発見されており、原始人の洞窟生活を再現した実物大模型も展示されています。科学的なトレーサー調査により、龍泉新洞は龍泉洞の水系の下流部であることが判明しています。龍泉洞の水が地下を流れ、清水川の下を通って龍泉新洞内に湧出しています。一般公開区間は約200メートルで、龍泉洞の入場券で入洞できます(洞内撮影禁止)。

場所・住所
Address
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
5月~9月:8:30~18:00、10月~4月:8:30~17:00
入場料
Admission fee
大人1000円、高校生1000円、小中学生500円、幼児無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR盛岡駅よりJRバス東北龍泉洞前行バス(約2時間30分)終点下車(徒歩5分)
駐車場
Parking Lot
約450台 無料(Free)

龍泉洞 / Ryusendo

龍泉洞は、山口県の秋芳洞・高知県の龍河洞と並ぶ「日本三大鍾乳洞」のひとつで、「岩泉湧窟及びコウモリ」として国の天然記念物に指定されています。確認されている総延長は4,088メートル以上(推定5,000メートル以上)で、高低差は195メートルに達します。

龍泉洞最大の魅力は、世界有数の透明度を誇る地底湖です。現在までに8つの地底湖が発見されており、第三地底湖は水深98メートル、未公開の第四地底湖は水深120メートルで日本最深の地底湖です。この地底湖の水は透き通ったコバルトブルーの色彩から「ドラゴンブルー」と呼ばれ、1985年には環境庁(現・環境省)の「名水百選」にも選定されました。洞内には5種のコウモリが生息しており、天然記念物の指定名称にコウモリが含まれているのはそのためです。冬季は地表からの水滴が減少し濁りがなくなるため、地底湖の透明度が最も高くなる最良の見学シーズンとされています。

場所・住所
Address
岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1番地1
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
5月~9月:8:30~18:00(10月~4月:8:30~17:00)
入場料
Admission fee
大人・高校生1000円、小中学生500円、幼児無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR盛岡駅よりJRバス東北龍泉洞前行バス(約2時間30分)終点下車(徒歩5分)
駐車場
Parking Lot
約450台 無料(Free)

内間木洞 / Uchimakido

内間木洞は、岩手県久慈市山形町に位置する総延長6,350メートルの日本第5位の長さを持つ洞窟です。龍泉洞・安家洞と同じ安家石灰岩帯の三畳紀石灰岩から形成されています。「内間木洞とその洞窟動物群」として岩手県指定天然記念物に指定されており、絶滅危惧種のテングコウモリを含む7種のコウモリが生息しています。

内間木洞の最大の特徴は、冬季に見られる「氷筍(ひょうじゅん)」です。天井から滴る水滴が洞床で凍結し、タケノコ状に成長する氷柱で、高さ2メートルを超えるものもあり、日本最大級の氷筍群を形成します。通常は非公開で、年に2回のみ一般公開されます。2月第2日曜日の「氷筍観察会」(冬の氷筍鑑賞)と、7月第2日曜日の「内間木洞まつり」です。いずれも入場無料です。洞内には「千畳敷」と呼ばれる巨大空間や、「大滝」「内間木富士」と名付けられた流華石の造形も見どころです。

場所・住所
Address
岩手県久慈市山形町小国
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
7月第2日曜日 「内間木洞まつり」、2月第2日曜日 「氷筍観察会」の開催期間中
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
7月第2日曜日 「内間木洞まつり」、2月第2日曜日 「氷筍観察会」の開催期間以外
アクセス・最寄り駅
Access, Nearest station
JR盛岡駅よりJRバス白樺号・県北バス(約2時間30分)「陸中山形」下車(徒歩20分)「久慈市山村文化交流センターおらほーる」より送迎バス(40分)
駐車場
Parking Lot
数台 有り

岩手県の鍾乳洞・洞窟 比較まとめ

以下は、本記事で紹介した岩手県の鍾乳洞・洞窟8か所の特徴を比較した一覧表です。訪問先を選ぶ際の参考にしてください。

洞窟名 主な特徴 入場料 通年営業
滝観洞 高さ29mの地底大滝「天の岩戸の滝」 大人1,000円 ほぼ通年(年末年始休)
東山観音窟 観音菩薩が安置された信仰の洞窟 無料 4月〜10月
幽玄洞 日本最古(約3億5000万年前)、化石の宝庫 大人1,000円 年中無休
船久保洞窟 縄文時代の住居跡、県指定史跡 大人300円 要予約・冬季休洞
安家洞 日本最長(23,702m)、迷路型、国の天然記念物 大人1,000円 4月中旬〜11月上旬
龍泉新洞 世界初の自然洞穴科学館 龍泉洞と共通 年中無休
龍泉洞 日本三大鍾乳洞、日本最深の地底湖(120m) 大人1,000円 年中無休
内間木洞 日本最大級の氷筍群、年2回のみ公開 無料 年2回のみ

岩手県の鍾乳洞に関するよくある質問(FAQ)

Q. 岩手県で最も有名な鍾乳洞はどこですか?

A. 龍泉洞です。山口県の秋芳洞、高知県の龍河洞と並ぶ「日本三大鍾乳洞」のひとつで、世界有数の透明度を持つ地底湖「ドラゴンブルー」が最大の見どころです。環境省の「名水百選」にも選定されています。

Q. 岩手県の鍾乳洞の洞内気温はどのくらいですか?

A. 多くの鍾乳洞の洞内気温は年間を通じて10〜15度前後です。夏は外気温との温度差が大きいため、薄手の上着やカーディガンを持参することをおすすめします。

Q. 無料で入れる鍾乳洞はありますか?

A. 東山観音窟と内間木洞は入場無料です。ただし、東山観音窟は冬季閉鎖(11月〜3月)、内間木洞は年2回(2月・7月の各第2日曜日)のみの限定公開となっています。

Q. 子供連れでも楽しめる鍾乳洞はどこですか?

A. 龍泉洞は遊歩道が整備されており、地底湖の美しいブルーは子供にも大人気です。隣接する龍泉新洞科学館では、洞窟内の自然をそのまま活かした展示で楽しく地質学を学べます。幽玄洞も通路が比較的歩きやすく、化石探しやハート形の岩探しを楽しめます。

Q. 鍾乳洞を訪れる際の注意点は?

A. 洞内は滑りやすいため、滑りにくい靴を着用してください。また、洞内は外気温より大幅に低いため、夏でも上着を持参しましょう。滝観洞では水しぶきがかかるため、レインコートの貸出があります。安家洞ではヘルメットと懐中電灯が貸し出されます。各洞窟の営業期間・定休日は季節により異なりますので、事前に確認の上お出かけください。