日本三古泉 まとめ・一覧 / The Three Great Ancient Hot Springs of Japan 〜住所、地図、開場時間、入場料(無料・有料)、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場、URL〜
日本ではよく素晴らしい、優れた自然・建造物・文化などのカテゴリから三つを抽出して「日本三大◯◯」、「日本三名◯◯」などと名付けて代表格とすることがよくあります(ただし、ランキングの上位三つという意味ではありません)。
その由来は諸説ありますが、日本では古くから陰陽道などで奇数が縁起が良いとされ、また人が「三」という数字が物事の選択肢としてまとまりや安定感を感じやすいという心理的な理由からよく使用される傾向にあります。
今回は、そんな「日本三大◯◯」、「日本三名◯◯」と呼ばれる優れた自然・建造物・文化などから、日本三古泉(にほんさんこせん)を紹介します。日本三古泉とは、日本で最も古くから知られている三つの温泉地のことで、それぞれが独自の歴史と文化、そして効能を持っています。日本の温泉文化(湯治文化)は古来より皇族から庶民まで幅広く親しまれており、日本三古泉はその起源を辿る上で欠かせない存在です。
日本三古泉とは
日本三古泉は、有馬温泉(兵庫県)、道後温泉(愛媛県)、白浜温泉(和歌山県)の三つを指します。これらの温泉はいずれも1000年以上の歴史を持ち、日本書紀や風土記などの古文書にもその名が記されています。
それぞれの温泉地は単なる湯治場としてだけでなく、文学や芸術の舞台としても知られ、多くの文化人に愛されてきました。また、泉質や効能もそれぞれ異なり、訪れる人々に多様な温泉体験を提供しています。
「日本三古泉」という呼称は、古来から文献に記録されてきた歴史的背景を持つ温泉地を称えるものです。単に「古い」というだけでなく、天皇や皇族が行幸するほどの高い格式と、優れた泉質・療養効果を兼ね備えた温泉地であることが、この称号の条件となっています。現代においても、これらの温泉は国内外から多くの旅行者が訪れる日本を代表する観光地となっています。
日本三古泉 比較一覧表
三つの温泉地の特徴を一覧表で比較できます。旅行先を選ぶ際の参考にしてください。
| 温泉名 | 所在地 | 主な泉質 | 歴史的記録 | 代表的な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 有馬温泉 | 兵庫県神戸市北区 | 含鉄食塩泉(金泉)・炭酸泉・ラジウム泉(銀泉) | 日本書紀・古事記 | 金泉・銀泉の二種類が楽しめる全国屈指の名湯。豊臣秀吉も愛した温泉。 |
| 道後温泉 | 愛媛県松山市 | アルカリ性単純泉 | 日本書紀(596年) | 日本最古の公衆浴場・国重要文化財の本館。夏目漱石「坊っちゃん」の舞台。 |
| 南紀白浜温泉 | 和歌山県西牟婁郡白浜町 | 塩化物泉・炭酸水素塩泉 | 日本書紀・万葉集 | 太平洋を一望する絶景露天風呂「崎の湯」。白良浜など景勝地も豊富。 |
日本三古泉 まとめ・一覧 / The Three Great Ancient Hot Springs of Japan 〜住所、地図、開場時間、入場料(無料・有料)、定休日、アクセス・最寄り駅、駐車場、URL〜
有馬温泉 / Arima Onsen[Arima Hot Springs]
有馬温泉は兵庫県神戸市に位置し、日本最古の温泉の一つとして知られています。「日本書紀」にも記載されており、舒明天皇や孝徳天皇が訪れたという記録が残っています。
有馬温泉の最大の特徴は、金泉(きんせん)と銀泉(ぎんせん)という二つの異なる泉質を持つことです。金泉は鉄分や塩分を多く含む茶褐色の温泉で、保温効果が高く冷え性や腰痛に効果があるとされています。一方、銀泉は無色透明の炭酸泉やラジウム泉で、肌に優しく美肌効果があるとされています。
温泉街には老舗旅館や日帰り入浴施設が点在し、「金の湯」や「銀の湯」といった公衆浴場では比較的リーズナブルに有馬温泉を楽しむことができます。また、温泉街の散策も楽しく、炭酸せんべいやちくわなどの名物グルメも人気です。
有馬温泉の歴史と文化的背景
有馬温泉の歴史は、神話の時代にまで遡ります。「日本書紀」や「古事記」には、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)という二柱の神が有馬の地で温泉を発見し、傷ついた三羽の鷺が湯浴みをして回復したという伝説が記されています。これが「鷺の湯伝説」として今も語り継がれています。
歴史上で特に有名なのは、天下人・豊臣秀吉との深い縁です。秀吉は生涯に9回も有馬温泉を訪れ、湯治と休養に利用しました。温泉街には秀吉が茶会を開いた「太閤の湯殿館」が今も残り、発掘された当時の湯殿遺構を見学することができます。また、秀吉が寵愛した茶人・千利休とも有馬で茶会を催したとされており、日本の茶道文化との深いつながりも感じられます。
江戸時代には、松尾芭蕉が「有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする」と詠んだように、多くの文人が有馬を訪れて名句・名作を残しました。
有馬温泉の泉質と健康効果
有馬温泉は、世界的にも珍しい複数の泉質を一箇所で楽しめる稀有な温泉地です。環境省の定める「療養泉」の8種類のうち、有馬温泉には6種類が含まれており、「日本一の名湯」と称されることも多くあります。
- 含鉄食塩泉(金泉): 鉄・ナトリウム・カルシウムを豊富に含む茶褐色の温泉。空気に触れると酸化して赤褐色に変色します。神経痛・筋肉痛・関節痛・冷え性・疲労回復・慢性皮膚炎などに効能があります。
- 炭酸泉(銀泉): 天然の二酸化炭素を豊富に含む泉質。血行促進・高血圧予防・動脈硬化予防・自律神経の安定などに効果があるとされています。
- ラジウム泉(銀泉): 微量の放射性物質(ラドン)を含む泉質。ホルミシス効果により、神経痛・リウマチ・痛風・慢性湿疹などに効能があるとされています。
有馬温泉の見どころ・観光スポット
- 金の湯: 鉄分を多く含む茶褐色の金泉を楽しめる公衆浴場。日帰りでリーズナブルに有馬の名湯を体験できます。
- 銀の湯: 炭酸泉とラジウム泉の銀泉が楽しめる公衆浴場。金の湯とは対照的な透明な湯が特徴。
- 太閤の湯殿館: 豊臣秀吉ゆかりの史跡。発掘された桃山時代の湯殿遺構が展示されており、歴史を身近に感じられます。
- 有馬温泉街散策: 湯本坂・湯けむり広場周辺を中心に、江戸時代から続く老舗土産物店、炭酸せんべいの実演販売店、洗練されたカフェなどが並びます。
- 念仏寺・妙見寺: 温泉街近くに点在する寺社仏閣。歴史的な雰囲気を楽しめます。
- 六甲山観光: 有馬温泉から六甲有馬ロープウェーでアクセスできる六甲山では、ハイキング・展望台・植物園など多彩なアクティビティが楽しめます。
有馬温泉 おすすめの季節と旅のヒント
有馬温泉は年間を通じて楽しめますが、特に人気が高いのは紅葉の時期(10〜11月)です。温泉街の周辺が色鮮やかに染まる中で温泉に入る体験は格別です。春(3〜5月)は桜が美しく、冬(12〜2月)は雪景色の中の温泉も風情があります。週末・祝日は混雑するため、平日訪問がおすすめです。
| 住所 Address |
兵庫県神戸市北区有馬町 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開場時間 Opening hours |
施設により異なる(公衆浴場は概ね8:00〜22:00) |
| 入場料 Admission fee |
施設により異なる(金の湯・銀の湯は各650円) |
| 定休日 Holiday |
施設により異なる |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
神戸電鉄有馬温泉駅より徒歩圏内 |
| 駐車場 Parking Lot |
周辺に有り |
| URL URL |
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道後温泉 / Dohgo Onsen[Dohgo Hot Springs]
道後温泉は愛媛県松山市に位置し、日本最古の温泉とも言われています。「日本書紀」には、舒明天皇が西暦596年に道後温泉を訪れたという記録があり、3000年の歴史を持つとも伝えられています。
道後温泉のシンボルは、明治27年(1894年)に建てられた「道後温泉本館」です。この建物は日本で初めて国の重要文化財に指定された公衆浴場で、その壮麗な三層楼の木造建築は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」や宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」のモデルになったとも言われています。
2019年1月から行われていた保存修理工事が完了し、2024年7月11日から道後温泉本館は全館営業を再開しました。長年の風雪に耐えてきた歴史的建造物が、耐震補強や外観の修復を経て、より安全に、そして美しい姿で訪れる人々を迎えています。工事完了により、「神の湯」や「霊の湯」をはじめとするすべての浴室、そして2階・3階の休憩室も利用できるようになりました。
泉質はアルカリ性単純泉で、肌に優しく「美人の湯」として知られています。神経痛、筋肉痛、関節痛などに効能があるとされ、湯治客も多く訪れます。温泉街には路面電車が走り、レトロな雰囲気が漂います。
また、平成29年(2017年)にオープンした「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」も人気で、飛鳥時代の建築様式を取り入れた外観が特徴的です。道後温泉本館とは異なる趣を楽しむことができ、こちらも訪れる価値があります。
道後温泉の歴史と文化的背景
道後温泉の歴史は日本最古とも言われ、その起源は神話の時代に遡ります。大国主命(おおくにぬしのみこと)が少彦名命を温泉に浸けて蘇生させたという神話が残されており、湯の効能への信仰が古くから根付いていたことがわかります。
歴史書「日本書紀」には、聖徳太子が推古天皇の勅命を受けて道後温泉を訪れたという記録があります(飛鳥時代・596年頃)。また、大化の改新後には斉明天皇や天智天皇も行幸しており、皇室との深い縁を持つ温泉として知られています。奈良時代には「万葉集」にも道後温泉を詠んだ歌が収録されており、当時から文化的な名所として認識されていたことがわかります。
近代においては、明治の文豪夏目漱石が松山中学の英語教師として赴任した際に道後温泉を訪れ、その体験を元に小説「坊っちゃん」を執筆しました。作中の「温泉」の描写は道後温泉本館がモデルとされており、今でも「坊っちゃんの湯」として多くの文学ファンが訪れます。
道後温泉の施設と入浴オプション
道後温泉には、異なる雰囲気と入浴スタイルを楽しめる複数の施設があります:
- 道後温泉本館(神の湯・霊の湯): 明治27年建造の国重要文化財。「神の湯」は庶民的な大浴場、「霊の湯」は皇族専用の豪華な浴室を一般公開。2024年7月より全館営業再開。
- 道後温泉別館 飛鳥乃湯泉: 2017年オープン。飛鳥時代をテーマにした個性的な空間と、愛媛の伝統工芸・砥部焼・今治タオルなどを採り入れた豪華な内装が特徴。
- 道後温泉椿の湯: 市民の日常使いとして親しまれてきた公衆浴場。比較的リーズナブルな料金で入浴できます。
- 道後温泉 にぎたつ会館: 松山市が運営する温泉・宿泊施設。リーズナブルに宿泊と温泉が楽しめます。
道後温泉の泉質と健康効果
道後温泉の泉質はアルカリ性単純温泉(pH8.9)です。アルカリ性の温泉は皮膚の角質を柔らかくする効果があり、入浴後に肌がつるつるになることから「美人の湯」として古くから珍重されてきました。主な効能は以下の通りです:
- 神経痛・筋肉痛・関節痛の緩和
- 冷え性改善・疲労回復
- 美肌効果(皮膚が柔らかくなる)
- 自律神経の調整・ストレス解消
- 慢性皮膚炎の改善
道後温泉周辺の観光スポット
- 松山城: 現存12天守の一つで、松山市街の高台に立つ美しい城。ロープウェーまたはリフトでアクセスできます。
- 伊予鉄道 坊っちゃん列車: 夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場するマッチ箱列車を復元した観光列車。温泉街を走るレトロな姿が人気。
- 道後公園(湯築城跡): 中世の城跡を整備した歴史公園。春は桜の名所としても知られています。
- 子規記念博物館: 松山出身の俳人・正岡子規の業績を紹介する博物館。俳句ファンには必見。
- 砥部焼: 松山近郊で作られる愛媛県の伝統工芸品。白地に藍色の絵付けが特徴的な陶磁器で、道後温泉街でも購入できます。
| 住所 Address |
愛媛県松山市道後湯之町 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開場時間 Opening hours |
施設により異なる(道後温泉本館は6:00〜23:00) |
| 入場料 Admission fee |
施設により異なる(道後温泉本館 神の湯は460円〜) |
| 定休日 Holiday |
施設により異なる |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
伊予鉄道道後温泉駅より徒歩圏内 |
| 駐車場 Parking Lot |
周辺に有り |
| URL URL |
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南紀白浜温泉 / Nanki Shirahama Onsen[Nanki Shirahama Hot Springs]
南紀白浜温泉は和歌山県西牟婁郡白浜町に位置し、「日本書紀」や「風土記」にも登場する歴史ある温泉地です。飛鳥時代や奈良時代には、斉明天皇、天智天皇、持統天皇など多くの天皇が行幸したことが記録されており、「牟婁の湯」として知られていました。
白浜温泉の特徴は、海沿いに湧く温泉であることです。特に「崎の湯」は太平洋を一望できる露天風呂で、波打ち際にある開放的な温泉として人気があります。泉質は塩化物泉や炭酸水素塩泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効能があります。
白浜温泉周辺には、真っ白な砂浜が美しい「白良浜」、断崖絶壁に打ち寄せる波が壮観な「千畳敷」や「三段壁」などの景勝地があり、温泉と観光を同時に楽しめます。また、アドベンチャーワールドなどのレジャー施設も充実しており、家族連れにも人気の観光地です。
南紀白浜温泉の歴史と文化的背景
白浜温泉の歴史は古代に遡り、「日本書紀」には657年(斉明天皇3年)に斉明天皇が牟婁の湯(現在の白浜温泉)を行幸したことが記されています。その後、天智天皇(667年)、天武天皇の皇后である持統天皇(695年)など、飛鳥・奈良時代の天皇が繰り返し訪れた記録が残っており、当時から「天皇の御用湯」として格式の高い温泉地でした。
奈良時代に編纂された歌集「万葉集」にも、白浜の風景や温泉を詠んだ歌が数多く収録されています。また、平安時代以降も貴族や武士に愛されてきた温泉地で、紀伊国の名所として記録に残る歴史を持ちます。江戸時代には紀州徳川家の領地として保護・整備され、藩主も湯治に訪れたとされています。
南紀白浜温泉の泉質と健康効果
白浜温泉には複数の源泉があり、泉質が多様なことも特徴の一つです:
- 塩化物泉: 塩分を多く含む温泉で、保温効果が高く体が長時間温まります。冷え性・疲労回復・神経痛・リウマチなどに効能があります。
- 炭酸水素塩泉: 重曹を含む温泉で、肌の汚れを落とし柔らかくする効果があります。美肌効果・慢性皮膚炎・アトピー性皮膚炎の改善などに効能があるとされています。
- 単純温泉: 温泉療法の基本ともなる泉質で、全身の疲労回復・ストレス解消・自律神経の調整などに効果的です。
白浜温泉は海岸沿いに位置するため、海風を感じながら入浴できる露天風呂が多く、その開放感と温泉効果の相乗効果でリフレッシュ効果が高いと評判です。
南紀白浜温泉の主な入浴スポット
- 崎の湯: 日本最古の公共野天風呂の一つで、太平洋に面した岩場に設けられた露天風呂。波の音を聞きながら入浴できる絶景スポット。天候や波の状態によっては入浴不可の場合もあるため、事前確認がおすすめ。
- 白浜温泉 牟婁の湯: 歴史的な名称を継承した公衆浴場。地元の人々にも愛される湯処。
- 綱の湯: 江戸時代から続く伝統ある共同浴場。素朴な雰囲気が魅力。
南紀白浜温泉周辺の観光スポット
- 白良浜: 真っ白な砂浜が約620m続く美しいビーチ。「東洋のハワイ」とも称され、国内屈指の海水浴場として知られています。夏季は多くの海水浴客で賑わいます。
- 千畳敷: 太平洋に突き出た巨大な岩畳。波に浸食された独特の地形が続き、ダイナミックな自然美を楽しめます。
- 三段壁: 高さ約60mの断崖絶壁。波が打ち寄せる壮観な景色が見られます。断崖下の洞窟(三段壁洞窟)にはエレベーターでアクセスでき、かつて熊野水軍が舟を隠していた洞窟を見学できます。
- アドベンチャーワールド: 国内最多のジャイアントパンダを飼育するテーマパーク。サファリパーク・水族館・遊園地を備え、家族旅行に最適。白浜観光のメインスポットの一つ。
- 円月島(高嶋): 白浜海岸沖に浮かぶ小さな島で、中央に円形の穴が開いた独特の形が特徴。夕暮れ時に穴の中に沈む夕日を望む絶景ポイントとして有名。
- 熊野古道(中辺路・大辺路): 白浜から内陸に向かうと、ユネスコ世界遺産の熊野古道へアクセスできます。熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)参拝と合わせた旅もおすすめ。
| 住所 Address |
和歌山県西牟婁郡白浜町 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開場時間 Opening hours |
施設により異なる(崎の湯は8:00〜17:00) |
| 入場料 Admission fee |
施設により異なる(崎の湯は500円) |
| 定休日 Holiday |
施設により異なる |
| アクセス・最寄り駅 Access, Nearest station |
JR白浜駅より自動車・バス(約10〜15分) |
| 駐車場 Parking Lot |
宿泊施設・観光施設に有り |
| URL URL |
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日本三古泉を訪れる際のポイント
日本三古泉を訪れる際には、以下のポイントを押さえておくとより充実した旅になります:
- 季節選び: 各温泉地は四季折々の風情があります。春の桜、夏の海水浴(白浜)、秋の紅葉(有馬・道後周辺)、冬の雪景色(有馬)など、訪れる時期によって異なる魅力を楽しめます。
- 日帰り vs 宿泊: 日帰り入浴も可能ですが、せっかくなら一泊して温泉地の雰囲気をゆっくり味わうことをお勧めします。夕食・朝食付きの旅館に泊まれば、地元の新鮮な食材を使った料理も楽しめます。
- 周辺観光: 各温泉地の周辺には歴史的な寺社や自然景観、グルメスポットなどがあります。有馬では六甲山、道後では松山城・坊っちゃん列車、白浜では白良浜・アドベンチャーワールド・熊野古道など、温泉以外の観光も充実しています。
- 温泉マナー: 公衆浴場では、タオルを湯船に入れない、かけ湯をするなど、基本的な温泉マナーを守りましょう。
- 混雑回避: 週末・祝日・夏休み・年末年始は特に混雑します。平日の訪問や早朝・夜間の入浴がおすすめです。特に道後温泉本館は人気が高いため、開館直後か閉館間際が比較的空いています。
- 入浴前の体調確認: 温泉は健康効果が高い反面、血圧が高い方や体調が優れない方は長時間入浴を避けるべきです。各施設の注意事項をよく読み、無理のない入浴を心がけましょう。
- 三湯を巡る旅程設計: 三つの温泉地を一度の旅行で巡る「日本三古泉巡り」は、日本のディープな温泉文化を体験する贅沢なプランです。移動距離はありますが、各地の個性豊かな温泉と文化・自然を存分に楽しめます。
日本三古泉に関するよくある質問(FAQ)
- Q. 日本三古泉と日本三名泉は違うのですか?
- 日本三名泉は、有馬温泉(兵庫県)・草津温泉(群馬県)・下呂温泉(岐阜県)の三つを指し、泉質や温泉地としての知名度・評価を基準とした呼称です。一方、日本三古泉は「歴史の古さ」を基準とした呼称で、有馬温泉・道後温泉・白浜温泉の三つを指します。有馬温泉は両方にランクされています。
- Q. 日本三古泉のうち、最も古い温泉はどれですか?
- 一般的には道後温泉が日本最古の温泉と言われています。「日本書紀」には596年(推古天皇4年)に聖徳太子が訪れたという記録があり、さらには3000年前から利用されてきたとも伝えられています。ただし、有馬温泉も古事記・日本書紀に記されており、どちらが「最古」かは厳密には特定できないとする説もあります。
- Q. 日本三古泉は日帰りで入浴できますか?
- はい、三か所ともに日帰り入浴が可能です。有馬温泉の「金の湯・銀の湯」、道後温泉の「本館・飛鳥乃湯泉・椿の湯」、白浜温泉の「崎の湯・牟婁の湯」など、比較的リーズナブルな料金で入浴できる公衆浴場が揃っています。
- Q. 道後温泉本館の保存修理工事は完了しましたか?
- はい、完了しています。2019年1月から始まった保存修理工事は2024年7月11日に完了し、道後温泉本館は全館営業を再開しました。耐震補強と外観修復が行われ、「神の湯」「霊の湯」の全浴室と2・3階の休憩室がすべて利用可能となっています。
- Q. 有馬温泉の金泉と銀泉は同じ場所で入れますか?
- 「金の湯」では金泉のみ、「銀の湯」では銀泉のみの入浴となります。両方を楽しむには、それぞれの施設を個別に訪問するか、両方の泉質を備えた旅館に宿泊するのが最も手軽です。「金の湯」と「銀の湯」は徒歩数分の距離にあるため、はしご湯を楽しむことも可能です。
- Q. 白浜温泉の崎の湯は混浴ですか?
- 崎の湯は男女別の露天風呂です。太平洋に面した岩場に設けられた野天風呂で、波の音を聞きながら大海原を眺めることができます。ただし、天候・波の状態によっては臨時休業になる場合があるため、訪問前に確認することをおすすめします。
まとめ
日本三古泉の有馬温泉、道後温泉、白浜温泉は、それぞれが1000年以上の歴史を持ち、独自の魅力を備えた温泉地です。古代から皇族や文化人に愛されてきたこれらの温泉は、現代でも多くの人々に癒しと感動を与え続けています。
有馬温泉は金泉・銀泉という二種類の泉質と豊臣秀吉ゆかりの歴史が、道後温泉は国重要文化財の本館建築と夏目漱石の文学的舞台が、白浜温泉は太平洋を望む絶景露天風呂と雄大な自然景観が、それぞれの個性となっています。
三か所それぞれに異なる泉質・歴史・文化・自然があるため、一か所ずつ丁寧に訪れることでも、あるいは「日本三古泉巡り」として三か所を巡る旅を計画することでも、深く豊かな温泉体験ができます。日本の温泉文化の原点を辿るこの旅は、現代の忙しい日常から離れ、心身ともにリフレッシュするための最良の選択の一つです。
日本の温泉文化を体感したい方、歴史ある温泉地を訪れたい方には、ぜひこの日本三古泉をお勧めします。それぞれの温泉地で異なる泉質や雰囲気を楽しみ、日本の温泉文化の奥深さを感じてください。

