広島県の蛍(ホタル)の名所・鑑賞スポットまとめ・一覧 / Popular Firefly Viewing Spots in Hiroshima 〜見頃、イベント、住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、最寄り駅、駐車場〜
広島県は、中国山地の豊かな渓谷や清流に恵まれ、日本でも有数の蛍(ホタル)の生息地が点在する地域です。県北部の庄原市や安芸太田町には、環境省の「ふるさといきものの里100選」に選ばれるほどの美しい自然環境が残っており、毎年6月中旬から7月にかけて、ゲンジボタルやヘイケボタルの幻想的な光の舞を楽しむことができます。
広島県の蛍スポットの特徴は、渓谷・峡谷と一体になった鑑賞環境にあります。三段峡や帝釈峡といった国の名勝・天然記念物に指定される景勝地では、渓流のせせらぎと蛍の光が織りなす風景を堪能でき、湯来温泉では温泉と蛍鑑賞を組み合わせた贅沢な初夏の体験が可能です。
この記事では、広島県内で蛍(ホタル)が鑑賞できる厳選5つの名所を、見頃の時期・アクセス・イベント情報・駐車場の有無など、訪問に必要な情報とともに詳しく紹介します。各スポットの特徴や見どころも解説していますので、広島で蛍鑑賞を計画する際の参考にしてください。
広島県の蛍(ホタル)の名所・鑑賞スポットまとめ・一覧 / Popular Firefly Viewing Spots in Hiroshima 〜見頃、イベント、住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、最寄り駅、駐車場〜
ほたる見公園 / Hotarumi Kouen(Hotarumi Park)
広島県庄原市口和町に位置する「ほたる見公園」は、その名の通り蛍の鑑賞を目的として整備された公園です。中国山地の山間部にあり、周囲を流れる清流と豊かな自然環境が、ゲンジボタルの理想的な生息地を形成しています。
毎年6月中旬から7月上旬にかけて開催される「ほたるを見る会」では、地元のボランティアガイドによる案内のもと、蛍の生態や観察のポイントについて学びながら鑑賞を楽しむことができます。日没後の18時頃から21時頃が最も蛍の活動が活発になる時間帯で、数百匹のゲンジボタルが一斉に光を放つ様子は圧巻です。
園内には30台分の無料駐車場が完備されており、車でのアクセスが便利です。JR備後庄原駅からは車で約25分の距離にあります。入園無料で24時間開放されているため、気軽に訪れることができるスポットです。
| 例年の見頃 Best time to see |
6月中旬~7月上旬 18時〜21時頃 |
| イベント Event |
ほたるを見る会 |
| 住所 Address |
広島県庄原市口和町大月2-1 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
JR備後庄原駅より自動車(25分) |
| 駐車場 Parking Lot |
30台 無料(Free) |
三段峡 / Sandankyou
三段峡は、広島県山県郡安芸太田町を流れる柴木川沿いに広がる全長約16kmの大峡谷で、国の特別名勝に指定されている西日本屈指の景勝地です。切り立った断崖と清澄な渓流が織りなす絶景は四季折々の美しさを見せますが、初夏の蛍シーズンは格別の趣があります。
6月中旬から7月初旬にかけて、峡谷内の清流沿いではゲンジボタルが飛び交い、渓谷の暗闇に淡い黄緑色の光が無数に浮かび上がる幻想的な光景が広がります。毎年開催される「三段峡ホタルまつり」は地元でも人気の高いイベントで、多くの来場者が訪れます。
広島駅から高速バスで約1時間15分とアクセスしやすく、約600台分の無料駐車場も備わっているため、日帰りでの訪問も十分可能です。昼間は峡谷散策やカヤック体験を楽しみ、日没後に蛍鑑賞を行うプランがおすすめです。
| 例年の見頃 Best time to see |
6月中旬~7月初旬 |
| イベント Event |
三段峡ホタルまつり |
| 住所 Address |
広島県山県郡安芸太田町柴木川 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
JR広島駅より高速バス(約1時間15分) |
| 駐車場 Parking Lot |
約600台 無料(Free) |
滝山峡 滝山橋上流 / Takiyamakyou, Takiyama Bashi Jouryu(Takiyamakyou, Takiyama Bridge Upper Stream)
安芸太田町の滝山川沿いに位置する滝山峡は、三段峡と同じ太田川水系に属する渓谷です。三段峡ほど知名度は高くありませんが、その分観光客が少なく、静寂の中で蛍の光を独占できる穴場スポットとして地元の愛好家に親しまれています。
見頃は6月下旬から7月上旬で、滝山橋の上流域を中心にゲンジボタルが飛翔します。人工照明の影響が少ない渓谷の環境は蛍の生息に適しており、澄んだ渓流の水音だけが聞こえる暗闇の中、ゆっくりと明滅する蛍の光は格別の風情です。
なお、専用の駐車場やイベントは設けられていないため、訪問時は路上駐車にならないよう配慮が必要です。JR横川駅から車で約1時間の距離にあり、足元が暗いため懐中電灯(赤いセロハンを貼ったもの)の持参をおすすめします。
| 例年の見頃 Best time to see |
6月下旬~7月上旬 |
| イベント Event |
無し(None) |
| 住所 Address |
広島県山県郡安芸太田町滝山川 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
JR横川駅より自動車(約1時間) |
| 駐車場 Parking Lot |
無し(None) |
湯来温泉 / Yuki Onsen(Yuki Hot Springs)
広島市佐伯区湯来町に位置する湯来温泉は、広島市内から最もアクセスしやすい蛍鑑賞スポットのひとつです。約1500年の歴史を持つ名湯として知られるこの温泉地は、水内川沿いの豊かな自然に囲まれ、蛍が飛び交う美しい里山の風景が広がっています。
見頃は6月中旬から7月中旬と比較的長い期間にわたって蛍を楽しむことができるのが特徴です。毎年恒例の「湯来温泉ホタルまつり」は、温泉街を挙げての一大イベントで、蛍の鑑賞だけでなく地元の物産展やステージイベントも催されます。
温泉に浸かった後、浴衣姿で夕涼みをしながら蛍を眺めるという贅沢な過ごし方ができるのは、湯来温泉ならではの魅力です。JR五日市駅から湯来温泉行きバスで約1時間15分。温泉旅館や日帰り入浴施設に駐車場が併設されているため、宿泊や入浴と合わせて利用すると便利です。
| 例年の見頃 Best time to see |
6月中旬~7月中旬 |
| イベント Event |
湯来温泉ホタルまつり |
| 住所 Address |
広島県広島市佐伯区湯来町大字多田 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間(温泉・宿泊施設は各施設による) |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free)(温泉・宿泊施設は各施設による) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round)(温泉・宿泊施設は各施設による) |
| 最寄り駅 Nearest station |
JR五日市駅より湯来温泉行きバス(約1時間15分) |
| 駐車場 Parking Lot |
無し(None)(温泉・宿泊施設は各施設による) |
帝釈峡 / Teishakukyou
帝釈峡は、広島県神石郡神石高原町から庄原市東城町にかけて広がる全長約18kmの石灰岩渓谷で、国の名勝に指定されています。雄橋(おんばし)をはじめとする天然の石灰岩アーチや鍾乳洞など、ダイナミックな地形が見どころですが、初夏にはここでしか見られない希少な蛍の光景が広がります。
帝釈峡で鑑賞できる蛍の最大の特徴は「キンボタル(金蛍)」の存在です。一般的なゲンジボタルやヘイケボタルとは異なる小型の蛍で、金色に近い独特の光を放ちます。見頃は7月上旬から中旬と、他のスポットよりやや遅い時期になります。
人気の「キンボタル イルミネーションガイドツアー」では、地元ガイドの案内で峡谷の闇の中を歩きながら、キンボタルの光が無数に瞬く幻想的な世界を体験できます。広島駅から高速バスで東城方面へ向かい、「東城」バス停下車後、車で約15分です。周辺に駐車場があるため、車での訪問が便利です。
| 例年の見頃 Best time to see |
7月上旬~7月中旬 |
| イベント Event |
キンボタル イルミネーションガイドツアー |
| 住所 Address |
広島県神石郡神石高原町 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
広島駅より高速バス東城方面行き「東城」下車、自動車(15分) |
| 駐車場 Parking Lot |
周辺に有り |
広島県で蛍を鑑賞する際のポイントと注意事項
広島県内の蛍スポットを訪れる際に、より充実した鑑賞体験のために知っておきたいポイントをまとめました。
鑑賞に適した条件
- 天候:蛍は風がなく蒸し暑い曇りの夜に最も活発に飛翔します。雨天や風の強い日は活動が鈍くなるため、天気予報を確認してから出かけましょう。
- 時間帯:日没後の19時30分~21時頃が蛍の活動のピークです。この時間帯に合わせて現地に到着するよう計画してください。
- 月明かり:月の明るい夜よりも、新月前後や曇天の夜のほうが蛍の光がよく映えます。
- 気温:気温20℃以上、湿度が高い夜がベストコンディションです。
マナーと注意事項
- 光を向けない:懐中電灯やスマートフォンの光を蛍に直接向けると、蛍の発光活動を妨げます。足元の安全確認には赤いセロハンを貼った懐中電灯を使用してください。
- 蛍を捕まえない:蛍の成虫の寿命は約1~2週間と短く、捕獲は個体群の減少に直結します。鑑賞のみにとどめ、持ち帰りは絶対にやめましょう。
- 静かに鑑賞する:大きな声や物音は蛍の活動に影響を与えます。静かに鑑賞しましょう。
- 虫よけ対策:蛍の生息地は水辺のため蚊も多くいます。長袖・長ズボンの着用や虫よけスプレーの使用をおすすめします。
- 足元の安全:渓谷や川沿いの暗い道を歩くため、歩きやすい靴を履いて訪問してください。
- ゴミの持ち帰り:蛍の生息環境を守るため、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
広島県の蛍スポットの見頃カレンダー
| スポット名 | 見頃の時期 | 主な蛍の種類 |
| ほたる見公園 | 6月中旬~7月上旬 | ゲンジボタル |
| 三段峡 | 6月中旬~7月初旬 | ゲンジボタル |
| 滝山峡 滝山橋上流 | 6月下旬~7月上旬 | ゲンジボタル |
| 湯来温泉 | 6月中旬~7月中旬 | ゲンジボタル・ヘイケボタル |
| 帝釈峡 | 7月上旬~7月中旬 | キンボタル |
よくある質問(FAQ)
広島県で蛍が見られる時期はいつですか?
広島県内の蛍の見頃は、例年6月中旬から7月中旬です。ほたる見公園や三段峡では6月中旬から、帝釈峡のキンボタルは7月上旬からと、スポットによって時期が異なります。気候条件によって前後する場合があるため、訪問前に最新情報をご確認ください。
広島市内から日帰りで行ける蛍スポットはどこですか?
広島市内から最もアクセスしやすいのは湯来温泉(JR五日市駅からバスで約1時間15分)と三段峡(広島駅から高速バスで約1時間15分)です。どちらも公共交通機関で日帰り訪問が可能で、特に三段峡は約600台の無料駐車場を完備しているため車でのアクセスも便利です。
広島県の蛍鑑賞スポットに入場料はかかりますか?
この記事で紹介している広島県内の5つの蛍鑑賞スポットは、すべて入場料無料で蛍を鑑賞できます。湯来温泉では温泉施設の利用は別途料金がかかりますが、蛍の鑑賞自体は無料です。帝釈峡のガイドツアーは別途参加費が必要な場合があります。
帝釈峡のキンボタルとは何ですか?
キンボタル(金蛍)は、帝釈峡周辺で見られる小型の蛍の一種で、一般的なゲンジボタルやヘイケボタルとは異なる金色に近い独特の光を放つのが特徴です。見頃は7月上旬から中旬で、帝釈峡では「キンボタル イルミネーションガイドツアー」が開催され、ガイドの案内のもと幻想的なキンボタルの光を間近で体験できます。
蛍鑑賞に適した服装や持ち物は?
蛍の生息地は水辺で蚊が多いため、長袖・長ズボンの着用をおすすめします。足元が暗い場所が多いので歩きやすい靴は必須です。懐中電灯は赤いセロハンを貼って蛍への影響を軽減しましょう。また、虫よけスプレー、タオル、飲み物の持参もおすすめします。カメラで撮影する場合は三脚と長時間露光の設定が必要です。フラッシュ撮影は蛍の活動を妨げるため絶対に使用しないでください。
まとめ
広島県には、渓谷や温泉地といった多彩な環境で蛍を鑑賞できるスポットが揃っています。蛍の名前を冠した「ほたる見公園」での家族向けの鑑賞会、国の特別名勝「三段峡」での渓谷と蛍の共演、隠れた名所「滝山峡」での静寂の中の鑑賞、温泉と組み合わせた「湯来温泉」での癒やし体験、そして希少なキンボタルに出会える「帝釈峡」のガイドツアーと、それぞれに異なる魅力があります。
蛍の見頃は6月中旬から7月中旬と限られた期間です。広島県の蛍スポットはいずれも入場無料で訪問できますので、初夏の広島を訪れる際はぜひ幻想的な蛍の光を体験してみてください。

