神奈川県の蛍(ホタル)の名所・鑑賞スポットまとめ・一覧 / Popular Firefly Viewing Spots in Kanagawa 〜見頃、イベント、住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、最寄り駅、駐車場〜

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親記事:日本全国・都道府県の蛍(ホタル)の名所・鑑賞スポットまとめ・一覧 / Popular Firefly Viewing Spots in Japan 〜見頃、イベント、住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、最寄り駅、駐車場〜

神奈川県は、横浜や箱根などの観光地として知られる一方、丹沢山系や足柄平野の清流沿いを中心に、蛍(ホタル)が生息する豊かな自然環境が今も残されています。都心からのアクセスが良く、日帰りでも蛍鑑賞を楽しめるのが神奈川県の大きな魅力です。

蛍(ホタル)は、清らかな水と澄んだ空気のある環境でのみ生息できる、日本の初夏を象徴する昆虫です。主にゲンジボタルとヘイケボタルの2種類が観賞の対象となり、ゲンジボタルは5月下旬から6月中旬にかけて、ヘイケボタルはやや遅れて6月中旬から7月上旬にかけてが見頃となります。幻想的な光を放ちながら飛び交う蛍の姿は、古くから日本人の心を捉え、和歌や文学にも数多く詠まれてきました。

しかし近年、都市化の進行や水質の変化により、蛍を観賞できる場所は年々減少しています。そのため、蛍が生息する地域は貴重な自然環境の指標ともいえます。神奈川県内には、地域住民やボランティアの方々の保全活動によって蛍の生息地が守られているスポットが数多くあります。

この記事では、神奈川県内で蛍(ホタル)を鑑賞できる名所・スポットを厳選して9か所紹介します。各スポットの見頃の時期、アクセス方法、入場料、駐車場情報など、実際に訪れる際に必要な情報を詳しくまとめています。

神奈川県の蛍(ホタル)の名所・鑑賞スポットまとめ・一覧 / Popular Firefly Viewing Spots in Kanagawa 〜見頃、イベント、住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、最寄り駅、駐車場〜

三溪園 蛍の夕べ / Sankei En, Hotaru No Yuhbe(Sankei En, Firefly Evening)

三溪園は、明治時代に実業家・原三溪によって造られた広大な日本庭園で、国の名勝にも指定されている横浜を代表する文化財庭園です。17.5ヘクタールの敷地内には京都や鎌倉から移築された歴史的建造物が点在し、四季折々の美しい景観が楽しめます。

毎年6月には「蛍の夕べ」が開催され、園内の小川や池のほとりでゲンジボタルやヘイケボタルの幻想的な光を楽しむことができます。通常17時閉園のところ、蛍の観賞期間中は21時まで延長開園されるため、日没後の幽玄な雰囲気の中で蛍を鑑賞できます。歴史的建造物と蛍の光が織りなす風景は、他のスポットでは味わえない格別な体験です。

例年の見頃
Best time to see
6月上旬~6月中旬 19時30分~20時30分頃
イベント
Event
三溪園 蛍の夕べ
住所
Address
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
9時~17時(ホタル観賞期間中は9時~21時 入場は閉園の30分前まで)
入場料
Admission fee
大人(中学生以上)500円、小人(小学生)200円
定休日
Holiday
12月29日~12月31日
最寄り駅
Nearest station
JR根岸駅より横浜市営バス58・99・101系統(10分)「本牧」下車(徒歩10分)
駐車場
Parking Lot
100台 (2時間500円 以降30分毎100円 1日上限1000円)

浄徳院菖蒲園 / Joutokuin Shoubu En

浄徳院菖蒲園は、秦野市の丹沢山麓に位置する菖蒲と蛍の名所です。丹沢の清流に恵まれた自然豊かな環境に広がるこの菖蒲園では、色とりどりの菖蒲の花が咲く時期に合わせて蛍も飛び交い始めます。

毎年恒例の「ほたる祭り」では、地域の方々が大切に育ててきたゲンジボタルを間近で鑑賞でき、菖蒲の花と蛍の光の共演は初夏ならではの風情を感じさせてくれます。見頃の期間が6月上旬から7月上旬と比較的長いのも特徴で、入場無料・24時間開放のため、気軽に訪れることができます。秦野の豊かな自然の中で過ごす静かな夜のひとときは格別です。

例年の見頃
Best time to see
6月上旬~7月上旬 9時30分~21時
イベント
Event
ほたる祭り
住所
Address
神奈川県秦野市菖蒲弁天沢1295
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
小田急渋沢駅より上地区乗合自動車八沢行き(7分)「菖蒲自治会館前」下車(徒歩3分)
駐車場
Parking Lot
浄徳院駐車場 25台 無料(Free)

県立座間谷戸山公園 / Kenritsu Zama Yatoyama Kouen(Prefectural Zama Yatoyama Park)

県立座間谷戸山公園は、座間市に残る貴重な谷戸(やと)の地形を活かして整備された自然公園です。谷戸とは丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形のことで、湧き水や湿地が豊富な独特の生態系が形成されています。

園内の「水鳥の池」や湿地帯周辺では、6月になるとゲンジボタルの光が水面に映り込み、幻想的な光景が広がります。都市部にありながら里山の原風景を残す貴重なスポットであり、小田急座間駅から徒歩15分というアクセスの良さも魅力です。146台分の無料駐車場が完備されているため、車での来園にも便利です。特定のイベントは開催されていませんが、自然のままの蛍の姿を静かに楽しめる穴場スポットです。

例年の見頃
Best time to see
6月上旬〜下旬 20時頃
イベント
Event
無し(None)
住所
Address
神奈川県座間市入谷3丁目
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
小田急座間駅(徒歩15分)
駐車場
Parking Lot
146台 無料(Free)

厳島湿生公園 / Itsukusima Shissei Kouen(Itsukusima Shissei Park)

厳島湿生公園は、神奈川県中井町にある湿地帯を保全・活用した自然公園です。園内には木道が整備されており、湿地特有の植物や水生生物を間近に観察できます。公園名の由来となった厳島神社が隣接しており、古くから清水が湧き出る神聖な場所として知られてきました。

この清らかな湧き水が蛍の生息に適した環境を作り出しており、5月中旬から6月中旬にかけて、ゲンジボタルの美しい光を楽しむことができます。神奈川県内では比較的早い時期から蛍が見られるスポットとして知られています。入場無料で24時間開放されており、木道から安全に蛍を観賞できるのもポイントです。静かな湿地の夜を彩る蛍の光は、都会の喧騒を忘れさせてくれます。

例年の見頃
Best time to see
5月中旬~6月中旬 19時~20時30分頃
イベント
Event
無し(None)
住所
Address
神奈川県中井町井ノ口1310
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
小田急秦野駅より井ノ口・団地中央経由二宮駅北口行きバス(20分)「北窪入口」下車(徒歩1分)、JR二宮駅より南が丘経由・西大竹経由秦野駅南口行きバス(20分)「北窪入口」下車(徒歩1分)
駐車場
Parking Lot
約20台 無料(Free)

松ノ木河原ホタル鑑賞地 / Matsunokigawara Hotaru Kanshouchi(Matsunokigawara Firefly Viewing Area)

松ノ木河原ホタル鑑賞地は、足柄上郡開成町を流れる酒匂川の支流沿いに位置する蛍の観賞スポットです。開成町は「あじさいの里」としても知られる自然豊かな町で、水田と清流に恵まれた環境がゲンジボタルの生息地となっています。

見頃は5月下旬から6月上旬と神奈川県内でも早い時期で、田植えが終わった水田のそばを飛び交う蛍の姿は日本の原風景そのものです。駐車場がないため、公共交通機関の利用が推奨されます。小田急新松田駅からバスでアクセスでき、周辺に人工的な照明が少ないため、蛍の光がより一層鮮やかに映えます。自然のままの里山で蛍を楽しみたい方におすすめのスポットです。

例年の見頃
Best time to see
5月下旬~6月上旬 19時~20時頃
イベント
Event
無し(None)
住所
Address
神奈川県開成町吉田島
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
小田急新松田駅より箱根登山バス(10分)「吉田島総合高校前」下車(徒歩5分)
駐車場
Parking Lot
無し(None)

瀬戸屋敷 / Seto Yashiki(Seto Mansion)

瀬戸屋敷は、江戸時代に建てられた築300年以上の歴史を持つ古民家で、開成町の重要な文化財として保存・公開されています。広い敷地内には主屋や土蔵、庭園があり、日本の伝統的な農村建築の姿を今に伝えています。

毎年5月末には「ホタル観賞会」が開催され、屋敷の敷地内や周辺の水路でゲンジボタルの光を楽しむことができます。築300年の茅葺き屋根の古民家を背景に、蛍が舞い飛ぶ光景は、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような趣があります。通常の開園時間は17時までですが、ホタル観賞会の日は19時から20時30分まで特別に夜間開放されます。歴史と自然が融合した、神奈川県内でも特に情緒豊かな蛍鑑賞スポットです。

例年の見頃
Best time to see
5月30日、5月31日 19時~20時30分頃
イベント
Event
ホタル観賞会
住所
Address
神奈川県開成町金井島1336
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
10時~17時(ホタル観賞会は19時~20時30分)
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
最寄り駅
Nearest station
小田急新松田駅より箱根登山バス関本行き(10分)「四ツ角」下車(徒歩20分)
駐車場
Parking Lot
20台 無料(Free)

箱根湯本 ほたる公園 / Hakone Yumoto Hotaru Kouen(Hakone Yumoto Firefly Park)

箱根湯本ほたる公園は、箱根の玄関口・箱根湯本温泉街の近くに位置する小さな公園です。早川の清流沿いに整備されたこの公園は、箱根の山々から流れ込む清らかな水がゲンジボタルの生息環境を支えています。

6月上旬から下旬にかけて蛍が飛び交い、温泉街の風情と相まって趣深い夜の散策を楽しめます。箱根登山鉄道の箱根湯本駅からアクセスしやすく、温泉旅行のついでに立ち寄れるのが大きな魅力です。入場無料・24時間開放で、日帰り温泉や夕食の後にふらりと訪れて蛍の光を眺めるという贅沢な過ごし方ができます。箱根の澄んだ空気の中で楽しむ蛍鑑賞は、温泉とともに初夏の箱根旅行の思い出となることでしょう。

例年の見頃
Best time to see
6月上旬~6月下旬 19時30分~21時頃
イベント
Event
無し(None)
住所
Address
神奈川県箱根町湯本
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
箱根登山鉄道鉄道線 箱根湯本駅
駐車場
Parking Lot
周辺に有り(Available)

万葉公園 / Manyou Kouen(Manyou Park)

万葉公園は、温泉地として名高い湯河原町に位置し、万葉集にも詠まれた湯河原の自然を今に伝える歴史ある公園です。園内には千歳川沿いの遊歩道が整備され、四季折々の草花と渓流の景観を楽しむことができます。

毎年6月上旬から中旬にかけて「ほたるの宴」が開催され、千歳川沿いでゲンジボタルが乱舞する様子を鑑賞できます。川のせせらぎと蛍の光の競演は、万葉の時代から変わらぬ日本の原風景を感じさせてくれます。温泉街に近いため、蛍鑑賞の前後に湯河原温泉を楽しむことができるのも大きな魅力です。JR湯河原駅からバスで約10分とアクセスも良好で、初夏の湯河原観光の目玉イベントとなっています。

例年の見頃
Best time to see
6月上旬~6月中旬 20時~21時頃
イベント
Event
ほたるの宴
住所
Address
神奈川県足柄下郡湯河原町宮上704
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
JR湯河原駅より箱根登山バス・伊豆箱根バス不動滝行き・奥湯河原行き(10分)「落合橋」下車(徒歩5分)
駐車場
Parking Lot
周辺に有り(Available)

松葉沢ほたるの里 / Matsubasawa Hotaru No Sato(Matsubasawa Firefly Village)

松葉沢ほたるの里は、愛川町半原地区の松葉沢沿いに広がる蛍の生息地です。愛川町は丹沢山系の東麓に位置し、中津川やその支流の清流に恵まれた自然豊かな地域です。地元の保全団体による長年の活動により、蛍が安定して生息できる環境が維持されています。

毎年6月上旬から中旬にかけて「ホタル観賞の夕」が開催され、松葉沢の清流沿いでゲンジボタルの光を楽しむことができます。周囲が山に囲まれた谷あいのため人工的な光が少なく、蛍本来の淡い光を存分に堪能できるのが最大の特徴です。駐車場はありませんが、小田急本厚木駅からバスで約30分、「愛川大橋」バス停から徒歩1分とアクセスは良好です。自然の中で本物の蛍の光に包まれる体験は、訪れる人の心に深く残ることでしょう。

例年の見頃
Best time to see
6月上旬~6月中旬 20時頃
イベント
Event
ホタル観賞の夕
住所
Address
神奈川県愛川町半原
地図
Map
地図(Map)
開園時間
Opening hours
24時間
入場料
Admission fee
無料(Free)
定休日
Holiday
無休(Open all year round)
最寄り駅
Nearest station
小田急本厚木駅よりバス(30分)「愛川大橋」下車(徒歩1分)
駐車場
Parking Lot
無し(None)

神奈川県で蛍(ホタル)を鑑賞する際のポイント・注意事項

蛍の鑑賞をより楽しむために、以下のポイントを参考にしてください。

見頃の時期と時間帯

神奈川県内の蛍の見頃は、おおむね5月中旬から7月上旬です。ゲンジボタルは5月下旬~6月中旬、ヘイケボタルは6月中旬~7月上旬が中心となります。鑑賞に最適な時間帯は19時30分~21時頃で、日没後に気温が落ち着き、風の穏やかな夜に多くの蛍が飛び交います。

天候・気象条件

蛍は、蒸し暑く風のない曇りの夜に最も活発に活動します。雨天や風の強い日、気温が低い日は飛翔数が減る傾向があります。訪問前に天気予報を確認し、条件の良い日を選びましょう。

鑑賞時のマナー

  • 懐中電灯やスマートフォンの光:蛍は強い光を嫌います。懐中電灯を使う場合は赤いセロハンを貼り、蛍が飛んでいるエリアではライトを消しましょう。スマートフォンの画面の光にも注意が必要です。
  • フラッシュ撮影の禁止:蛍の生態に悪影響を与えるため、フラッシュ撮影は控えてください。
  • 蛍を捕まえない:蛍の成虫の寿命は約1~2週間と非常に短く、この間に繁殖活動を行います。捕獲は蛍の減少につながりますので、観賞のみにとどめましょう。
  • 静かに鑑賞する:大きな声や物音は蛍の活動を妨げます。静かに鑑賞しましょう。
  • 虫除けスプレー:蛍に影響を与える可能性があるため、蛍がいるエリアでの使用は控え、事前に塗っておくか長袖・長ズボンで対策しましょう。

服装・持ち物

蛍鑑賞は夜間の屋外活動となるため、長袖・長ズボンの着用をおすすめします。足元が暗く不安定な場所もあるため、歩きやすい靴を選びましょう。蚊などの虫対策も忘れずに行いましょう。