香川県の蛍(ホタル)の名所・鑑賞スポットまとめ・一覧 / Popular Firefly Viewing Spots in Kagawa 〜見頃、イベント、住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、最寄り駅、駐車場〜
香川県は四国の北東部に位置し、瀬戸内海に面した温暖な気候と、讃岐山脈から流れ出る清流に恵まれた地域です。県内には香東川や金倉川など水質の良い河川が多く、蛍(ホタル)が生息するための条件である「きれいな水」「適度な湿度」「暗い環境」が揃った場所が点在しています。
香川県で見られる蛍(ホタル)の種類は、主にゲンジボタルとヘイケボタルの2種類です。ゲンジボタルは体長15mm前後と大型で、ゆっくりと強い光を放ちながら飛翔するのが特徴です。一方、ヘイケボタルは体長8mm程度と小型で、短い間隔で点滅する光を発します。香川県内のスポットではゲンジボタルが多く見られ、5月下旬から6月下旬にかけてが最盛期となります。
香川県のホタル鑑賞スポットは、高松市の塩江温泉郷エリアからまんのう町、三豊市、さぬき市まで県内各地に広がっています。温泉とセットで楽しめるスポットや、地元の保全活動によって蛍の生息環境が守られている場所など、それぞれに異なる魅力があります。以下では、香川県内で蛍を鑑賞できる代表的な名所を、見頃やアクセス情報とともに詳しく紹介します。
香川県の蛍(ホタル)の名所・鑑賞スポットまとめ・一覧 / Popular Firefly Viewing Spots in Kagawa 〜見頃、イベント、住所、地図、開園・閉園時間、入場料(無料・有料)、定休日、最寄り駅、駐車場〜
香東川 / Koutou Gawa(Koutou River)
香東川は、高松市の奥座敷として知られる塩江温泉郷を流れる清流です。讃岐山脈を源流とするこの川は水質が非常に良く、香川県内でも屈指のホタル鑑賞スポットとして知られています。毎年5月下旬から6月下旬にかけて、川沿いの遊歩道から無数のゲンジボタルが飛び交う幻想的な光景を楽しむことができます。
例年開催される「しおのえホタルまつり」は、地元の方々によるホタルの保護活動とともに行われるイベントで、屋台の出店や地元特産品の販売なども行われます。塩江温泉に宿泊すれば、温泉に浸かった後にゆったりとホタル鑑賞を楽しむことができるため、日帰りだけでなく宿泊での訪問もおすすめです。鑑賞のピークは日没後の19時30分~21時頃で、風のない蒸し暑い夜ほど多くのホタルが飛翔します。
| 例年の見頃 Best time to see |
5月下旬~6月下旬 18時~22時頃 |
| イベント Event |
しおのえホタルまつり |
| 住所 Address |
香川県高松市塩江町安原上東 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
JR高松駅より琴電バス塩江行き(1時間)「塩江」下車(徒歩3分) |
| 駐車場 Parking Lot |
約50台 無料(Free) |
金倉川流域 ほたる見公園 / Kanakura Gawa Ryuiki, Hotarumi Kouen(Kanakura River Drainage Basin, Hotarumi Park)
まんのう町吉野にある「ほたる見公園」は、その名の通りホタル鑑賞を目的として整備された公園です。金倉川の上流域に位置し、周囲を豊かな自然に囲まれた静かな環境の中で、ゲンジボタルの美しい光を間近で観察することができます。
金倉川流域は、地元住民によるホタルの生息環境保全活動が長年にわたって続けられてきたエリアです。農薬の使用を控えた農業や河川の清掃活動により、ホタルの幼虫の餌となるカワニナ(巻貝)が豊富に生息しています。見頃は5月下旬から6月中旬で、20時~21時頃が最も多くのホタルを観察できる時間帯です。まんのう公園やこんぴらさん(金刀比羅宮)の観光と合わせて訪れるのもよいでしょう。駐車場は15台分と限られているため、混雑時は譲り合っての利用が大切です。
| 例年の見頃 Best time to see |
5月下旬~6月中旬 20時~21時頃 |
| イベント Event |
無し(None) |
| 住所 Address |
香川県まんのう町吉野 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
JR琴平駅より自動車(15分) |
| 駐車場 Parking Lot |
15台 無料(Free) |
帰来川 / Kirai Gawa(Kirai River)
帰来川は、三豊市財田町を流れる小さな川で、讃岐山脈の山あいの集落を静かに流れています。周辺には田園風景が広がり、人工的な光が少ないため、ホタルの鑑賞には理想的な環境が整っています。5月中旬から6月中旬にかけて、ゲンジボタルが川面の上をゆっくりと飛び交う様子を見ることができます。
帰来川のホタルスポットは、観光地化されていない素朴な自然の中にあるのが大きな魅力です。地元の方々が日常的に守り続けてきた里山の環境がそのまま残されており、静寂の中で蛍の光だけが浮かび上がる、昔ながらの日本の風景を体感できます。JR讃岐財田駅から徒歩約10分とアクセスも良好で、電車でも気軽に訪れることが可能です。ただし、専用駐車場は設けられていないため、車で訪れる場合は近隣の迷惑にならないよう十分配慮してください。
| 例年の見頃 Best time to see |
5月中旬~6月中旬 |
| イベント Event |
無し(None) |
| 住所 Address |
香川県三豊市財田町財田上 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
JR讃岐財田駅(徒歩10分) |
| 駐車場 Parking Lot |
無し(None) |
門入の郷 / Kadoiri no Sato(Kadoiri Village)
門入の郷は、さぬき市寒川町の山間部にある自然豊かなエリアです。門入ダム周辺に整備された親水空間で、ホタルのほかにもカワセミや野鳥の観察など、四季を通じて自然を楽しむことができます。ホタルの見頃は他のスポットよりもやや遅く、6月中旬から7月中旬にかけてで、ヘイケボタルも多く観察されるのが特徴です。
門入の郷の最大の強みは、260台収容の広い駐車場が完備されている点です。家族連れやグループでの訪問でも駐車場に困ることが少なく、ゆとりをもってホタル鑑賞を楽しめます。また、ダム湖の水面に映るホタルの光は格別の美しさで、他のスポットでは味わえない独特の景観を楽しめます。20時頃が最もホタルが活発に飛翔する時間帯です。神前駅から車で約20分と、やや山奥に位置していますが、その分だけ人工光が少なく、ホタルの光を存分に堪能できる環境が整っています。
| 例年の見頃 Best time to see |
6月中旬〜7月中旬 20時頃 |
| イベント Event |
無し(None) |
| 住所 Address |
香川県さぬき市寒川町石田東門入 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
神前駅より自動車(20分) |
| 駐車場 Parking Lot |
260台 |
大水上神社 / Ohminakami Jinja(Ohminakami Shrine)
大水上神社は、三豊市高瀬町に鎮座する歴史ある神社で、讃岐国の式内社として古くから信仰を集めてきました。神社の境内とその周辺を流れる小川沿いでは、5月下旬から6月中旬にかけてゲンジボタルが飛翔します。神社の荘厳な雰囲気と蛍の幽玄な光が融合した、他では体験できない神秘的な鑑賞体験ができるスポットです。
大水上神社の周辺は、古くから鎮守の森として人の手があまり入っておらず、自然環境が良好に保たれています。そのため、ホタルの生息に必要な清流と豊かな植生が維持されています。参道の石段や鬱蒼とした木々の間をホタルが舞う姿は、まるで平安時代にタイムスリップしたかのような趣があります。専用駐車場はないため、訪問の際は近隣住民への配慮が必要です。JR高瀬駅から車で約15分の場所にあります。
| 例年の見頃 Best time to see |
5月下旬~6月中旬 |
| イベント Event |
無し(None) |
| 住所 Address |
香川県三豊市高瀬町羽方2136-1 |
| 地図 Map |
地図(Map) |
| 開園時間 Opening hours |
24時間 |
| 入場料 Admission fee |
無料(Free) |
| 定休日 Holiday |
無休(Open all year round) |
| 最寄り駅 Nearest station |
JR高瀬駅より自動車(15分) |
| 駐車場 Parking Lot |
無し(None) |
香川県でホタルを鑑賞する際のポイントと注意事項
鑑賞に適した条件
ホタルが最も活発に飛翔するのは、風がなく、蒸し暑い曇りの夜です。気温が20℃以上で湿度が高い日は、多くのホタルが一斉に光を放ちながら飛び交います。逆に、風の強い日や気温が低い日、雨の日はホタルの活動が鈍くなるため、天候を確認してから訪問するのがおすすめです。月明かりが少ない新月前後の夜は、ホタルの光がより鮮明に見えます。
鑑賞時のマナー
ホタルは光に敏感な昆虫です。鑑賞の際は以下のマナーを守ることで、ホタルの生態を守りながら美しい光景を楽しむことができます。
- 懐中電灯やスマートフォンのライトは極力使用しない(足元の安全のためにどうしても必要な場合は、赤いセロハンを貼って光を弱めると効果的です)
- カメラのフラッシュ撮影は禁止されている場所が多いので注意する
- ホタルを捕まえたり、持ち帰ったりしない
- 大声を出さず、静かに鑑賞する
- ゴミは必ず持ち帰る
- 川辺の草むらにはむやみに入らない(ホタルの幼虫や卵を踏んでしまう可能性があります)
- 虫除けスプレーはホタルにも影響を与えるため、鑑賞エリアでの使用は控える
服装と持ち物
ホタルの鑑賞は夜間の屋外で行うため、以下の準備をしておくと快適に過ごせます。
- 長袖・長ズボン(蚊などの虫刺され対策として)
- 歩きやすい靴(川沿いの道は足場が悪いことがあります)
- 薄手の上着(夜間は気温が下がることがあります)
- 赤いセロハンを貼った懐中電灯(足元の安全確保のため)
香川県のホタル鑑賞スポットの比較
香川県内の各スポットにはそれぞれ特色があります。目的や条件に合わせて訪問先を選ぶ際の参考にしてください。
| スポット名 | 見頃 | おすすめポイント | 駐車場 |
| 香東川 | 5月下旬~6月下旬 | ホタルまつりあり・温泉街と併せて楽しめる | 約50台(無料) |
| 金倉川流域 ほたる見公園 | 5月下旬~6月中旬 | ホタル鑑賞専用の公園として整備・こんぴらさん観光と組み合わせ可能 | 15台(無料) |
| 帰来川 | 5月中旬~6月中旬 | 駅から徒歩圏内・昔ながらの里山の風景 | なし |
| 門入の郷 | 6月中旬~7月中旬 | 大型駐車場完備・ダム湖とホタルの共演 | 260台 |
| 大水上神社 | 5月下旬~6月中旬 | 歴史ある神社とホタルの神秘的な雰囲気 | なし |
よくある質問(FAQ)
Q. 香川県でホタルが見られるのはいつ頃ですか?
A. 香川県内のホタルの見頃は、早い場所で5月中旬から始まり、遅い場所では7月中旬頃まで続きます。最も多くのスポットでホタルが見られるのは5月下旬~6月中旬です。スポットによって見頃の時期が異なるため、訪問前に最新の発生状況を確認することをおすすめします。
Q. ホタル鑑賞に最適な時間帯は何時ですか?
A. 一般的に、日没後の19時30分~21時頃が最もホタルが活発に飛翔する時間帯です。完全に暗くなってから30分~1時間後がピークとなることが多いです。ただし、22時を過ぎるとホタルの活動は徐々に落ち着いてきます。
Q. 雨の日でもホタルは見られますか?
A. 小雨程度であればホタルが飛ぶことがありますが、本降りの雨や強風の日はほとんど飛翔しません。ホタル鑑賞に最適なのは、風のない蒸し暑い曇りの夜です。天気予報を確認し、好条件の日を選んで訪問するのがおすすめです。
Q. 子どもと一緒にホタルを見に行けますか?
A. もちろん可能です。香川県内のホタルスポットはいずれも入場無料で、お子さま連れでも気軽に訪れることができます。特に門入の郷は駐車場が広く、ほたる見公園はホタル鑑賞用に整備された場所のため、家族連れに適しています。ただし、夜間で足元が暗いため、お子さまから目を離さないようにしてください。
Q. 香川県のホタルスポットへの交通手段は?
A. 多くのスポットは公共交通機関のアクセスが限られているため、車での訪問が便利です。ただし、帰来川はJR讃岐財田駅から徒歩約10分、香東川は琴電バス塩江行き「塩江」下車で徒歩3分と、電車やバスでもアクセスできるスポットもあります。車で訪れる場合は、専用駐車場がないスポットでは近隣住民の迷惑にならないよう十分注意してください。

