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祈りについて

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この季節、新しい生活に向けて歩みを始める仲間が多くなる。
そんな彼らのためにひそかに祈る回数が増えている。


以前、「どんなときに祈ったことがあるか?」と聞かれて、
「苦しみを背負う覚悟ができたとき」
と答えたが今の気持ちも祈りと呼べる気持ちなのだろうか。


数年前から、自分の中で勝手に
愛とは「人の人間的成長を考え、行動すること」
という定義をしている。
だからこそ、じっと見守り、祈るということも一つの愛だと言い聞かせて毎日を過ごしている。
でも、俺の気持ちを鏡に映し出しすように表情を曇らせる存在が周りにいてくれるから、知らないうちに自分の笑顔が消えていることに気づく。


正直、見守り、祈るだけの自分がやるせない。何か自分にできることはないかと想像してしまう。
それぐらい、まだ自分は我が強い。
いつになったら、自分を捨てて純粋に周りの幸せを願えるのかがわからない。
自分が手助けをしない方が、周りは自力で苦しみを乗り越えて人間的に大きく成長できるというのに。


今ようやくMR.CHILDRENのSUPERMARKET FANTASYを真剣に聴いてみる気になったが「旅立ちの唄」を避けて、「エソラ」を代わりに聴いているのもきっと我が強いからだろう。


結局のところ、祈っている時には周りの幸せを願っているが、振り返ってみるとその行動は仲間が不幸になる姿を見たくないという自分の恐怖心を晴らすためにやっているような気がする。


心の中に「恐怖」がある限り、俺は本当の祈り方を知ることはできないだろう。


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